2018年上半期 面白かったライトノベル10選(2018上期好きラノ投票用エントリ)

2018年上半期に発売したライトノベルの中から、特に自分が好きな作品を選ぶ『好きラノ』(好きなラノベを投票しよう!!)の季節となりました。
当ブログは本エントリにて投票します。
ちなみに投票期間は本日7月15日の24時までギリギリでした・・・!

投票期限は残り僅かですが、好きラノはTwitterからも投票可。アカウントをお持ちの方はぜひ投票してみてはいかがでしょう。

好きラノ Twitter向け投票ページ

以下に続きます。

 

続きを読む 2018年上半期 面白かったライトノベル10選(2018上期好きラノ投票用エントリ)

僕専属のJK魔女と勝ち取る大逆転/六升六郎太

僕専属のJK魔女と勝ち取る大逆転〈ゲームチェンジ〉 (HJ文庫)
僕専属のJK魔女と勝ち取る大逆転〈ゲームチェンジ〉 (HJ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2018年7月刊。
面白かった!
魔女と人間がタッグを組んで空を駆けるレース競技を描いた青春小説。
誰にも必要とされなかった少年と落ちこぼれの魔女が、ドン底から逆転を目指す物語です。
レースの疾走感や熱量が心地良かったし、トラウマを抱えた主役2人の葛藤や再起も読み応えがありました。
過去の挫折に正面から立ち向かう。一人では無理なことも、二人なら頑張れる。
そんなバディものの魅力が詰まっている作品だと思います。
一応綺麗に終わっているけれど、この先が見てみたいなぁ。続編待ってます!

☆あらすじ☆
魔法が実在する世界。魔法の乗り物を用いたレース競技で、かつて「最強」と呼ばれながら引退した少年・明日葉進也はある日、東雲早希という魔女と出会う。自分とペアになってレースに復帰してほしいと進也に頼む早希だが、魔女の才能に恵まれなかった彼女の魔法は「進也に3秒先の未来を見せる」だけのささやかなものだった。しかし彼女の魔法に意外な可能性を見つけた進也は、伝統あるレース「大如月祭」での一発逆転を目指す――!!

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 僕専属のJK魔女と勝ち取る大逆転/六升六郎太

とりかえ花嫁の冥婚 偽りの公主/貴嶋啓

【Amazon.co.jp限定】とりかえ花嫁の冥婚 偽りの公主(特典: オリジナルショートストーリー データ配信) (講談社X文庫)
【Amazon.co.jp限定】とりかえ花嫁の冥婚 偽りの公主(特典: オリジナルショートストーリー データ配信) (講談社X文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2018年7月刊。
死者の花嫁になるはずだった商家の娘が、取り替えられ、トラブルに巻き込まれ、更には誤解をされた結果、行方不明の公主として皇城に住むことになる―― という中華ファンタジー。
めちゃくちゃ受難体質のヒロインですが、商会を切り盛りしていただけあって強気な態度が頼もしい女性でした。
というか、出てくる女性がみんな強い。序盤で出てきた性格の悪い女が最終的に一番好きになったりw
ヒロインとヒーローの関係は少し駆け足気味ではあるものの、綺麗に纏まっていて◎
ただ、Wヒロインの連作ものらしいので、この1冊だけだと説明不足な点もあります。次作に期待。

☆あらすじ☆
汪黎禾は商家の娘。弟が作った借金を返すため、悪名高い藩王・武州王の息子のもとへ嫁ぐことになった。が、花婿はすでに故人。この縁組はいわゆる死者との結婚――「冥婚」だった。覚悟の上で輿入れを決めた黎禾だったが、花嫁道中で意に反して小間使いの橙莉と入れ替わったり、野盗に襲われた先で皇太子・隆翔に助けられたりするうち、行方不明だった帝国の姫君と間違われてしまい!?

