「富士見L文庫」カテゴリーアーカイブ

僕が恋したカフカな彼女/森晶麿

僕が恋したカフカな彼女 (富士見L文庫)
僕が恋したカフカな彼女 (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2017年1月刊。
面白かった〜!
カフカ中毒のヘルメット女子に恋した元プレイボーイが、カフカっぽい奇妙な事件の謎を解いていく青春恋愛ミステリー。
ミステリーに絡めてカフカについて語られていくのが面白い作品でした。
ただ、一番面白いのはヒロインに恋してしまう主人公の挙動だったりして。恋の病とはなんて痛々しいものなのでしょうかw
某シリーズのあの人がゲスト出演(?)したりもする、楽しい作品でした。
シリーズ化を期待しています!

☆あらすじ☆
「君をカノジョにするチャンスをくれ」「なら──カフカにおなりなさい」
「何、この誤字脱字だらけのダブンは」架能風香への恋文は見事に散った。フランツ・カフカを敬愛する彼女にふさわしい男になるため、深海楓は急遽小説家を志す。そして彼女の洞察力を目の当たりにすることになる――

以下、ネタバレありの感想です。

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かくりよの宿飯5 あやかしお宿に美味い肴あります。/友麻碧

かくりよの宿飯 五 あやかしお宿に美味い肴あります。 (富士見L文庫)
かくりよの宿飯 五 あやかしお宿に美味い肴あります。 (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年11月刊。
あやかしの世界「かくりよ」を舞台にした飯テロ和風ファンタジー第5弾。
3巻から続いた折尾屋編もついにクライマックス。
最後の最後までトラブルが起こったり、葵の過去が少し明らかになったりしつつ、いつも通りに美味しそうなものだらけで今回も面白かったです。

☆あらすじ☆
呪われし南の地で奮闘する葵の元に、思わぬ助っ人(?)が到来――!?
磯姫の想いを継ぎ、「海宝の肴」の担当を買って出た葵。折尾屋の面々とも少しずつ打ち解け、また天神屋からの思わぬ助力もあり、順調に準備を進めていた。だが、それを快く思わない存在が、ついに葵に直接接触し……

以下、ネタバレありの感想です。

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浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。/友麻碧

浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。 (富士見L文庫)
浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。 (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2016年11月刊。
面白かったー!!
「かくりよの宿飯」の友麻碧さんの新シリーズは浅草あやかし物語。
前世が大妖怪の女子高生が、あやかしたちのために釘バット片手に奮闘する爽快活劇です。
ラブコメも最高で、前世も今世も夫婦なカップルが可愛すぎて転げまわりました〜。鬼嫁とツンデレ夫のケンカップルが尊い!
軽快な夫婦漫才の一方で、背景にある事情が重かったり今後のトラブルを予感させる不穏な気配があったりと、コメディとシリアスのバランスも絶妙。
今後どんどん面白くなりそうなストーリーに期待しかありません。
発売即重版したようなので、おそらく無事にシリーズ化するでしょうしね。
「かくりよ」とのリンクも気になるので(今のところ繋がりは少しだけ)、続きがとても楽しみです。

☆あらすじ☆
浅草に住み、浅草グルメをこよなく愛する女子高生、茨木真紀。人間のくせに日々あやかし関連の厄介ごとに首を突っ込んでは腕力で解決する彼女には、秘密があった。それは、真紀が前世の記憶を持っていること。そして、その前世は人間ではなく、平安時代にその名を轟かせた鬼の姫――”茨木童子”だということ。
前世で「夫」だった”酒呑童子”の生まれ変わりである同級生・天酒馨を引き連れ、ブラックバイトに苦しむ手鞠河童や老舗そば屋を営む豆狸の一家など、悩めるあやかしたちのために「最強の鬼嫁」は今日も浅草の街を駆け回る!

