「講談社X文庫ホワイトハート」カテゴリーアーカイブ

薔薇の乙女は剣を捧げる(薔薇の乙女シリーズ4)/花夜光

薔薇の乙女は剣を捧げる (講談社X文庫)
薔薇の乙女は剣を捧げる (講談社X文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年9月刊。
不死者と戦う力をもった少女の波乱の運命を描くヒロイックファンタジー第4弾。
舞台を日本からロンドンに移してのクリス回。そして、うじうじとネガティブだった莉杏が、精神的にも肉体的にも大きく成長を遂げる修行回でした。
ラストの衝撃でちょっとヘコんだりもしましたが、今回もめちゃくちゃ面白かったです。

☆あらすじ☆
女性でありながら《薔薇騎士》で、誰もが求める聖杯の鍵を握る運命の少女・莉杏は、宿敵《不死者》の王レオナルドの呪いを解くため、仲間と共に英国へ向かうが!?

以下、ネタバレありの感想です。

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「薔薇の乙女は不死の王にまみえる」「薔薇の乙女は聖杯を抱く」(薔薇の乙女シリーズ2・3)/花夜光

薔薇の乙女は不死の王にまみえる (講談社X文庫)
薔薇の乙女は不死の王にまみえる (講談社X文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2巻:2015年4月刊、3巻:2015年8月刊。
やっぱり面白い!
不死者と戦う能力を持った女子高生が、自分の運命を知っていくダークファンタジーの第2弾・第3弾。
吸血鬼ハンター的な物語としても大きく動き出してきました。
それにしてもイケメンだらけの逆ハーレムだけど恋愛どころではなく、ひたすら主人公に鞭を打っていくスタイルなのかな。世界が主人公に優しいようで厳しい・・・・・・・。その試練を乗り越えて少しずつ前向きになろうと努力する主人公は、個人的にはとても好ましかったりします。

☆あらすじ☆
普通の女子高生だった莉杏は、ある日、自分が薔薇騎士団の総帥の娘で、《薔薇騎士》であることを知った。薔薇騎士団の依頼である名門女子校に転入するのだが!?

以下、2冊まとめてのネタバレあり感想です。

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薔薇の乙女は運命を知る(薔薇の乙女シリーズ1)/花夜光

薔薇の乙女は運命を知る (講談社X文庫)
薔薇の乙女は運命を知る (講談社X文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2014年12月刊。
こんなに好みなダークファンタジーなのに、なぜ今まで見落としていたのか・・・・・・!
養父母に虐待され、学校では苛められる内向的な女子高生。
そんな彼女が、不思議な転校生の登場と陰惨な事件を通して、自分に隠された秘密を知っていくことになる、という現代ファンタジーです。ゾンビもの? いや吸血鬼ハンター系か?
うじうじとした内面を抱える主人公をはじめ、全体的に薄暗い物語なのですが、その暗さがたまらなく魅力的。
まだまだ序章ではあるものの、少しずつ外側を剥がし足元を崩していくかのような展開にゾクゾクしっぱなしでした。
そして義兄がとても病んでて良いw
次巻以降を読んでいくのが楽しみです(^o^)

☆あらすじ☆
内気で自分に自信のない女子高生の牧之内莉杏の前に、ふたりの転校生が現れた。その日から、莉杏の運命は激変することに!? ネオヒロイックファンタジー登場! 「莉杏、君は薔薇騎士なんだ」 薔薇の証を持つ少女に、ふたりの美青年は出生の秘密を告げる。世界を賭けた宿命の闘いがはじまる。運命の扉が今、開かれる!!

以下、ネタバレありの感想です。

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ギデオンの恋人/石和仙衣

ギデオンの恋人 (講談社X文庫ホワイトハート)
ギデオンの恋人 (講談社X文庫ホワイトハート)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2011年2月刊。
魔法とサーカスによって出会った、お転婆な少女と無口な青年の恋の物語。
最初から最後まで切なくて、胸がぎゅっと締め付けられるような作品でした。二人とも一途すぎるくらい一途なところがまた切ない。
小粋に喋るライオン・ギデオンも魅力的。
ラストはぽろっと泣けてしまったけれど、幸せな夢を見たような気持ちの良い読後感に満足しました。こういう少女小説ってほんと好きだ・・・!

☆あらすじ☆
舞台は聖歴20世紀初頭のアンゲリア王国。裕福な生まれのメリッサ・クリマイヤーは、初めて訪れたサーカスで、無口な綱渡りの青年リンドウと、人間の言葉を話す不思議なライオン、ギデオンに出会う。ある時、メリッサはリンドウとギデオンがまったく歳をとらないことに気がつく。それは、かれらが交わしているという魔法の契約のせいだった――。切なくて思わず涙する、珠玉のラブストーリー!

