後宮の花シリーズ2 後宮の花は偽りを散らす /天城智尋


後宮の花は偽りを散らす (双葉文庫)

評価:★★★☆☆
2019年7月刊。
皇帝と皇妃のW身代わりから始まる中華後宮ファンタジー第2弾。
1巻の感想は書き忘れてました。しまった・・・
今回はバリキャリ女官吏が官吏としてバリバリ働きつつ、またも皇族の面倒事に巻き込まれていくというお話。
主役カップルの距離が甘く近づく一方で、不穏な気配を撒き散らすお兄ちゃんから目が離せません。
続きも期待!

☆あらすじ☆
こんな国、滅んでしまえばいい――
空(から)の花轎(かきょう)の“秘密”が明らかになる時、過去の亡霊が国を揺るがす――
国の危機を救おうと、新皇帝の双子の弟・郭郭央と共に偽りの夫婦を演じた秘密をもつ相国の女官、陶蓮珠。無事に帰ってきた本物の皇帝夫婦のため、立后式を成功を目指すが、厄介事ばかりが舞い込んで……。
過去と現在の陰謀が絡み合い、秘めた恋は無情な選択を迫られる。
バリキャリ女官と皇帝の弟の、W身代わりの契約結婚、再び――!!
大反響の圧倒的中華ファンタジー待望の第2弾!!

以下、ネタバレありの感想です。

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Cocoon 修羅の目覚め /夏原エヰジ


Cocoon 修羅の目覚め【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2019年8月刊。
吉原一の花魁にして、江戸の街に現れる「鬼」を討伐する組織の長。
男たちを惑わす美しさと、鬼に対抗できる強さを両立させた、とても格好いい女主人公でした。
華やかでありながら男女の愛憎が渦巻く吉原の世界も耽美的。
表紙にピンときた和風FT好きの方なら、読んで損はないと思います。
しかもシリーズ化決定済みで第5巻まで出るらしい。今後も期待できそうな新作です。

☆あらすじ☆
戦う花魁。シリーズ、開幕! 第13回小説現代長編新人賞奨励賞受賞。
天明期の江戸・吉原。大見世である「黒羽屋」の最高級遊女・花魁として名を馳せる主人公の瑠璃は、江戸に跋扈する鬼を滅する闇組織・黒雲の頭領という裏の顔を持っていた。彼女は妖刀・飛雷を操り、恨みを強く抱いて死んだ者がなる「鬼」を退治するのを任務としていたのだ。
遊女の身でありながら自由な立場と権力を有するその強い力に惹かれ、様々な妖が瑠璃の下に集まることもしばしば。
黒羽屋で若い衆として働きながら瑠璃を支える黒雲のメンバーに裕福な太客たち、仲の良い朋輩にも恵まれている瑠璃だが、己が持つ尋常ならざる力と鬼に対する嗜虐的な思考に苦悩もしていた。
そんなある時、親友でもある朋輩が失踪した。

以下、ネタバレありの感想です。

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竜騎士のお気に入り6 ふたりは使命を遂行中 /織川あさぎ


竜騎士のお気に入り6 ふたりは使命を遂行中 (一迅社文庫アイリス)【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2019年7月刊。
いつだって無邪気に騒いでいた青に起こった異変。
その真相を探り、青の願いを叶えるため、ヒューバードとメリッサが国境を超えたミッションに挑むことになる第6巻。
面白かったです。いつにない青の態度にハラハラすると同時に、彼の成長ぶりを感じるお話でした。

☆あらすじ☆
「最後のひとかけらまで、紫の鱗を探し出せ」
竜が集まる辺境伯領の領主ヒューバードと結婚したばかりの侍女メリッサ。彼女は、ヒューバードとともに、とある準備に張り切っていた。それは青の王竜の1歳の誕生日! 当日は、王竜もメリッサからの贈り物を喜び、竜達と過ごす辺境は平穏そのもの。ところがその日の深夜、突如辺境伯家に舞い降りた王竜に異変が起こり――。
王竜が竜達のために願うことがあるのなら、ヒューバード様とともに全力で叶えてみせます!
堅物騎士と竜好き侍女のラブファンタジー第6弾!!