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む とりかえ花嫁の冥婚 偽りの公主/貴嶋啓

君と僕との世界再編/音無白野

君と僕との世界再変 (角川スニーカー文庫)
君と僕との世界再変 (角川スニーカー文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2018年7月刊。
人間的な価値が全て数値によって決められる未来を舞台にしたディストピアSF。
人工知能に依存した世界観や、「数値を持たない少年」と「更なる未来からきた少女」のボーイ・ミーツ・ガールな設定が楽しい作品でした。
ストーリーはいまいち盛り上がりに欠けるかな。というか、続刊ありきで全く問題が解決していないので、今後に期待という感じです。

☆あらすじ☆
人の価値が数値化された世界で、無価値な少年が世界の命運を握る――!?
2184年。人の価値は人間性で数値化され、それが通貨にもなり、働かずとも衣食住が保障された楽園――通称《庭国》。
たった一人、数値が《0》の少年・アオは、外敵から国を守ることで生計を立て、ただ生きるためだけの毎日を送っていた。
その任務中、負傷した少女を手助けしたことでアオの日常は激変する――。起こりえないはずのテロ、それを皮切りに庭国の崩壊が始まると告げる少女。
「あたしは崩壊を止める為に、今から20年後の未来から来たの。あんたも協力しなさい」
荒廃未来の孤独な少女と楽園世界の無価値な少年、時空の十字路で二人の異端者が出逢う時――世界は、再変される!

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 君と僕との世界再編/音無白野

華耀後宮の花嫁 時を越えたら、溺愛陛下!?/山崎里佳

華耀後宮の花嫁 時を越えたら、溺愛陛下!? (角川ビーンズ文庫)
華耀後宮の花嫁 時を越えたら、溺愛陛下!? (角川ビーンズ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2018年7月刊。
年下の王子の妃に選ばれた庶民育ちの公主が、火事に巻き込まれて逃げた先は10年後の未来。
そこで皇帝になった元少年と再会した彼女は「なぜ自分が10年の時を超えたのか」という謎に隠された真実を知ることになるのです。

前半は文章が合わなくて難儀したのだけど(前作は良かったのに)、後半で明らかになる様々な真相が面白い作品でした。
色々思うところはあるものの、あとがきに書いてある挑戦は買いたい。続編が出るなら読みたいです。

☆あらすじ☆
一晩で十年経ち、年の上下が逆転!?目指すは脱・花嫁の中華ファンタジー!
隣国の第三皇子、朔耀(10歳!)に輿入れした公主・翡翠。逃亡するはずが怪しい廟に閉じ込められ、一晩かけて脱出すると、十年が経っていた! しかも朔耀は年上で皇帝になっていて、翡翠を妃にすると言い出し!?

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 華耀後宮の花嫁 時を越えたら、溺愛陛下!?/山崎里佳

灰と幻想のグリムガル13 心、ひらけ、新たなる扉/十文字青

灰と幻想のグリムガル level.13 心、ひらけ、新たなる扉 (オーバーラップ文庫)
灰と幻想のグリムガル level.13 心、ひらけ、新たなる扉 (オーバーラップ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2018年6月刊。
またもや新展開に突入したグリムガル13巻。
今度は一体何が起こってるの・・・?(怯)

☆あらすじ☆
「もっと強くなりたいって、思っててなあ!」
パーティを離れる決意をしたユメを残し、海賊の島を去ったハルヒロたちは、自由都市ヴェーレへ。怪しげな貿易商人ケジマンの隊商を護衛しがてら、未だ遠いオルタナを目指すことに。旅は意外と順調。と思った矢先、数々の伝説に彩られた『レスリーキャンプ』……かもしれない巨大なテントに遭遇する。運命の悪戯か、その中へと足を踏み入れてしまい――!?
「ハルヒロ。……ようこそパラノへ」
雨合羽をまとった謎の人物に誘われ、他界パラノでの摩訶不思議な冒険が始まる!!

