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境界探偵モンストルム2/十文字青

境界探偵モンストルム2 (Novel 0)
境界探偵モンストルム2 (Novel 0)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2017年1月刊。
怪物と人間が共存するアングラな「境界」を舞台とする伝奇ミステリー第2弾。
今回は生首がたくさん出てくるサイコパス物語。
前巻よりも尖ってエグみが増した内容で面白かったです。うん、十文字青作品らしさが強まってる気がする・・・!

☆あらすじ☆
探偵・狭間ナルキヤは同業の花賀瑠璃にラミア探しの依頼を紹介される。時を同じくして、東市で生首が発見される。ラミアを捜索しているうちに、ナルキヤはそちらの殺人事件にも踏み込んでいってしまい……?

以下、ネタバレありの感想です。

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ノラ猫マリィ/十文字青

ノラ猫マリィ
ノラ猫マリィ【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2016年9月刊。
待望の「薔薇のマリア」再始動!万歳!!
「薔薇のマリア」の面影を残しつつも新しい「ノラ猫マリィ」の物語となっているので、薔薇マリ未読の方でも大丈夫(少し気になる箇所もあるかもしれないけど、ストーリー的には問題ないと思う)。場所も人も変わっていますしね。
しかし薔薇マリ既読なら随所でニヤニヤしまくれる最高の仕様。
薔薇マリって、超最低な世界で誰もが最高に人間くさく生きてるところが好きだったんですよね。
この「ノラ猫マリィ」でも必死に生きようとする輝きが眩しくて、ああ薔薇マリが受け継がれてるって思えて悶え死にそうでした。
もう一度彼らに会えるなんて幸せすぎて昇天する。
色々と切り口(組み合わせ?)も面白かったし、これは是非とも続けてほしいです。
実際、売れたら続刊もあるらしいので、頼む、頼むぞ・・・・・・!

☆あらすじ☆
ボクらは何度でも巡り会う――。「薔薇のマリア」ファン熱望! 最強タッグが送るマリア・ローズの新たな物語!
外縁都市グラムENDの掃き溜め《猥路》。世界と隔絶された超最低なこの場所から、空に焦がれて一匹の溝鼠が外に出た。名はマリア・ローズ。何も持たないマリアは、外の世界で言葉を、友を、仲間を手にしていく――
「僕が連れていく。きみたちを、外へ。死んじゃだめだ。生きよう」
マリアは大切な人たちを守るため、人を喰らい街を破壊する《化物》に立ち向かう……!! 美しく誇り高いマリアと仲間たちの最高な物語、新たなる幕開け。

以下、ネタバレありの感想です。

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魔法使いと僕1/十文字青

魔法使いと僕1 (オーバーラップ文庫)
魔法使いと僕1 (オーバーラップ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2016年8月刊。
「灰と幻想のグリムガル」の十文字青先生の新シリーズ開幕。
亜人が虐げられる国で出会った少年と少女の旅を描く物語、になるのでしょうか。
私が今まで読んだ十文字青作品に比べると、アクがそこまで強くなくて柔らかい雰囲気のお話だった気がします(あくまで比較的)
今回は「これぞボーイ・ミーツ・ガールものの序章!」って感じの内容でしたし(伝われ)、色々と興味深い伏線が張られているので無事に続けば面白いシリーズに育つはず。
期待しています!

☆あらすじ☆
少年は故郷と同胞を奪われ一人だった。少女は旅の荷物さえ失い行き倒れていた。カルルとエルシー。貪るように拡大を続ける「帝國」の辺土で二人は出会う――。人と亜人。名も無き小村で身を寄せあい暮らすひとびと。命は散り、花は咲く。コルタポ。辺土の商都。そこではひとがひとを売りさばき、ひとがひとを所有する。逆らいがたきその現実。引き離される二人。果たしてそれは運命なのか。巻き起こる騒乱。糸を引く者。引かれる者。あらがう者。うつむく者。前を向く者。
「ひとを救うのって、簡単じゃないよ。きっと」「死ぬなんて、だめです!」
少年と少女が“生きる”意味を求めて旅する珠玉のファンタジー、ここに開幕!

