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文句の付けようがないラブコメ6/鈴木大輔

文句の付けようがないラブコメ 6 (ダッシュエックス文庫)
文句の付けようがないラブコメ 6 (ダッシュエックス文庫)

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評価:★★★★☆
2016年11月刊。
繰り返されるゲームの始まりと終わりが描かれる第6巻。
てっきり完結かと思いきや、一段落を経て物語はまだ続く様子・・・・・・でもこれどうやって続くの??

☆あらすじ☆
幾千の輪廻を超えて、紡がれ続けるネバーエンディングストーリー。1人の少年と1人の少女。彼らはなぜ惹かれあい、引き裂かれ続けるのか。このゲームのそもそもの発端とは。桐島ユウキとは。神鳴沢セカイとは。不条理の深淵に迫るとき、喜劇の真実が明らかになる――。
大反響”セカイでいちばん泣ける”ラブコメディ、約1年振りとなる待望の最新刊が満を持して登場!!

以下、ネタバレありの感想です。

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死んでも死んでも死んでも死んでも好きになると彼女は言った/斧名田マニマニ

死んでも死んでも死んでも死んでも好きになると彼女は言った (ダッシュエックス文庫DIGITAL)[Kindle版]
死んでも死んでも死んでも死んでも好きになると彼女は言った (ダッシュエックス文庫DIGITAL)[Kindle版]【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2016年4月刊。
ツンデレ美少女と花火屋の息子のひと夏の恋を描いた青春小説。
あらすじに書いてあるほど泣ける話という感じではなかったかなー。
ただ、ひとつの目標に向かって頑張るふたりの、甘酸っぱくて初々しい恋の様子を楽しむことができる作品でした。

☆あらすじ☆
初恋相手の寿命は夏の三カ月。 俺の初恋相手、支倉由依(はせくらゆい)は毎年夏の三カ月間だけ、生まれて死んでを繰り返す。 ――六月。夏祭り実行委員活動に追われる日々。仲間たちの声。 ――七月。由依の生意気で頼りない瞳と、初めての恋。 ――八月。雨の味のキス。夜空を彩ったあの打ち上げ花火。 すべての日々がかけがえなくて、甘く切ない思い出に満ちていた。 そして最後に、心をえぐられるような別れの瞬間が訪れる。 それでも俺はこの想いを決して手放さない。 「死んでも死んでも死んでも死んでも好きになる」と、彼女が言ってくれたから――……。 一瞬の命を恋で燃やす、今世紀もっとも泣けるラブコメディ。

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尾木花詩希は褪せたセカイで心霊を視る/紺野アスタ

尾木花詩希は褪せたセカイで心霊を視る (ダッシュエックス文庫)
尾木花詩希は褪せたセカイで心霊を視る (ダッシュエックス文庫)

評価:★★★★☆
2016年10月刊。
面白かった!
廃デパートにあらわれる「観覧車の花子さん」と、花子さんに逢いたい少年と、心霊写真を撮る少女の物語。
感情の薄いヒロインが、主人公との交流を通して少しずつ心に揺らして傷を癒やす話って好きなんですよね。もどかしさと甘酸っぱさに青春を感じてときめくんです。
都市伝説的なオカルトから、主人公の姉の秘密を探っていくミステリーへと移っていく展開も読み応えあり。二転三転して意外な真実を明かしつつ、読後感は切なくも爽やかなものでした。

☆あらすじ☆
久佐薙卓馬は廃墟と化したデパートの屋上遊園地で、傷だらけの古いカメラを持った不思議な少女―尾木花詩希と出逢う。卓馬の通う高校で“心霊写真を撮ってる変わった女”と噂される詩希に「屋上遊園地に出るといわれる“観覧車の花子さん”を撮ってほしい」と依頼するのだが、「幽霊なんていない」と取り合ってもらえない。しかし、諦めきれない卓馬は写真部を訪ね、詩希を捜そうとするのだが、彼女がいるのは“心霊写真部”だと教えられて…。卓馬が逢いたいと願う“観覧車の花子さん”を、詩希は写すことができるのか―。少年の想いが少女の傷を癒す、優しく切ない青春譚。

