東京レイヴンズ6 Black Shaman ASSAULT


『東京レイヴンズ6 Black Shaman ASSAULT』(あざの耕平著/富士見ファンタジア文庫)★★★★★

東京レイヴンズ6 Black Shaman ASSAULT (富士見ファンタジア文庫)
東京レイヴンズ6 Black Shaman ASSAULT (富士見ファンタジア文庫)

さすが本編!面白すぎる!!今巻で物語が一気に加速したように思います。春虎の内心にも変化の兆し??

☆あらすじ☆
思い出の中の大切な少女、北斗の正体は、夏目―?実技合宿以来、そんな疑念が拭いきれない春虎。北斗への自分の気持ちが整理できないままの春虎は、夏目に対しても今までのように接することができず、二人の仲は次第にぎくしゃくしたものとなっていく。一方、『上巳の再祓』以降、その脅威が現実的なものとなった『D』は、陰陽庁に宣戦布告。事態を重く見た陰陽庁は『十二神将』を配置し迎撃を試みる。いち早く情報を察知した陰陽塾でも、警戒を強め、密かに準備を整えるのだが―!?すれ違う式神と主、激しさを増す陰と陽の戦い。若き闇鴉たちを取り巻く戦いは、いよいよ本格的になり!?

以下、感想!

 

いよいよ、本編が本格的に再開しました。

 

前巻ラストで北斗=夏目なのか?と疑いを持ち始めた春虎。自分に告白をしてきた北斗が、実は夏目の変装のようなものだったなんて、とすさまじく動揺してしまいます。
でも思ったより北斗=夏目で気持ちに矛盾はなさそう?(俺が好きだったのは北斗だったんだけど、的な。まぁ、物語的にはなくて当たり前か)
そのせいで夏目を意識しすぎるあまり、夏目とギクシャクし、挙げ句仲間内もギクシャクし始めます。

 

そんな春虎とは別に、これまで癒やし要員ではあったけど地味だった天馬の事情もクローズアップ。
彼もなかなかナイーブな事情を抱える男の子でした
。陰陽師の旧家の出身でありながら駆け落ちした母親の分まで祖父母の期待を背負いつつ、それなのに陰陽師としての才能に疑問を持ち始めた天馬。終盤、大友先生が母親の作った「燕」を放ったのをみて、彼は何を思ったのでしょうか。
けっこう好きなキャラなので、今後の活躍に期待です。

 

ギクシャクとする春虎と夏目、落ち込む天馬を抱えて、なんだか空気が重い主人公一団。そんな中、芦屋道満が陰陽塾に襲撃を仕掛けてきます。
狙いは陰陽塾に隠されているとされる夜光の「鴉羽」。同時に陰陽庁が襲撃されたために救援が遅れ、陰陽塾は籠城を余儀なくされます。
最初は塾長の結界で侵入を防いでいたものの、それも天馬に仕掛けられたトラップが発動したことで決壊。そこからはあっという間に乱戦状態に陥ってしまいます。主人公たちは奮闘するものの、相手は伝説の陰陽師。格の違いに読んでいてひやひやしました。途中塾長も参入するものの、おばあちゃん意外に役に立たない(笑)まぁ、彼女は「教育者」であって、現場で活躍するようなタイプではないんでしょうがないんでしょうが。
そんな中で、大友先生が颯爽と主人公たちを救いに現れます。陰陽師スタイルで。そして道満VS大友の呪術バトルがスタート。アマチュアでしかない春虎たちのバトルがメインに展開していたこれまでとは違い、呪文と呪符が飛び交う、いかにも「陰陽師」なアクションシーンは読み応えがありました!

 

頭髪が真っ白になりながらも、途中参加の木暮の助力を得つつ、からくも芦屋道満に勝利。
直後、道満は双角会の比良多によって殺害されてしまいます。事件は不穏な幕引きながらも終結。そして、問題の「鴉羽」は夏目の父親が持ち去ったことが判明します。続く、と。

 

この「東京レイヴンズ」というシリーズは巻を重ねるごとに面白さが増していますね。本当に頁をめくる手が止まらない。芦屋道満の正体は御霊らしく、最後に復活を思わせるシーンも出てきたことだし、再登場しそうです。てか、先輩は道満サイドの人間だったのか、予想外。比良多の暗躍も気になります。
そして、春虎のもやもやにも決着がついてないし、春虎自身の心境にも変化が見えます。呪術バトルに高揚したり「美しい」という感想を抱いたりとか。
これからどうなっていくのか目が離せません!続きも楽しみです。

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