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灰と幻想のグリムガル9 ここにいる今、遙か遠くへ/十文字青

灰と幻想のグリムガル level.9 ここにいる今、遥か遠くへ (オーバーラップ文庫)
灰と幻想のグリムガル level.9 ここにいる今、遥か遠くへ (オーバーラップ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

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評価:★★★★☆
2016年8月刊。
引き続きサウザンバレーでの戦い。
あまり話は進まなかったけれどラブコメ的にニヤニヤできたりして、なんだか楽しい1冊でしたw
ハルヒロのパーティって良いなぁと改めて思えましたし。ひとりひとりが本当に素敵。

☆あらすじ☆
ジャンボという名のオーク率いるフォルガンとの戦いが混迷を極める最中、ハルヒロたちはかつてない危機を迎えていた。ランタのフォルガンへの寝返り。そして、一人また一人と散り散りになっていく過酷な撤退戦。パーティのみんなの安否がわからないまま、ハルヒロたちは自分たちにとってパーティの仲間が、どんな存在だったかを再認識していく。失いそうになってはじめて知るそれを、ハルヒロたちは本当に失ってしまうのか、それとも――。
霧深き千の峡谷(サウザンバレー)で、“孤独”という敵と相まみえる時、灰の中から生まれし冒険譚は新たな一幕を紡ぎはじめる。

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灰と幻想のグリムガル8 そして僕らは明日を待つ

『灰と幻想のグリムガル Level.8 そして僕らは明日を待つ』(十文字青著/オーバーラップ文庫)★★★★☆

灰と幻想のグリムガル level.8 そして僕らは明日を待つ (オーバーラップ文庫)
灰と幻想のグリムガル level.8 そして僕らは明日を待つ (オーバーラップ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

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2016年3月刊。
アニメの素晴らしさにムフムフしながら、楽しみに待ちに待った原作最新巻。
だったのですが。
なにこれ! ちょっと、ちょっと・・・・・・これは予想外すぎるのですが。ほんとに待ってどうなるのこれ(´;ω;`)
続きを大至急お願いします!!

☆あらすじ☆
幾多の危機を越えグリムガルへの帰還を果たしたハルヒロたち。しかし、戻ってきたとはいえ、出口の先は人間族の勢力圏から遠く離れた土地だった。偵察に出たハルヒロとユメは、幸運にもクラン「暁連隊(DAYBREAKERS)」に所属する〝颱風(タイフーン)〟ロックスたちと出会う。だが彼らはある目的のため、オークや不死族の集団と戦っており、ハルヒロたちも、更には残っていたランタとメリイ、クザクとシホルの4人も別々に行動し、戦闘に巻き込まれてしまう。
ようやく戻ってきた世界でも、待っていたのは仲間と更なる出会いと戦いだった。灰が舞い、幻想を越えた先に何が待つのか、いまはまだ誰も知らない。

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純潔ブルースプリング

『純潔ブルースプリング』(十文字青著/角川書店)★★★★★

純潔ブルースプリング (角川書店単行本)[Kindle版]
純潔ブルースプリング (角川書店単行本)[Kindle版]【BOOK☆WALKER】

2009年8月刊。
第7回角川学園小説大賞受賞作。
「薔薇のマリア」「灰と幻想のグリムガル」の十文字青先生のデビュー作です。
すごく良かった。青先生の描く不器用で色々と剥き出しな青春が私は大好きなのですが、その原点に触れることができて満足。
親友というには互いを知らなくて、他人というには放っておけない。そんな微妙な距離感の6人の高校生たち。
カウントダウンを知った世界で生きる彼らの、ちょっと儚くて切なくて、それでも賑やかな恋と友情の青春群像劇です。
日常のなかに溶け込んだ絶望と、そこから生まれる様々な感傷が印象的。
痛々しいけれど爽やかに笑える読後感が最高でした。

☆あらすじ☆
とびきりポップでクレイジー!十文字青、幻の受賞作にして最高の青春小説
過去のトラウマから世の中を醒めた目で俯瞰する真南了、時代遅れのリーゼントが自慢の熱き男・番場公威、支離滅裂で破滅的な紅一点・七瀬林檎をはじめとする、淡い団結で結ばれた六人のクラスメート。刻一刻と“終わり”が迫る世の中で、不格好ながらも曇りのない正義感と友情、そして不器用な恋に生きる彼らのひと夏を綴った、とびきりポップな青春グラフィティ──。

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境界探偵モンストルム

『境界探偵モンストルム』(十文字青著/ノベルゼロ)★★★☆☆

境界探偵モンストルム (Novel 0)
境界探偵モンストルム (Novel 0)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

2016年3月刊。
青先生の新作はぴりっと苦い後味のハードボイルド小説。
人ではない異形が存在する世界を舞台に、境界絡みの事件を扱う探偵が主人公の物語です。
シリーズものの最初の事件簿という雰囲気で、まだ世界観についても主人公自身についても全容がみえてきませんが、続けばどんどん面白くなりそうな予感。
アクが強い個性的な登場人物たちの賑わいが楽しく、ちょっとヘタレ気味だけど芯の通った主人公はとても格好良かったです。
この不可思議な世界と人々をもっとよく知るために、シリーズ化を期待しています!