以下、ネタバレありの感想です。

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龍のいとし子 /戌島百花


龍のいとし子 (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2019年8月刊。
ああ、これ、評価に迷う・・・!
設定も展開も好きだし、異種恋愛譚としての美しさもあったし、序盤からアクセル全開なテンポの良さも大変良かったです。
ただ、あまりにも感情面の進みが早い。
妖怪に命を狙われる逃避行のなか、高い場所から為す術もなく落ちていくように、急速に少年に惹かれていく主人公の恋。
心情描写は丁寧なんだけど、あまりにも変化が早すぎて「えっ、もう!?」という気持ちがあって。
なんかこう、あと100ページほしかった感。
一方で、お相手の想いの方は満点あげたいレベルだし(だから評価に迷う)、物語全体を流れる切なくも優しい雰囲気が素敵な作品でした。

☆あらすじ☆
美しき人外と少女の、禁忌の恋の物語——。
平凡な大学生の柚葉の前に、突然、清冽な美貌の男子高校生が現れる。「貴女を、守りに来ました」そう言って異形に襲われた柚葉を助け、二人の逃避行が始まる——美しき人外と少女の禁断の恋愛ファンタジー。

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十三歳の誕生日、皇后になりました。2 /石田リンネ


十三歳の誕生日、皇后になりました。2 (ビーズログ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2019年8月刊。
「ちょうどいいから」という理由で簒奪帝の皇后に選ばれた少女の後宮奮闘記第2弾。
待望の続編に大歓喜!しかもコミカライズ決定ということは3巻以降もあるのかな!?ワクワクですね!

肝心の本編は、期待に十分応えてくれる面白さでした。
子どもっぽい天真爛漫な振る舞いと、「子どもらしさ」すら計算に入れる理知的な瞳。
恋心に浮かれる無邪気さが可愛いけれど、彼女の想いは決して幼いものではなくて。
1巻同様、惚れてしまいそうなほど魅力的なヒロインです。唯一無二だと思う。

暁月との支え合う夫婦関係も素敵でした。
ところでカバーイラストは寝室縛りなのでしょうか。1巻に続き最高ですね・・・!

☆あらすじ☆
あなたに愛されるためなら、わたくしは死んでもいい! 熱い声援で続編登場
ちょうどいいから、で赤奏国の皇帝・暁月の皇后となった十三歳の莉杏。
暁月との仲は、“かくれんぼ”をして遊ぶおままごと夫婦のままだ。
それでも『皇后』らしく、後宮で起きたもう一つの冠の謎や、新たな妃候補との対決を経て日々成長していく。
そんななか、暁月が白楼国の皇帝に呼び出された!!
莉杏は暁月の不在を政敵の目から隠すことになり!?

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おいしいベランダ。7 返事は7日後のランチで聞かせて /竹岡葉月


おいしいベランダ。 返事は7日後のランチで聞かせて (富士見L文庫)【BOOK☆WALKER】

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評価:★★★★☆
2019年8月刊。
まもりの就活スタート。
前巻でフラグが立った亜潟さんの事情も加わり、なんだかやけにハラハラする7巻めでした。
でも、三十過ぎた男がハタチになったばかりのJDに(ひとりで勝手に)翻弄されている姿はとても面白かった・・・笑

☆あらすじ☆
就活に遠距離……2人の未来への転換点!?
まもりとお隣に住む恋人・葉二のベランダ菜園には、華やかなパッションフルーツも加わって、夏が楽しみな季節。
同時に、まもりは就職にむけて心が騒ぐ大学3年目に。教職を目指す湊ちゃんと違って、何をすべきか悩んでしまうけれど……!
就職活動の手がかりに、企業インターンシップに参加したまもりは、自分がどう働きたいかを掴みはじめる。着々と将来を考える彼女の横で、葉二は「神戸に引っ越す」と言い出せないまま焦りばかりつのって——。
二人とベランダの転換点がやってくる第7巻!

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吸血鬼に天国はない /周藤蓮


吸血鬼に天国はない (電撃文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2019年8月刊。
「賭博師は祈らない」のコンビによる新シリーズ。
正しさが分からなくなった運び屋の青年と、彼に運ばれることになった吸血鬼の少女。
マフィアに追われ、命がけの逃避行をすることを決めた二人は、そこで何を見つけるのか。
序盤で期待していたものとは異なる展開へ進み、期待以上の結末に辿り着いた物語でした。
周藤さん、ニヒルな顔してセンチな男を描くの上手すぎでは??
とても面白い新作でした。2巻も楽しみです!

