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懸想する殿下の溜息/森崎緩

懸想する殿下の溜息 (レガロシリーズ)
懸想する殿下の溜息 (レガロシリーズ)

評価:★★★☆☆
2010年8月刊。
王子と従者の身分差恋愛もの。
さりげなく(?)アピールするのに想いが伝わらなくてヤキモキする殿下と、主の懸想を叶えるために奮闘する生真面目な従者のすれ違いが切なくも微笑ましいラブロマンスです。
穏やかにしっとりと描かれていく身分差の恋。その問題を抱える彼らの結末がどうなるのか、最後までハラハラとさせられる物語でした。

☆あらすじ☆
意を決して告白をした王子・カレル。その恋の相手が自分だと気づかない従者・マリエ。生真面目なマリエは、殿下の想いが叶うよう奮闘するのだが―すれ違いから始まる、不器用な恋の行方は。

以下、ネタバレありの感想です。

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ストライクフォール2/長谷敏司

ストライクフォール 2 (ガガガ文庫)
ストライクフォール 2 (ガガガ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★☆☆
2017年3月刊。
ロボットSF×青春スポーツ第2弾。
1巻と2巻でひとつのオープニングということで、世界観についての色々補足が入った巻でした。

☆あらすじ☆
競うことは、争うことなのか。
史上、類を見ない“ルール違反”。雄星は処分決定を待つ間、二軍練習場へと送られる。前代未聞のスキャンダルを起こした異邦人に、選手たちはただただ冷たかった。無数の敵意にさらされる雄星に、二軍監督、ユウキ・プラバッキーは告げる。
「ここの連中がお前に冷たいのは、弟のことだけでも、ペナルティのことだけでもねえよ。みんな、パワーの時代が怖いのさ。おまえはストライクフォールの次の時代そのものだからな」
あの日、雄星のもたらした慣性制御技術は、ストライクフォールをまったく別の競技に変えてしまったのだ。
「おまえに残された道は、二つだ。時代を殺した男として恨まれながら勝者になるか、それとも、誰かがそうした勝者として栄光を掴むのを、指をくわえて見ているかだ」
同じく懲罰で試合機会を奪われたアデーレ。ストライクシェルの整備を学びはじめた環。みな、大切なものを失った傷を抱えながら、新たな戦いを始めている。なら――俺は。めまぐるしく変化する世界、「戦争」と「競技」の狭間で。雄星は、ストライクフォールともう一度向き合う。兄弟の憧れを、答えをこの手に“掴む”ために。
SF界の俊英が放つ疾走スペースグラフィティ、待望の第2弾!!

以下、ネタバレありの感想です。

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腹へり姫の受難 王子様、食べていいですか?/ひずき優

腹へり姫の受難 王子様、食べていいですか? (コバルト文庫)
腹へり姫の受難 王子様、食べていいですか? (コバルト文庫)

評価:★★★☆☆
2017年4月刊。
コバルトがたまに出す感じの、振り切れたテンションのラブコメファンタジー。我鳥彩子作品に近い雰囲気ですね。ローティーン向けっぽい可愛さが詰まった物語でした。
どれくらい振り切れているかというと、呪われたお姫様が飢えまくってお腹の虫を豪快に鳴かせ、イケメン騎士がせっせと食糧集めに奔走し給餌、じゃなくて給仕するという設定の段階でお察しです。
呪いをかけた魔女と対峙したり、顔だけが取り柄のバカ王子に振り回されたりと、すごく騒がしい話なのだけどなんか楽しかったw
テンションが幼い方向に高いので途中読むのが疲れることもあったけれど、悪くはない作品だったと思います。

☆あらすじ☆
サルシッチャ王国のティシエナ姫は、生まれたときに受けた呪いのせいで、食べても食べてもお腹がいっぱいにならない。ティシエナ姫も懸命に我慢するけれど、食材調達のために国庫は逼迫。亡国の王子で、今は近衛隊長のアルフィアスが、大量の食料を安く調達したり、食材を節約しつつ食べでのあるレシピを研究したりと日々奔走中。そんなある日、二人の前に呪いの主である魔女が現れて…!?

