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ゼロから始める魔法の書8 禁書館の司書/虎走かける

ゼロから始める魔法の書VIII -禁書館の司書- (電撃文庫)
ゼロから始める魔法の書VIII -禁書館の司書- (電撃文庫)

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年12月刊。
前巻ラストで世界が一変し、物語が新展開に突入したわけですが、今回も安定した面白さでした。
シリアスで残酷なダークファンタジーなのに、合間に入るゼロと傭兵のイチャイチャに和んでしまうw

☆あらすじ☆
泥闇の魔女による悪魔召喚で、世界の半分が崩壊した。世界を救う決意をしたゼロ達は、教会騎士団とともに、北の地にあるという祭壇を目指す事に。しかし遠征部隊の隊長であるジェマは、“黒の死獣”に父を殺された過去を持っていた。しかもジェマの従卒は、傭兵の過去をよく知る男で―?“黒の死獣”の正体が傭兵であることを隠し、荒廃した世界を進軍するうち、教会騎士団は統率を失い始める。副隊長である老兵、レイラントに強く糾弾され、部隊との決別を余儀なくされるジェマ。兵の信頼を取り戻すため、ゼロ達はジェマとともに、悪魔が待ち受ける“禁書館”を目指すことになるが―。

以下、ネタバレありの感想です。

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ゼロから始める魔法の書7 詠月の魔女〈下〉/虎走かける

ゼロから始める魔法の書 (7) ―詠月の魔女 (下)― (電撃文庫)
ゼロから始める魔法の書 (7) ―詠月の魔女 (下)― (電撃文庫)

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年8月刊。
とても面白かった!!
物語が大きく動いた魔法書ファンタジー第7弾。
ついに登場した「あの方」と、それが引き起こした深刻な事態。
ここからシリーズがどう進んでいくのか楽しみです!

☆あらすじ☆
「これより、世界を破壊する」そうして―。世界は一夜にして変化した。その夜、眩いばかりの満月を背に悠然と空を漂う魔女を多くの者が見たと言う。そして、その言葉をきっかけに、ありとあらゆる獣堕ちたちは―。魔法国家へと変貌を遂げたウェニアス王国で主席魔法使いとなったアルバスと再会を果たしたゼロたち。きな臭い空気が漂う中、彼らの前に現れたのは、教会と魔女を五百年ぶりの聖魔戦争へと焚きつけるようとする組織“不完全なる数字”の長、“あの方”だった。その正体が明らかになるとき、世界は破滅と再生へと舵を切る。そして、ゼロが流す涙の理由とは…!?

以下、ネタバレありの感想です。

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ゼロから始める魔法の書4〜6/虎走かける

ゼロから始める魔法の書 (4) ―黒竜島の魔姫― (電撃文庫)
ゼロから始める魔法の書 (4) ―黒竜島の魔姫― (電撃文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


総評:★★★★☆
美貌の魔女と獣の傭兵の旅を描く王道ファンタジーシリーズ。最新刊まで追いつきました!
ゼロと傭兵のラブコメも良いし、シリーズの敵の姿も浮き彫りになってきたし、巻を重ねるごとにどんどん面白くなっている印象。
ちなみにお気に入りキャラは神父です。
完全な味方じゃないけど敵にもなりきれず、いつの間にか傭兵たちに馴染んでいる上に高確率で毎回ズタボロになる神父さま・・・w

☆4巻あらすじ☆
世界を破滅へと導く【ゼロの書の写本】を作り出し、世界へとばらまいた謎の組織〈不完全なる数字(セストゥム)〉。 稀代の天才魔女ゼロと獣の傭兵は、その組織の情報を得るためゼロの故郷へ向かうのだが……その途中、2人が乗る貨物船は大海原の嵐にのまれてしまう。 ――命からがら辿り着いた地。そこは、神聖な竜が住まうと伝えられる“黒竜島”という名の火山島だった。 【ゼロの書の写本】の回収を急ぐ中、思わぬ足止めをくらう2人だが、その島には“魔法”が普及した国家が存在していて……。

以下、各巻のネタバレあり感想です。

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ゼロから始める魔法の書2・3 アクディオスの聖女〈上・下〉/虎走かける

ゼロから始める魔法の書 (2) ―アクディオスの聖女 (上)― (電撃文庫)
ゼロから始める魔法の書 (2) ―アクディオスの聖女 (上)― (電撃文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2巻:2014年11月刊/3巻:2015年2月刊
魔女と傭兵の旅を描くファンタジー。
前巻ラストはちょっと漠然とした目標のまま旅立ってしまいましたが、新章に入ったことで物語の方向性が定まり、更に面白くなってきました。
今回の「聖女」騒動はなかなか暗い物語だったものの、丁寧な話の運び方で先が気になり、夢中になって一気読み。
ゼロと傭兵のラブコメも少しずつ増えてきて、私的にとても楽しい展開もあったりw

