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魔女と魔城のサバトマリナ/雨木シュウスケ

魔女と魔城のサバトマリナ (講談社ラノベ文庫)
魔女と魔城のサバトマリナ (講談社ラノベ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2017年4月刊。
好きな人に告白したことで文字通り「世界が変わった」少年が、魔女たちが争うサバトマリナに巻き込まれてしまう物語。
不思議な悪夢めいた雰囲気が独特の読み心地を作り出している作品でした。
設定や内容は悪くないのだけど、個人的にはもう少し色んな方面に熱量を感じたかったかな、という感じ。
でも、好きな人のために頑張る主人公には好感が持てました。

☆あらすじ☆
遼平がある日、友人の姉・綾音に告白したとき、世界は変わった――。遼平の胸を貫く、綾音の手から伸びた刃。加えて次に彼が目にしたのは、制服姿の綾音と、眼前に立つ巨大な化け物だった。実は、綾音は魔女であり、遼平は彼女を守るシュヴァリエとして、近代魔女同士の決闘――サバトマリナを戦い抜くことになったのだ。だが、まるで覚めない夢のようなこの世界に遼平を閉じこめているのは、綾音以外に考えられず……!?

以下、ネタバレありの感想です。

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グリモアコートの乙女たち

『グリモアコートの乙女たち』(雨木シュウスケ著/講談社ラノベ文庫)★★★☆☆

グリモアコートの乙女たち (講談社ラノベ文庫)
グリモアコートの乙女たち (講談社ラノベ文庫)

2015年6月刊。
個人的にはレギオス以来の雨木シュウスケ作品です。
魔女が通う女子校に、ある目的のために女装して潜入した男性主人公。
この設定から想像がつくような展開はほぼなく、どちらかというと百合っぽいというか少女小説的な雰囲気を感じる物語でした。
復讐譚のシリアスな雰囲気を、女の子達の友情の華やかさで和ませつつストーリーは進みます。この巻も面白かったのですが、まだ序章という感じですね。
和洋折衷な魔法と「グリモアコート」という道具の設定も面白かったですし、今後の展開に期待したい新作です。

☆あらすじ☆
グリモアコート―日本で誕生した、西洋の魔女から独立した存在である大和魔女のみが着用することができる最高峰の万能魔法具だ。常夜坂女学院は、大和魔女の素質がある少女が集まる学院である。眩星織音は、とある目的のため、この学院に男であることを隠して入学することになった。だが、ともに入学するはずだった姉の綾音が、急遽来られなくなってしまう。女生徒たちの中で、時には女子の制服を着て日常生活を送り、時には黒衣のグリモアコートに身を包んで調査を行う織音。しかし、クラスメートの少女・千輪環に、男であることがバレてしまう。幸い、環の協力を得られることになった織音は、学年で一番の大和魔女・若宮の座を目指すが…!?

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