以下、ネタバレありの感想です。

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幻獣王の心臓/氷川一歩

幻獣王の心臓 (講談社X文庫)
幻獣王の心臓 (講談社X文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2016年10月刊。
ちょっと懐かしい方向に中二テイストな現代ファンタジー。
特殊な力を持つオッドアイの男子高校生が、心臓を取り戻そうと狙ってくる白虎となし崩しでコンビを組み、恐ろしい怪異に立ち向かっていく物語です。
設定にあまり目新しさはなかったけれど、威勢の良いにゃんことトラブルを放置できないお人好しな高校生のコンビはなかなか良かった。
続きも読みたいと思います。

☆あらすじ☆
十七歳の西園寺颯介は、右目が青で左目が緑というオッドアイの持ち主。「この世のあらゆる正邪を見破る」とされる特別な眼に惹かれ、人外の者が颯介に襲いかかる。そのときバケモノを蹴散らして現れたのは、一頭の美しい白虎。「彼」は十年前、颯介に奪われた自分の心臓を「今こそ返せ」と詰め寄るのだが……。変幻自在の幻獣王と、不可抗力でその相棒に据えられた男子高校生。相性最悪の退魔コンビ、ここに誕生!

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伯爵令嬢の婚約状況/山吹ミチル

伯爵令嬢の婚約状況 (アイリスNEO)
伯爵令嬢の婚約状況 (アイリスNEO)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2016年11月刊。
テンポの良いノリツッコミを楽しめる幼なじみラブコメ。
小さい頃から婚約者として育ち互いを知り尽くしているからこその気安い関係と、そこから一歩踏み出す甘酸っぱさのギャップにニヨニヨしてしまう作品でした。
女のドロドロバトルを率先してやりたがるヒロインの性格は結構クセが強いかなぁ。でもその都度ヒーローがツッコミ入れつつ手綱を握ろうとする関係が好きでした。あとがきの「(ただしリードは長め)」に笑ったw
やや説明不足な点があったり展開の起伏に欠けるところが惜しかったけれど、幼なじみものとしてはすごく楽しい作品でした。

☆あらすじ☆
伯爵令嬢アイリーンは、社交界にデビューして早々、婚約者のフィリップに愛人候補がいることを知る。確かに彼は公爵家嫡男で将来有望、容姿も女性に騒がれていたけれど、結婚前から愛人の座を狙っている人が居るなんて――。「やったわ、女のドロドロガチバトルなんて大好物です!」「楽しむな、陰険な戦いを!」フィリップのため息もなんのその、愛人候補との対決に燃え上がるアイリーンだけれど…?

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魔女と魔城のサバトマリナ/雨木シュウスケ

魔女と魔城のサバトマリナ (講談社ラノベ文庫)
魔女と魔城のサバトマリナ (講談社ラノベ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2017年4月刊。
好きな人に告白したことで文字通り「世界が変わった」少年が、魔女たちが争うサバトマリナに巻き込まれてしまう物語。
不思議な悪夢めいた雰囲気が独特の読み心地を作り出している作品でした。
設定や内容は悪くないのだけど、個人的にはもう少し色んな方面に熱量を感じたかったかな、という感じ。
でも、好きな人のために頑張る主人公には好感が持てました。

☆あらすじ☆
遼平がある日、友人の姉・綾音に告白したとき、世界は変わった――。遼平の胸を貫く、綾音の手から伸びた刃。加えて次に彼が目にしたのは、制服姿の綾音と、眼前に立つ巨大な化け物だった。実は、綾音は魔女であり、遼平は彼女を守るシュヴァリエとして、近代魔女同士の決闘――サバトマリナを戦い抜くことになったのだ。だが、まるで覚めない夢のようなこの世界に遼平を閉じこめているのは、綾音以外に考えられず……!?

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愛原そよぎのなやみごと 時を止める能力者にどうやったら勝てると思う?/雪瀬ひうろ

愛原そよぎのなやみごと 時を止める能力者にどうやったら勝てると思う? (ファミ通文庫)
愛原そよぎのなやみごと 時を止める能力者にどうやったら勝てると思う? (ファミ通文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2017年3月刊。
自称魔法少女の放課後アドバイザーとなった男子高校生の不思議な日常(?)を描いた物語。
ヒロインがかなり不思議ちゃんなアホの子で、そんな彼女に愛のあるツッコミを入れまくる主人公との掛け合いが楽しい作品でした。
あばたもえくぼレベルのデレっぷりだね、主人公!
テンプレをメタに外していく構成と、色々と伏線をおいた上でのどんでん返しも面白かったし、ストーリーも綺麗に着地。
あとがき的に2巻を予定しているの??
もし続くなら読みたいと思います。