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その10文字を、僕は忘れない/持崎湯葉

その10文字を、僕は忘れない (ダッシュエックス文庫)
その10文字を、僕は忘れない (ダッシュエックス文庫)

評価:★★★★☆
2016年7月刊。
一日に10文字しか喋れない少女と、偶然に彼女の事情を知った少年の恋を描いた青春小説。
スケッチブックを経由する言葉のやりとりがくすぐったくて良い。甘酸っぱいやりとりの中で、彼女の心の傷に触れながら少しずつ近づいていく二人の関係性がたまらなく愛おしい作品でした。
ヒロインの持つハンデに絡めながら、誰かに恋をするということを率直に描いた王道のラブストーリーだと思います。
終盤のシーンはベタながら清々しくて最高にきゅんとしました。とても素敵な恋の話を読めて大満足です( *’w’)

☆あらすじ☆
ある日学校をサボった俺は、雨よけに寄った公園で、びしょぬれの女の子に会った。名前は宮崎菫。彼女は、話すことができない。声が出ないのだ。言葉をしゃべれずスケッチブックで会話をする彼女は、クラスでも浮いている存在だった。気まずい雰囲気の中、かかげられたスケッチブックに躍る文字。「春は好きですか?」不器用でも一生懸命にコミュニケーションを取ろうとしてくれる菫に、俺はやがて惹かれていった。菫はまったく話すことができないわけではなかった。彼女は”一日に10文字しかしゃべれない”のだ。「ありがとう」も、「ごめんさい」も、「嬉しい」も、「大好き」も。大切なことは10文字でみんな伝えられるって、そう思ってた。 でも、菫に課せられた症状には、あまりにも優しくて悲しい過去が秘められていたんだ――。声を失った少女と、無気力な少年が贈る、10代の煌めく青春ラブストーリー。

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六花の勇者 archive1 Don’t pray to the flower

『六花の勇者 archive1 Don’t pray to the flower』(山形石雄著/集英社ダッシュエックス文庫)★★★★☆

六花の勇者 archive1 (ダッシュエックス文庫)
六花の勇者 archive1 (ダッシュエックス文庫)

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2016年3月刊。
本編の前日譚を集めた初の短編集。
本編で削り取られた精神が癒されるような、ほのぼのとした日常が描かれていました。
それにしてもモーラには笑い死にさせられるかと思ったw

☆あらすじ☆
魔神復活を阻止し、世界を救うために選ばれた六花の勇者たち。高い戦闘力や特殊能力を有す者、聖者として修練を重ねていた者など、その優秀さはお墨付きなのだが、クセ者揃いの彼らが六花の勇者になる前の「日常」は平穏無事とはほど遠く…。ハンスの謎めいた殺し屋稼業、万天神殿でのモーラやチャモたちの日常、ナッシェタニアに裏で恋人を作るよう画策されるゴルドフの青春、凶魔として生きるフレミーの家族への想い、少年時代のアドレットの夢―など、彼らの本心や素顔には意外な一面があり…?そして、誰もが祈りを捧げる一輪の聖者とは一体!?伝説に挑み、謎と戦う「以前」を描く珠玉の短編集!

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夜明けのヴィラン 聖邪たちの行進

『夜明けのヴィラン 聖邪たちの行進』(地本草子著/集英社ダッシュエックス文庫)★★★★☆

夜明けのヴィラン 聖邪たちの行進 (ダッシュエックス文庫)
夜明けのヴィラン 聖邪たちの行進 (ダッシュエックス文庫)

2016年2月刊。
すごく面白かった!!
ヒーローが崇拝されヴィランが憎悪される街を舞台にした、アメコミ感満載のヒーローアクション。
「ヒーローとは究極的に善の存在であり、その成す行為は善である。」
この一文にゾワゾワくるものを感じたら是非読んでほしい。
ヒーローとヴィラン、正義と悪。その対立の中で生まれる新たなヒーローの物語です。
今回の事件そのものは一応綺麗に終わっていますが、気になる伏線もあるので是非シリーズ化してほしいです!