以下、ネタバレありの感想です。

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戦女神の婚礼/沙藤菫

戦女神の婚礼 (講談社X文庫)
戦女神の婚礼 (講談社X文庫)

評価:★★★☆☆
2016年8月刊。
神格化されて戦地を駆け抜けた「戦女神」が、戦後、大国の皇帝と政略結婚をすることになるという物語。
女神として兵を率いてきた凜々しい顔と、少女としての優しい素顔を持つ主人公のギャップがなかなか好み。
そこを詳しく書いてほしかった! と残念に思う部分はあったけれど、王道ラブロマンスとしてテンポの良い展開を楽しめる作品でした。

☆あらすじ☆
アイリーンは、アスセナ国の戦女神として、兵士を率いて戦場を駆け廻る生活を送っていた。だが、そんな彼女に突然、国王より嫁入りの命が下る。その嫁ぎ先は、先進の文化を誇る大国、ヴォールグ帝国。花婿は「死神王」と恐れられる冷酷な皇帝・オルランドだったのだ!
鎧をウェディングドレスに着替え、アイリーンは望まぬ愛の誓いを立てる・・・・・・。

以下、ネタバレありの感想です。

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鳥は星形の庭におりる/西東行

鳥は星形の庭におりる (講談社X文庫ホワイトハート)[Kindle版]
鳥は星形の庭におりる (講談社X文庫ホワイトハート)[Kindle版]【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2009年3月刊。
神々が去ったあとの世界に残された鳥の塔と迷宮の謎を巡る、聡明な少女と名もなき吟遊詩人の冒険譚。
奥行きのある世界観がとても素敵。主人公の気高さも読んでいて気持ちの良いものでした。
そしてラストの切なさと透明感には胸を打たれます。幸せな余韻に浸れる素晴らしいファンタジーでした。

☆あらすじ☆
双都オパリオンの貴族の娘プルーデンスは、ちょっぴりおませな13歳。亡くなった祖母を弔うため、家族とともにアラニビカ島に向かうが、遺品から護符が見つかって――。島の迷宮の謎をめぐり、プルーデンスは大人たちの陰謀に巻き込まれていくことに。味方となるのは、蒼い衣をまとった名無しの吟遊詩人。容易く女たちを魅了する彼の正体は――。壮大な迷宮ファンタジー、堂々のデビュー!!

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花の乙女の銀盤恋舞

『花の乙女の銀盤恋舞』(吉田周著/講談社X文庫ホワイトハート)★★★★☆

花の乙女の銀盤恋舞 (講談社X文庫ホワイトハート)
花の乙女の銀盤恋舞 (講談社X文庫ホワイトハート)

2016年3月刊。
アイスダンスをモチーフにした競技「氷舞闘」に挑む幼なじみカップルの物語。
初恋をこじらせたヒーローにニヤニヤしたり、身近すぎて鈍感になってしまうヒロインにハラハラしたりと、すれ違うふたりが微笑ましい初恋ものでした。
色々と頑張るヒーローを健気とみるかヘタレとみるかはさておき、その動機が可愛すぎて悶えましたw
肝心のアイスダンスシーンは、神話を氷上に表現していくという情景の美しさが素晴らしいものでした。
糖度も十分に高いし、これは良い少女小説ですね!
ちなみに、前作「氷闘物語 銀盤の王子」の8年後の物語でしたが、前作未読でも問題なく楽しめました( ´ ▽ ` )ノ

☆あらすじ☆
スモンの姫君、ロザリーアは、まだ恋を知らない。一方、幼なじみの貴公子リクハルドは、幼い頃からずっとロザリーアのことを想い続けていた。容姿端麗、頭脳明晰、しかも氷闘の現王者、リクハルド。天が二物を与えた完璧王子なのに、内面は傷つきやすく臆病で、自分の気持ちを伝えることがどうしてもできない。この二人が、男女が組みになって滑る「氷舞闘」に、挑戦することになった。祖国の発展のために著名な氷闘士になるのが夢だったロザリーアは、リクハルドの恋心に気付かぬまま、無我夢中で鍛錬にあけくれる……。個性的な登場人物たちに彩られながら、銀盤の上の魔法が、少しづつ少しずつ不器用な二人の心を寄り添わせていく。いじらしく、可笑しく、可憐な初恋物語。

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アリス イン サスペンス

『アリス イン サスペンス』(桃華舞著/講談社X文庫ホワイトハート)★★★☆☆

アリス イン サスペンス (講談社X文庫ホワイトハート)
アリス イン サスペンス (講談社X文庫ホワイトハート)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