☆あらすじ☆
「放課後、また相談してもいいかな?」
「時を止める能力者にどうやったら勝てると思う?」
僕が好意を寄せるクラスメイト、愛原そよぎの“なやみごと”は僕の想像を遥かに超える独特なものだった。本気とも冗談ともつかないその相談に真剣にアドバイスを送り、彼女のなやみはどうやら解決されたようだった。僕たちの関係も進展したかに思えたのだけど、この相談がきっかけで僕は彼女のとんでもない“秘密”に近づいてしまったようで!?
僕と彼女の非日常系おなやみ相談日常ラブコメ開幕!

以下、ネタバレありの感想です。

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境域のアルスマグナ2 盾の死神と博士の絡新婦/絵戸太郎

境域のアルスマグナ2 盾の死神と博士の絡新婦 (MF文庫J)
境域のアルスマグナ2 盾の死神と博士の絡新婦 (MF文庫J)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★☆☆
2017年3月刊。
ラミア嫁の愛で絞殺されそうな新米龍王の物語第2弾。
このシリーズ、夫婦がたくさん出てきてあっちこっちで夫婦漫才してるところがかなり好きですw
今回の敵であるフランケンシュタイン博士との戦いも面白かったけれど、やっぱりまだ色々と荒削りかな。引きは良かったので3巻が楽しみです。

☆あらすじ☆
それは一つの可能性。道を踏み外したもう一人の「レオ」。
鳴海との激戦を経て<王>としての一歩を踏み出した怜生。怜生の強大な力を巡ってあらゆる勢力が権謀術数を巡らす中、彼が出会ったのは災厄の怪物――医療魔術師『レオ・フランケンシュタイン』

以下、ネタバレありの感想です。

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幼馴染の自動販売機にプロポーズした経緯について。/二宮酒匂

幼馴染の自動販売機にプロポーズした経緯について。 (カドカワBOOKS)
幼馴染の自動販売機にプロポーズした経緯について。 (カドカワBOOKS)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2016年8月刊。
タイトルの「自動販売機」のインパクトがすごいけれど、正しくそのままな内容の恋愛小説でした。
まさか自動販売機に可愛さを感じる日がくるとは・・・!
無邪気で人外な彼女に振り回される主人公の恋の懊悩が楽しい作品だったと思います。

☆あらすじ☆
――僕は、自販機の彼女に、恋をした。
田舎町のおんぼろな自動販売機、そのそばには着物姿の女がいる。軽やかに歌う彼女は、人ならぬもの。そんな「自販機」にうっかり恋をしてしまった“ぼく”の片思いを描いた、笑って泣ける青春恋愛劇。

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レッド・クイーン/ヴィクトリア・エイヴヤード

レッド・クイーン (ハーパーBOOKS)
レッド・クイーン (ハーパーBOOKS)

評価:★★★☆☆
2017年3月刊。
X-MENのシンデレラストーリーをディストピアSF世界でやってみたファンタジー。
銀の血を持つ異能者の支配階級シルバーと、赤い血を持ち虐げられる奴隷階級レッド。
レッドにはないはずの異能に目覚めた少女は、偽りの身分を与えられシルバーとして王侯貴族の世界に放り込まれることになるのです。
支配者たちと抵抗勢力、相次ぐ裏切り、揺れる三角関係、ハリウッド映画的に派手な異能バトル、などなど色んな要素が詰め込まれた作品でした。
三部作の一作めということで、この巻は壮大な序章といった感じかな。
ここまででも十分面白いけれど、本領発揮するのはここからなんでしょ?と期待しちゃいます。
今のところ鬱すぎて爽快さに欠けるので、スッキリハッピーエンドを願います・・・!

☆あらすじ☆
貧しい村で家族と暮らす少女メアは、ある日、不思議な力に目覚める。それは奴隷階級の“レッド”が決して持つはずのない、支配階級“シルバー”の力だった。メアは王家に直ちに捕らえられ、死を覚悟するが、命と引き換えに名前を奪われ、“行方不明になっていたシルバーの王女”に仕立て上げられてしまう。宮殿で待ち受ける謀略と裏切り、冷酷な国王と二人の王子―果たしてメアの運命は。

以下、ネタバレありの感想です。

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