☆あらすじ☆
悪役(ヴィラン)は正義の夢を見るか? 僕の中に、最凶最悪の悪役(ヴィラン)が棲む――
超人的な力を生み出す器官–〝チャンバー〟の発見により、ヒーローとヴィランの存在が科学的に証明された世界。ヴィラン排除の気運が高まる中、リアクタ・シティに住む高校生シンザキ・ユウマは、最凶最悪のヴィラン、エヴィルエンドの息子として生まれ、その能力を受け継いでいることを世に暴かれないか恐れていた。だがヒーロー殲滅を叫ぶヴィラン、Dr.デブリードマンによる市民への無差別攻撃から、子どもを救ったことをきっかけに、ユウマは同級生のヒーロー、キョウノ・アカリに目をつけられ、やがてヒーロとヴィランの境を超えた壮大な戦いへと巻き込まれていく……善と悪が交錯する新たなヒーロー伝説ここに誕生!

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ボディガードな彼女いわく、サディスティック日和にて。

『ボディガードな彼女いわく、サディスティック日和にて。』(望月充っ著/集英社ダッシュエックス文庫)★★★☆☆

ボディガードな彼女いわく、サディスティック日和にて。 (ダッシュエックス文庫)
ボディガードな彼女いわく、サディスティック日和にて。 (ダッシュエックス文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

2016年2月刊。
第2回集英社ライトノベル新人賞「特別賞」受賞作。
殺人事件を目撃してしまったことから、JKボディガードに護衛してもらうことになった不運体質高校生の受難を描く物語。
ヒロインがドSすぎて、一体誰から身を守れば良いのか分からなくなるレベルw
ハイテンションなドタバタ劇がなかなか楽しい作品でした。

☆あらすじ☆
天下に並ぶ者がいないほど、破滅的に、神憑って、運が悪い高校生・向希純(むかいきすみ)はある日の下校途中、暗殺者ファントムの犯行現場を目撃し、次のターゲットとされてしまう。 すぐさま助けを求めに警察に駆け込むが、相手にされない希純。それでも食い下がる彼に刑事・室田万寿夫が紹介したのは、警備会社『SMG』(スクール・メイツ・ガーディアン)と呼ばれる謎の事務所だった。そこを訪れた希純を待っていたのは――なんと美人女子高生!? お金もない、頼るあてもない希純は設立されたばかりのSMGのモニターとして、沙耶香とボディガードの契約を結ぶことに。これで一安心と思った矢先…… 「あれ……? 俺、前より危ない目に遭ってない……!?」 希純に敢えて危険な橋を渡らせ、苦しむ姿をうっとりと眺める沙耶香。 実は彼女は真性のドSだった! 「護るべきか、虐めるべきか。それが問題ね」 不運な少年の強制ドMスクールライフ、危険に開幕!!

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文句の付けようがないラブコメ5

『文句の付けようがないラブコメ5』(鈴木大輔著/集英社ダッシュエックス文庫)★★★★☆

文句の付けようがないラブコメ5 (ダッシュエックス文庫)
文句の付けようがないラブコメ5 (ダッシュエックス文庫)

前巻の感想はこちらから


2015年12月刊。
4巻からスタートした展開の後編。
前回の前後編よりも結末が精神的に辛すぎて(´;ω;`)
全体的には6巻からの新たな展開に向けた準備回だったのかな?
6巻がかなり重要になりそうなので、続きがとても楽しみです。

