東京レイヴンズ1 SHAMAN*CLAN


『東京レイヴンズ1 SHAMAN*CLAN』(あざの耕平著/富士見ファンタジア文庫)★★★★☆

東京レイヴンズ1 SHAMAN*CLAN (富士見ファンタジア文庫)
東京レイヴンズ1 SHAMAN*CLAN (富士見ファンタジア文庫)

あざの耕平先生の著作は面白いと評判なので読んでみました。現代陰陽師もの。「東京」とタイトルにあるけど、東京が部隊になるのは2巻からみたいです。ザ・序章!って感じだったけど、読みやすいし面白くて一気に読了。

☆あらすじ☆
東京を中心に霊的災害“霊災”が多発するようになった現代。名門・土御門家の血を引きながらも霊的才能に見放された春虎の前に土御門家次代当主であり幼なじみの夏目がやってきて!? あざの流陰陽ファンタジー開幕

では、ネタバレ感想。

 

陰陽師ものって好きなんですよね−。いかにも和風で、だけどファンタジーな世界観がとても好き。西洋ファンタジーももちろん好きだけど、カタカナよりも漢字に親しみがわくので。

 

「東京レイヴンズ」は、平安時代ではなく現代で活躍する陰陽師が活躍する物語です。1巻では主人公・土御門春虎の地元が舞台なのですが、ラストで東京に移動しているので、2巻以降はタイトル通り東京のお話となるようです。

 

1巻は物語の序章の冒頭といった感じなので、登場人物も少なめでした(これは本当に良かった。少年向けライトノベルって初っぱなからやたらめったらキャラが出てくることもあるので・・・)

 

まず、主人公の土御門春虎。陰陽師ものを読んだことがあれば「土御門」の名にピンとくるところ。彼は安倍晴明の末裔、土御門家出身。ただし、分家で見鬼の才(霊能力?)もないので、陰陽師になる気はさらさらなかった高校生です。性格は鈍感・単純・一直線といったかんじ。良くも悪くも少年向けにありがち熱血ヒーローです。ありがち、なんだけどなんだか好感のもてる主人公だった。さっぱりしたイメージというか。ただ、鈍感ぷりがちょっとイラっとくる場面もあったりして、そこは成長してくれると嬉しいなー。

 

次に、春虎の幼なじみの土御門夏目。土御門本家の次代当主という天才少女、だそうなのですが、本番に弱いという。
土壇場に弱い天才って、なんか私には目新しくて、ツンツンしてるけど憎めないヒロインでした。
彼女は春虎と離れて東京で生活していたのですが(1巻では夏休みなので帰省してきていた)、式神を遠隔操作し「北斗」という別の少女としてずっと春虎に接触していたようです。可愛いんだけど、ストーカーちっくに感じたのは私だけ?夏目は東京に大霊災を引き起こした土御門夜光の転生だとも言われているのですが、どうなのかなー? 意外に夜光の転生は春虎だったりして?(セオリーな推理w)

春虎は夏目を守るため、彼女の式神となることを決意するのですが、その式神になる儀式というのがなんだか色っぽかったです。
古い「しきたり」とのことらしいですが、舌を使って血で五芒星描くって、若い男女だからまだいいけど、ちょっと、うん・・・w
夏目の春虎への執着は、彼女の孤独が原因なのでしょうか。それとも他にも何か理由があるのか。
まだ何も分からない状態ですが、最後にまさかの男装ぼくっ娘であることが判明。わーお。

 

そして、春虎の悪友・阿刀冬児。彼の出番はそんなに多くなかったのですが、かなり好み!ニヒルに笑って主人公をサポートする親友っていいですよね。
過去に霊災に遭遇し、見鬼になったという彼も春虎と一緒に陰陽塾に入塾するため上京しているので、次巻以降のますますの活躍を期待します。名門の出なのに陰陽師の知識さっぱりな主人公に変わって解説するポジションでもあるようです。なんて親切なヤンキー。

 

1巻で3人が対峙するのは大連寺鈴鹿。陰陽師のエリート中のエリート「十二神将」のひとりで、夏目を上回る天才少女です。
彼女は死んだ兄を蘇らせるために禁呪を使おうと夏目と春虎を襲撃。やたらめったら強かったので、どうするのかなー、と思ったけど、不可思議な現象と春虎の説得でなんとか投降。天才少女を簡単に力ずくで降参する展開じゃなくて良かったです。
根は素直な可愛いキャラだし、再登場しそうだなー。それにしても、「十二神将」って別に12人じゃないみたいだし、なんか後から大量にでてきそう。お、覚えきれるかな・・・

 

1巻は鈴鹿の禁呪騒動を経て、春虎が夏目の式神(側近とか従者みたいな意味でいいのかな?)となり、陰陽師となるために上京するまでが描かれています。2巻からが本編スタートのようなので、続きが楽しみ。読みやすいし面白かったので期待大です。

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