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 灰と幻想のグリムガル13 心、ひらけ、新たなる扉/十文字青

帝都退魔伝 虚の姫宮と真陰陽師、そして仮公爵(上)/和泉統子

帝都退魔伝~虚の姫宮と真陰陽師、そして仮公爵~(上) (ウィングス・ノヴェル)
帝都退魔伝~虚の姫宮と真陰陽師、そして仮公爵~(上) (ウィングス・ノヴェル)

評価:★★★★☆
2018年6月刊。
面白かった!
久々にストライクコースを行く三角関係モノがきたな〜とワクワクしました。
Wヒーローのどちらにも当て馬感がないのが良い。3人それぞれの複雑な心情をたっぷり楽しめました。

このWヒーローは徐々に相棒として活躍をみせてくれるのだけど、その距離感も良いんです。
境遇も性格も正反対なキャラクターであり、それぞれが異なる魅力をもった好青年。
色々と因縁ある関係だから、影が差す瞬間もある。
それでも二人の好青年は、ドロドロとしすぎず、爽やかに友情を育んでいくのです。

特にムードメーカーな公爵がほんと良い人。私の推しはこちらかなー。
でも影のある幼馴染陰陽師も性癖的に好きだし、厳しい運命に負けない気骨あるヒロインは魅力的だし、うーむ、この三角関係楽しすぎるな??

そんな三角関係が「帝都」で「退魔」な話の中で堪能できるっていうのが最高です。
大事な説明が散漫に感じる箇所もあるけれど、「軍服で妖怪退治」というシチュに勝るものはありません。
いやもうほんと好きなものが詰まってた。満足です。完結巻となる下巻の発売がとても待ち遠しい!

☆あらすじ☆
和風エクソシズム&トライアングル・ロマンス開幕
海軍兵学校の落ちこぼれ・鬼邑陽太は、合州国公使モーガンの娘ミア(実は女装した東宮?)や陸軍士官学校一の秀才で陰陽道宗家後継ぎの土御門良夜と共に、弥和に救う〈まつろわぬ神〉を調査することになり・・・・・・?

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 帝都退魔伝 虚の姫宮と真陰陽師、そして仮公爵(上)/和泉統子

僕は何度も生まれ変わる/十文字青

僕は何度も生まれ変わる (角川スニーカー文庫)
僕は何度も生まれ変わる (角川スニーカー文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2018年7月刊。
面白かった!!
異世界へ転生した後、同じ女が原因で何度も転生を繰り返すことになる少年。
そうして迎えた5度目の人生で、彼は殺され続ける運命への逆転を目指すのです。
各国を蹂躙する人間の帝国と、帝国に抵抗する他の国々の戦いを描いたファンタジー戦記としての読み応えも素晴らしい。
じりじりと命を削られていく緊張感ある展開と、それによって生まれるラストのカタルシスに思わず涙ぐんでしまいました。
とにかくめちゃめちゃ面白かったので、シリーズ化に期待します!

☆あらすじ☆
『薔薇のマリア』『灰と幻想のグリムガル』十文字青が贈る新たなる英雄譚!
ある日、僕は死んだ。享年29歳。しがない社畜の儚い末路だった――はずなのに、まさか生まれ変わった……のか? でも、僕はまた死ぬ。運命の悪戯なのか。死んでは生まれ変わり、そのたびに””彼女””が僕を殺す。漆黒の髪。赤い眼。僕を””劣等種””呼ばわりする””人間の帝国””の彼女が。そして、とうとう5回目の人生。成り行きでとるにたらない傭兵暮らしをしていた僕の許に、突然アークラントの””魔王””から使者が来た。はあ? 僕が魔王の隠し子だって……!?
――これは何度も生まれ変わった挙句、何の因果か魔王の血を受け継いだ””僕””がやがて英雄へと至る物語――泥臭くも華麗なる大逆転劇が幕を開ける!