☆あらすじ☆
九十九機関の走狗としての己をつらぬいたユウキだが、そのことにより神との関係は振り出しに戻ってしまった。ふたたび始まる変わらぬ日々。セカイが身を削って世界を保ち、対価としてユウキがセカイに身を捧げるという、歪なかたち。それが続けられるならまだいいが、だがセカイの命は限界に近づき、いずれにせよ近いうちに世界は終わる。運命を変えられる可能性を持つのは、神として奇跡の力を揮える神鳴沢セカイしかいない。自分の役割と、愛する人を想う気持ちとの狭間で苦悩するユウキは、最終的に”新婚旅行”という奇妙な答えを導き出す。果たして彼の真意とは――?

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孤高の精霊術士 強運無双な王都奪還物語

『孤高の精霊術士 強運無双な王都奪還物語』(華散里著/集英社ダッシュエックス文庫)★★★☆☆

孤高の精霊術士 ―強運無双な王都奪還物語― (ダッシュエックス文庫)
孤高の精霊術士 ―強運無双な王都奪還物語― (ダッシュエックス文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

2015年12月刊。
天涯孤独となった少年が、持ち前の運の良さでピンチを乗り越えていく物語。
かなりサクサク進むので読みやすいのですが、ちょっとダイジェストっぽい感じがする展開の早さでした。WEB小説の書籍化にあたり全編書き下ろしたそうなので、その影響があるのかなぁと思ったり。
あと「孤高」と「強運」は今回はそこまで目立っていなかったのですが、この先で本領発揮となるのでしょうか。
ヒロインを筆頭にキャラは良かったです。

☆あらすじ☆
一番の武器は…「運」!? 小説投稿サイト「E★エブリスタ」ライトノベル部門第1位作品! 王都を目指す最中、偶然助けた魔獣が実は皇魔の女の子!? しかも俺の使い魔になるとか言いだしくっついて離れない!! 城では魔導師長と第一王子が国王を幽閉し国家転覆の大ピンチ!! 脅える民衆、国の無事を祈る姫。そんな中、俺が皇子だという新事実。だったら国も民も姫の想いも俺が救ってやろうじゃないか!! 運に愛されし皇子が立ち上がる時、偶然は必然を呼び寄せる。 弱くてもヘタレでも、誰よりツイてて愛される主人公が覇道を征く! 剣と魔法の王道無双ファンタジー、ここに開幕!!

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MONUMENT あるいは自分自身の怪物

『MONUMENT〈モニュメント〉 あるいは自分自身の怪物』(滝川廉治著/集英社ダッシュエックス文庫)★★★☆☆

MONUMENT あるいは自分自身の怪物 (ダッシュエックス文庫)
MONUMENT あるいは自分自身の怪物 (ダッシュエックス文庫)

2015年11月刊。
魔術が存在するけれど、結局は似たような歴史を歩んできた世界を舞台にしたダークファンタジー。
謎めく展開と凝った伏線が面白い作品でした。
言い回しが難解に感じられて読むのに時間がかかってしまいましたが、それだけ読み応えは抜群でした。
終わり方が微妙にスッキリしないのですが、続きはあるのだろうか・・・・・・

☆あらすじ☆
人類が火を熾すよりも先に、発火の魔術に目覚めた世界。 旧ソ連出身の孤独な少年工作員ボリス・カルノフは、とある少女の護衛依頼を受ける。少女の名前は千種トウコ。一億人に一人といわれている『賢者』の魔力資質を持った魔術師らしい。ボリスの任務は彼女が『ピラミス魔法学院』を卒業するまで、あらゆる危険から護り抜く事だという。 どうにも不透明な依頼を怪しむボリスだが、訪れたピラミス島の地下に眠る超古代魔法文明の遺跡『モニュメント』をめぐる戦いに巻き込まれて、自分自身と世界に秘められた真実に邂逅する!! 絶望からはじまり、未来に挑むネオ・ファンタジー、開幕!!

以下、ネタバレありの感想です。

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