☆あらすじ☆
人々が未だ“魔法”の存在を知らない時代。 世界を滅ぼしかねない魔法の指南書【ゼロの書】を生み出してしまった魔女ゼロ。彼女は、取り戻したはずの【ゼロの書】に複写本が存在する可能性を知り、獣の傭兵とともに魔法拡散を止める旅へと出発する。 大陸全土の噂と富が集まる海路の重要拠点、クレイオン共和国を訪れたゼロと傭兵。彼らは”神の奇跡”で市民を病から救うという、美しき聖女の噂を耳にするのだった──。 きな臭い“神の奇跡”にゼロの魔法が関わっていると踏んだ2人は、市民からの絶大な支持を集める聖女を追い、広大な湖の上に浮かぶ聖都アクディオスを目指すのだが!? “魔術”から“魔法”への大転換期を駆け抜ける、大反響の魔法書ファンタジー第2弾!!

以下、ネタバレありの感想です。

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ゼロから始める魔法の書/虎走かける

ゼロから始める魔法の書 (電撃文庫)
ゼロから始める魔法の書 (電撃文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2014年2月刊。
第20回電撃小説大賞「大賞」受賞作。
魔女狩りが横行して人と魔女の対立が激化する世界を舞台に、獣人姿の傭兵と美しい魔女の出会いから始まるファンタジー。
とても面白かったです。
魔女嫌いだけど面倒見の良い傭兵と、傭兵に無邪気な好意を寄せる魔女の距離感がたまらなく好み。
展開は割と素直ですが、新しい技術の誕生から始まる移行期の混乱をうまく描いた作品だと思います。
続きを読んでいくのが楽しみ!

☆あらすじ☆
教会暦526年――。世界には魔女がいて『魔術』が普及していた。そして、世界はまだ『魔法』を知らなかった。そんな時代、人々に”獣堕ち”と蔑まれる半獣半人の傭兵がいた。日々、魔女にその首を狙われ、人間になることを夢見る彼だったが、ある日森で出会った美しき魔女がその運命を変える。 「――戻りたいのか? 人間に。だったら傭兵、我輩の護衛になってくれ」 ゼロと名乗る魔女は、使いかた次第で世界を滅ぼす可能性すらある魔法書【ゼロの書】を何者かに盗まれ、それを探す旅の途中だという。傭兵は、ゼロの力で人間にしてもらうことを条件に、大っ嫌いな魔女の護衛役を引き受けるのだった……。2人は【ゼロの書】のカギを握る魔術師 “十三番”を追って王都を目指すのだが――!? 禁断の魔法書をめぐって絡み合うそれぞれの思惑! 気高き魔女と心優しき獣人による極上ファンタジー登場!!

以下、ネタバレありの感想です。

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マージナル・オペレーション5

『マージナル・オペレーション05』(芝村裕吏著/星海社FICTIONS)★★★★★

マージナル・オペレーション 05 (星海社FICTIONS)
マージナル・オペレーション 05 (星海社FICTIONS)

最終巻にふさわしい盛り上がりと面白さでした!
攻め込まれ、追い込まれ、マージナル(ギリギリ)なオペレーションを繰り返すアラタ。
冒頭からして鳥肌が立ちました。
そして子供たちの成長もみられ、アラタとジブリールの関係も・・・・・・。
現代(といっても少し未来か?)の戦争を描くシリーズでしたが、その本質はファンタジー。ファンタジーな世界の中で、どこか他人事のように自分を見ていたアラタが生きて悩んで苦しむ姿に目が離せなくなり、彼が常に抱き続ける疑問に一緒に頭を悩ませる物語でした。

☆あらすじ☆
アラタたちの活躍により、人民解放軍は打撃を受けた。しかし、大国としての誇りを背に、中国はミャンマー侵攻作戦を継続する…。時を同じくして、スポンサーである西側諸国から切り離されるアラタたち。さらに、ミャンマー軍すらも中国側に寝返ってしまう。そして、その四面楚歌の状況の中、国境をこえて怒涛のごとく押し寄せる人民解放軍。敵は一四万人、味方は三〇〇〇人。この劣勢な局面で、新田良太の作戦指揮が暁を呼ぶ―。
芝村裕吏が贈る英雄譚、ついにクライマックス!