2011年3月刊。
ホワイトハート新人賞受賞作。
無法地帯な街を舞台に、とある殺人事件の犯人を追う少年達の物語。
頻繁に韻を踏む文体、ドライな語り手、淡々と進むストーリー。
コミカルなのかシニカルなのか、どこか悪夢めいた不思議な味わいのある小説でした。
好みは分かれそうですが私は結構好き。段々とクセになるような読み心地なのです。

☆あらすじ☆
「なにか楽しいことはないのかな」それがおれたちの口癖だった。親を知らず、無法地帯シークレット・ガーデンで生まれ育った十四歳のヒツジコには、仲間がいた。見た目美少女のユキノジョウ、家出少年ジャック、シルバーの血を持つハイド。そして、アリス。孤独を抱え、ときに街に呑み込まれそうになりながら、それでも強く生きる少年達の物語がここに!

以下、ネタバレありの感想です。

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薔薇十字叢書 石榴は見た 古書肆京極堂内聞

『薔薇十字叢書 石榴は見た 古書肆京極堂内聞』(三津留ゆう著/Founder:京極夏彦/講談社X文庫ホワイトハート)★★★☆☆

薔薇十字叢書 石榴は見た 古書肆京極堂内聞 (講談社X文庫ホワイトハート)
薔薇十字叢書 石榴は見た 古書肆京極堂内聞 (講談社X文庫ホワイトハート)

2015年10月刊。
京極夏彦公認「百鬼夜行」公式シェアードワールド薔薇十字叢書。その第1弾ラインナップの1作です。
先に「ジュリエット・ゲェム」(感想記事)の方を読んでいたのですが、こちらは本編の時間軸での日常話。
そして主人公は石榴です。この猫、化けてないって京極堂が文句言ってましたが、あれ?化けてませんか・・・・・・?
石榴が見る京極堂たちの日常は、なんだかとっても甘い雰囲気でしたww

☆あらすじ☆
吾輩は猫である。名は、石榴。我が飼い主は――古本屋兼拝み屋・中禅寺秋彦。京極堂夫妻の飼い猫・石榴が人間たちの“不思議なことなど何も無い”毎日を見届ける。京極堂と妹の敦子が大喧嘩!? 石榴を連れて兄宅を飛び出した敦子は、そのまま山手線に乗り込んだが、そこで出会ったのは……(第一話:猫盗人)浅草で榎木津礼二郎の死体が発見された。大喜びした張本人であり探偵の榎木津は、首輪を付けた石榴を連れて現場に向かう。(第二話:連れ添い猫)ある朝京極堂が目覚めると、妻の千鶴子が姿を消していた。古本屋に残された一人と一匹の長い一日が始まる。(第三話:猫と良薬)京都弁の家猫・石榴が語る徒然ミステリ、百鬼夜行公式トリビュート・薔薇十字叢書シリーズ。

以下、ネタバレありの感想です。

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薔薇十字叢書 ジュリエット・ゲェム

『薔薇十字叢書 ジュリエット・ゲェム』(佐々原史緒著/Founder:京極夏彦/講談社X文庫ホワイトハート)★★★★☆

薔薇十字叢書 ジュリエット・ゲェム (講談社X文庫ホワイトハート)
薔薇十字叢書 ジュリエット・ゲェム (講談社X文庫ホワイトハート)

2015年10月刊。
京極夏彦公認「百鬼夜行」公式シェアード・ワールド「薔薇十字叢書」(公式サイト)のトップバッターな1作。
百鬼夜行シリーズは途中までしか読んでないし内容もうろ覚えなのですが、本作はそんな私でも問題なくとても楽しめました。ただ、本編に全く触れたことがないとちょっと厳しいかもしれません(中禅寺兄妹、榎木津、千鶴子が誰か分かればOK)。

主人公は京極堂の妹・敦子。12歳の彼女が在籍した女学校での不思議な事件を描く、3章立ての物語です。
(原作の関係上当然なのですが)第二次世界大戦の真っ最中という少女小説には珍しい時代設定も新鮮でしたし、「百鬼夜行」シリーズのキャラクターたちをうまくライトに仕上げているところも良かったです。
ていうか!榎さんが!超絶イケメン!!!!

☆あらすじ☆
昭和十七年四月、中禅寺敦子は兄・秋彦の薦めで、横浜の港蘭女学院に入学し、寮生活をはじめる。同室の麗しい先輩・紗江子と万里にかわいがられ、学校にも慣れた頃、教室で『天使様』というゲームが流行りはじめる。天使様のお告げで、紗江子が万引きの常習犯だと噂されるようになり、敦子は兄の知識も借りて、天使様の存在を否定する。ところがその翌日から敦子の周囲で不気味な事件が相次ぎ……。少女探偵・敦子登場!!

以下、ネタバレありの感想です。

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