☆あらすじ☆
境界。異形。謎。探偵。吸血鬼。異界。闇。人狼。異種。――クズ。
狭間探偵事務所をある日一人の客が訪れる。依頼は失踪した妹の捜索。――だが。新興暴力団による拉致監禁暴行。不法移民。人身売買の国際組織。そして――“異種”の痕跡。事件は“彼ら”に纏わる様相を帯び――?

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灰と幻想のグリムガル7 彼方の虹

『灰と幻想のグリムガル level.7 彼方の虹』(十文字青著/オーバーラップ文庫)★★★★★

灰と幻想のグリムガル level.7 彼方の虹 (オーバーラップ文庫)
灰と幻想のグリムガル level.7 彼方の虹 (オーバーラップ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

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2015年12月刊。
はぁああああ・・・・・・最高・・・・・・!
シリーズ初期の手探りでギリギリな生活を思い出させる一方で、確かな成長と仲間との絆を感じさせる新たな世界での冒険。
終盤の逃走劇はまさに手に汗握るといった感じで、息をすることを忘れるほどの緊張感に圧倒されてしまいました。
グリムガルに感じていたあらゆる魅力を凝縮したような1冊だったと思います。本当に素晴らしくて、最後はボロッと涙が零れてしまいました。

☆あらすじ☆
『黄昏世界』から脱出したハルヒロたちは、グリムガルとも異なる『太陽の昇らない世界』にへと足を踏み入れた。なんの情報もないまま、それでも仲間を率いるハルヒロ。幸いなことに、異界の住民たちが住み着く村を発見し、ひとまずの安全を確保できたものの、過酷な環境に問題は山積みだった。更に最も必要とする「グリムガルに帰る方法」はまだ手がかりさえも見つからない。
自分たちは帰ることができるのか、そして時たま頭をよぎる本当に『帰る』場所は違うところなのでは、という感覚。様々な想いを胸に抱きつつ、ハルヒロたちは、異界の探索を進めていく。灰の中をさまよい、行き着く先には――

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全滅なう

『全滅なう』(十文字青著/一迅社文庫)★★★☆☆

全滅なう (一迅社文庫)
全滅なう (一迅社文庫)

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2011年9月刊。
第九高校も小野塚那智も出てこないから、第九シリーズじゃないのかな?
青春恋愛小説という点は共通していますが。
今回は自分は連れ出した引きこもりのクラスメイトに恋をしてしまった少年の物語。
かなり不思議要素が強いのですが、青くさい片恋とその結末にニヤニヤとしてしまう作品でした。

☆あらすじ☆
優等生で学校でも評判の天川立己は、不登校の大日向夕鶴子を登校させようと画策する。次第にクラスメイトと打ち解けていく夕鶴子。そんな夕鶴子の変化に戸惑う立己。思いがけず知ってしまった夕鶴子の秘密―。どこか不思議で、もどかしいのがくせになりそうな青春ラブストーリー。

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萌神

『萌神(モエジン)』(十文字青著/一迅社文庫)★★★☆☆

萌神 (一迅社文庫)
萌神 (一迅社文庫)

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2010年8月刊。
第九シリーズ第4弾。
感想が!書きづらい!!
無気力な高校生のもとに舞い降りた萌えの精霊。彼女によって主人公はハーレムラブコメ顔負けの日常を送ることになるのですが・・・・・・。
終盤の超展開に衝撃を受ける作品でした。

☆あらすじ☆
人生はつまらない。それがあたりまえだと思って生きてきた吉次。だが、友人の“中佐”にそれではいけないと諭され、未だ知らぬ“萌え”を探求することに。しかし、中佐に渡されたマンガ本や小説、アニメなどを見ても、なにも感じない吉次。吉次には萌えがまったく理解できない。ついに中佐はアドバイザーとして、萌えの精、もえるを召喚する。果たして吉次は萌えを知ることができるのか…!?第九高校で、君は萌えの神を見る。

以下、ネタバレありの感想です。

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