以下、ネタバレありの感想です。
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マージナル・オペレーション4

『マージナル・オペレーション04』(芝村裕吏著/星海社FICTIONS)★★★★☆

マージナル・オペレーション 04 (星海社FICTIONS)
マージナル・オペレーション 04 (星海社FICTIONS)

さらに所帯が大きくなったアラタの民間軍事会社。
今回はミャンマー軍と人民解放軍との争いに首を突っ込むことになるのですが、その一方でアラタとジブリールの関係にも動きがあったり。色々と意味深な人物が増えたりもして、次巻(最終巻)の準備回という印象を受ける話でした。

☆あらすじ☆
敵は、人民解放軍──。西側諸国からの要請を受け、キャンプ・ハキムを根拠地に2000人の少年少女兵を率いる“子供使い”こと新田良太は、ミャンマー北部の国境地帯に位置する村々を怒濤の勢いで攻略していく。
それに対し、ついに中国は正規軍である人民解放軍を投入する。無人偵察機や攻撃ヘリなどの近代兵器を惜しげもなく繰り出す敵に対し、アラタは的確なオペレーションで大打撃を与えていくのだが……。
守護天使・ジブリールとの関係にも新たな季節が訪れる、熱誠の第4弾──!

以下、ネタバレありの感想です。
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マージナル・オペレーション3

『マージナル・オペレーション03』(芝村裕吏著/星海社FICTIONS)★★★★★

マージナル・オペレーション 03 (星海社FICTIONS)
マージナル・オペレーション 03 (星海社FICTIONS)

重かったぁー・・・。
アラタ試練の回ともいうべき第3巻。前巻の予告からして不穏な空気を出していたので覚悟してはいたものの、この容赦なさは・・・・・・
暗い話でしたが、ジブリールは可愛かったです。救いだ。癒やしだ。
アラタは自分の進む道に苦い思いを抱えながら、それでも揺らがずに真っ直ぐに進もうとする姿は本当に格好いいです。

☆あらすじ☆
新宿を恐慌に陥れた戦いの後、アラタたち一行は日本を出国し、タイへと降り立った。その地でアラタを待っていたのは、“子供使い”の悪しき影響で横行する少年兵を使ったビジネスと、“あの男”との思わぬ形での再会だった。再び、ファンタジーで現実を壊すべく、戦いに身を投じるアラタだったが、僅かな油断が、子供たち―そして、彼を愛した女の命を窮地に陥れてしまう…。
熱帯の戦場に血飛沫が舞う、緊迫の第3巻。

以下、ネタバレありの感想です。

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マージナル・オペレーション2

『マージナル・オペレーション02』(芝村裕吏著/星海社FICTIONS)★★★★☆

マージナル・オペレーション 02 (星海社FICTIONS)
マージナル・オペレーション 02 (星海社FICTIONS)

軍事的才能に目覚めた元ニート・アラタの次なるオペレーションの舞台は日本。
1巻から1年もの間傭兵稼業を続け、「子供使い」という異名を持つに至ったアラタですが、実質は子供に振り回されています。なんだか前巻よりも少し人間らしくなったような。たくさんの子供を愛するお父さんなアラタと、その子供を死地に送り込むオペレーターとしてのアラタの矛盾がとても苦しそうでした。
その子供も思春期ですし。大変だ。でもそんな思春期地雷娘のジブリールも可愛かったです。

☆あらすじ☆
中央アジアでの戦いを経て、一年ぶりに日本に降り立ったアラタと2ダースの“子供たち”。彼らを待ち受けていたのは、空港での通り魔事件と、日本の国家組織を名乗る謎の女性“イトウさん”だった―。通り魔事件、イトウさん、新興宗教、そしてかつての上司と同僚…全てが結びついたその時、アラタは東京の市街での作戦遂行を決意する―。
『ガンパレード・マーチ』の芝村裕吏が奏でる“現代の神話”、堂々の第二楽章開幕。

以下、ネタバレありの感想です。

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マージナル・オペレーション1

『マージナル・オペレーション01』(芝村裕吏著/星海社FICTIONS)★★★★☆

マージナル・オペレーション 01 (星海社FICTIONS)
マージナル・オペレーション 01 (星海社FICTIONS)

無職の30代日本人男性が外資の民間軍事会社に就職したらオペレーターとしての才能が開花した、という話。主人公の一人称視点で、ドライで事務的な報告をされているかのように話が進んでいきます。悲惨な現実と熱のない主人公の視点のギャップが不気味でした。そして、そこになぜか惹き込まれてしまい、一体これからどうなるのかとページを繰る手が止まらず一気に読みました。面白かったです。

☆あらすじ☆
三〇歳のニート、アラタが選んだ新しい仕事、それは民間軍事会社―つまり、傭兵だった。住み慣れたTOKYOを遠く離れた中央アジアの地で、秘められていた軍事的才能を開花させていくアラタ。しかし、点数稼ぎを優先させた判断で、ひとつの村を滅ぼしてしまう。モニターの向こう側で生身の人間が血を流す本物の戦場で、傷を乗り越えたアラタが下した決断とは―?
『ガンパレード・マーチ』の芝村裕吏が贈る、新たな戦いの歴史が、今はじまる。

以下、ネタバレ有りの感想です。

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