☆あらすじ☆
運び屋の気まぐれと、吸血鬼の嘘。だけど、それは確かに恋だった。
大戦と禁酒法によって旧来の道徳が崩れ去ったその時代。非合法の運び屋シーモア・ロードのもとにある日持ち込まれた荷物は、人の血を吸って生きる正真正銘の怪物——吸血鬼の少女であった。
仕事上のトラブルから始まった吸血鬼ルーミー・スパイクとの慣れない同居生活。荒んだ街での問題だらけの運び屋業。そして、彼女を付け狙うマフィアの影。
彼女の生きていける安全な場所を求めてあがく中で、居場所のないシーモアとルーミーはゆっくりと惹かれ合っていく。
嘘と秘密を孕んだ空っぽの恋。けれど彼らには、そんなちっぽけな幸福で十分だった。
人と人ならざる者との恋の果てに、血に汚れた選択が待ち受けているとしても。
非合法の運び屋と天涯孤独の吸血鬼の共棲を描くファンタジーロマンス、開幕。

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竜騎士のお気に入り5 竜はふたりを祝福中 /織川あさぎ


竜騎士のお気に入り: 5 竜はふたりを祝福中【特典SS付】 (一迅社文庫アイリス)【BOOK☆WALKER】

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評価:★★★★☆
2018年11月刊。
いよいよ結婚!・・・・・・の前にトラブル発生の第5巻。
面白かった〜!
見たことのない「赤い竜」にまつわる一連の騒動は、その結末まで含め、とても読み応えがありました。

☆あらすじ☆
「この竜は、わたくしを選んで降りてきたのよ」
竜が集まる辺境伯領の領主ヒューバードと婚約した侍女メリッサ。彼女は、王弟オスカーが竜騎士になったという嬉しい報告を聞きつつ、いよいよ数ヶ月後に迫った結婚の準備に追われていた。そんなある日、隣国の王女が突然ふたりの結婚式に出席すると宣言したばかりか、檻に入れた赤い竜を引き連れて辺境伯領へと乗り込んできて――。ヒューバード様と憂いなく結婚するためにも、捕らわれの赤い竜と彼を心配する竜達のために、王女様と対峙させていただきます!
堅物騎士と竜好き侍女のラブファンタジー第5弾!!

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かくりよの宿飯10 あやかしお宿に帰りましょう。 /友麻碧


かくりよの宿飯 十 あやかしお宿に帰りましょう。 (富士見L文庫)【BOOK☆WALKER】

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評価:★★★★★
2019年8月刊。
見事な最終巻でした。
鬼と人の世界をまたいだ異種婚姻譚。
そして、料理の腕だけで隠世に居場所を作り出した葵の奮闘記。
どちらの結末にも大満足です。とても面白かった。
友麻先生、お疲れさまでした。番外編も楽しみに待っています!

☆あらすじ☆
「今宵、私は、あやかしお宿に嫁入りします」葵の細腕繁盛記、大団円へ!
ついに始まる八葉夜行会。大旦那の“真実”と自分の気持ちに向き合った葵は、彼を救う協力者を得るため妖都を奔走する。葵が向かったのは、かつて彼女の料理を否定した大湖串製菓の八葉・ザクロのもとだった——。

以下、ネタバレありの感想です。

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竜騎士のお気に入り4 ふたりは旅を満喫中 /織川あさぎ


竜騎士のお気に入り: 4 ふたりは旅を満喫中【特典SS付】 (一迅社文庫アイリス)【BOOK☆WALKER】

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評価:★★★☆☆
2018年5月刊。
海辺の街への旅行回。
メリッサから見た竜は可愛いけれど傍から見るとめちゃくちゃ怖いんだな・・・というのがよく分かる内容でした。
あと、メリッサ初めての○○が可愛かったです笑

☆あらすじ☆
「青の王竜の遺物を、捜索していただきたい」
竜が集まる辺境伯領の領主ヒューバードと婚約した侍女のメリッサ。婚約者となった彼女は、本格的に領主夫人の仕事を学びつつ、彼との結婚を強く意識するようになっていた。そんなある日、最近港町の領主に就任したヒューバードの友人の結婚祝いに向かうことに。初めての公務兼旅行を楽しみにしていたメリッサだったけれど、港町では竜にまつわる事件が待ち構えていて――。竜達にかかわることなら、ヒューバード様の婚約者として微力を尽くします!
堅物騎士と竜好き侍女のラブファンタジー第4弾!!

以下、ネタバレありの感想です。

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