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 僕は何度も生まれ変わる/十文字青

ハル遠カラジ/遍柳一

ハル遠カラジ (ガガガ文庫)
ハル遠カラジ (ガガガ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2018年6月刊。
地上から多くの人々が消えた世界で生きる、ロボットと少女の旅を描いたSF小説。
ポスト・アポカリプスなSFとしても読み応えがあるのだけど、それ以上に「家族」の物語として素晴らしい作品だと思います。
冷たい機械の身体と、ブラックボックスな心を持つロボット。
温かい身体を持つけれど、歪な倫理観をもつ人間の少女。
人の少女を育てたロボットは、過去を振り返りながら苦悩し、後悔し、懺悔をするのです。
病を抱えたロボットの人工知能が生み出すドラマが最高でした。とても面白かったです。

☆あらすじ☆
たとえそれが、人でなかったとしても。
これでも私は、身のほどはわきまえているつもりである。
武器修理ロボットとして、この世に産まれた命。
本来であればその機能を駆使して人間に貢献することが、機械知性の本懐とも言えるだろう。
しかし、どうもおかしい。
人類のほとんどが消え去った地上。主人であるハルとの、二人きりの旅路。
自由奔放な彼女から指示されるのは武器修理のみに留まらず、料理に洗濯と雑務ばかり。
「やるじゃねえか、テスタ。今日からメイドロボに転職だな」
全く、笑えない冗談である。しかしそれでも、ハルは大切な主人であることに違いはない。残された時を彼女のために捧げることが、私の本望なのである。
AIMD――論理的自己矛盾から生じる、人工知能の機能障害
私の体を蝕む、病の名である。
それは時間と共に知性を侵食し、いつか再起動すらも叶わぬ完全停止状態に陥るという、人工知能特有の、死に至る病。
命は決して、永遠ではないから。
だから、ハル。
せめて、最後のその時まで、あなたとともに――。
第11回小学館ライトノベル大賞ガガガ大賞を受賞した『平浦ファミリズム』の遍柳一がおくる、少しだけ未来の地球の、機械と、人と、命の物語。

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む ハル遠カラジ/遍柳一

ピンポンラバー/谷山走太

ピンポンラバー (ガガガ文庫)
ピンポンラバー (ガガガ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2018年6月刊。
一流の卓球選手を養成する学園を舞台に、かつて負けた少女との再戦に燃える少年が主人公のスポ根ラノベ。
努力、友情、勝利、といったスポ根ものならではの爽やかな青春が心地よく感じる作品だと思います。
ただ、個人的には期待していたほどの疾走感を得られなかったのは惜しかったかな。
主人公とヒロインの会話はテンポが良くて楽しかったです。

☆あらすじ☆
かつて天才卓球少年と呼ばれた飛鳥翔星は、怪我のため卓球界から姿を消した。それから数年後、私立卓越学園の入学式に彼の姿があった。
そこは日本全国から集まった卓球エリートたちがひしめく最高峰の学園。翔星がこの学園に進学した目的は小学生時代に唯一敗北を喫した名も知らぬ少女を見つけ出し、そして勝利することにあった。
だが、入学初日にして彼は本物のエリートによる厳しい洗礼を受けることになる。
一年生最強の女子・白鳳院瑠璃に、怪我をしていた膝の弱点を見抜かれ、あっけなく敗北してしまう。敗北しうなだれる翔星に、瑠璃は「あなた、私のパートナーになりなさい」と告げる。彼女の目的は、才能のある彼とダブルスを組み、これまで一度も勝てたことのない相手、姉の紅亜を負かすことにあった。そして、その紅亜こそが、翔星が捜し求めていた、あの日の少女だったのだ。
学園最強女子・紅亜という共通の敵を倒すため、翔星と瑠璃は共闘関係を結ぶことになるのだが……。
その身を焦がすほどに卓球を愛し、すべてを捧げた少年の燃えるような青春。第12回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作。

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む ピンポンラバー/谷山走太

少女小説・ライトノベル率高めの読書感想ブログ