以下、ネタバレありの感想です。

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有松恋染めノスタルジー/藍生有

有松恋染めノスタルジー (富士見L文庫)
有松恋染めノスタルジー (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2016年11月刊。
ノスタルジックな絞り染めの街・有松を舞台にした、染め物と淡い恋のお話。
何か大きな事件が起こるわけでも日常に謎があるわけでもないけれど、穏やかで優しい雰囲気に心が温まる作品でした。
ちょっと人生迷子中な女性が、口数が少なくて猫みたいな職人さんに惹かれていく心の揺れ動きが繊細に描かれていて、そこがとても素敵。
有松という街にも興味がでてきたし、ぜひシリーズ化してほしいです。

☆あらすじ☆
絞り染めの産地・有松。会社が倒産し祖母の喫茶店を手伝うことになった雪奈は、常連客の絞り染め職人・沢口と知り合う。古き良き伝統が残る街を舞台にぶっきらぼうな絞り染め職人と紡ぐ淡い気持ちの行方は――。

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翠玉姫演義 宝珠の海の花嫁/柊平ハルモ

翠玉姫演義 ―宝珠の海の花嫁― (富士見L文庫)
翠玉姫演義 ―宝珠の海の花嫁― (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2016年10月刊。
商魂たくましいワケあり花嫁が、自分をさらった海賊のザル勘定にブチ切れ。
あれやこれやと口を出していくうちに自分の居場所を掴んでいく、という物語です。
逞しい生き様の主人公が爽快で、不遇な人生を歩んできた少女の大逆転劇としても面白い。
終盤駆け足になるのがすごく惜しいのですが、ぜひシリーズ化してほしい新作でした。

☆あらすじ☆
実家に見捨てられた商家の令嬢、そろばんで悪党どもを””更正””させます!
実家に疎まれ、売られたも同然の政略結婚に向かう途中、義賊集団に攫われた商家の才女・香月。人生諦めモードだった彼女だが、脳筋義賊のザル会計に我慢できず口出したことから、事態はとんでもない方向に転がり!?

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紅霞後宮物語 第零幕 一、伝説のはじまり/雪村花菜

紅霞後宮物語 第零幕 一、伝説のはじまり (富士見L文庫)
紅霞後宮物語 第零幕 一、伝説のはじまり (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★☆☆
2016年9月刊。
「紅霞後宮物語」の前日譚となるシリーズが開幕。
皇后になる前の小玉を描いていく作品になるそうで、あの可哀想な旦那さんとの出会いも描かれるのだとか(可哀想な旦那さんは今回出番なしでしたけれど)
まだまだ始まったばかりですが、こちらも楽しみにしたいシリーズです。

☆あらすじ☆
伝説の皇后の語られなかった過去が、いま紐解かれる――
関小玉。希代の天才と呼ばれた軍人であり、後に神格化された皇后である。しかし、後宮に入る以前の彼女の記録は少ない。どのように生きて軍人となり、皇帝と出逢ったのか。彼女の伝説のはじまりを語るとしよう――

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ぼんくら陰陽師の鬼嫁/秋田みやび

ぼんくら陰陽師の鬼嫁 (富士見L文庫)
ぼんくら陰陽師の鬼嫁 (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2016年9月刊。
陰陽師モノで、契約結婚で、しっかり者の嫁とぼんくらな旦那、という私の好きな要素が詰め込まれた作品でした。めっちゃ楽しかった!
割と苦手な嫁姑要素もあったのですが、姑の可愛さに難なくクリア。嫌いになれない小憎たらしさがうまいw
陰陽師の家に持ち込まれてきたオカルトな事件を解決していくストーリーも面白かったし、契約夫婦の微妙な距離感にニヨニヨしてしまいました。
これはぜひシリーズ化してほしいなぁ。期待しています!

☆あらすじ☆
ふしぎ事件では旦那を支え、家では小憎い姑と戦う!? 退魔お仕事嫁物語!
やむなき事情で住処をなくした野崎芹は、生活のために通りすがりの陰陽師(!?)北御門皇臥と契約結婚をした。ところが皇臥はかわいい亀や虎の式神を連れているものの、不思議な力は皆無のぼんくら陰陽師で……!?

以下、ネタバレありの感想です。

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風見夜子の死体見聞/半田畔

風見夜子の死体見聞 (富士見L文庫)
風見夜子の死体見聞 (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2016年6月刊。
第3回富士見ラノベ文芸大賞「金賞」受賞作。
「未来の死体」を見ることのできる少女が、その死を回避するために奔走する物語。
「未来の死体」の状態から逆算していくアプローチは面白いし、主人公とヒロインの噛み合ってないのに軽快な会話も楽しい作品でした。
エキセントリックなヒロインと彼女に振り回される主人公っていう構図、好きなんですよね。絶交していた幼なじみの復縁ものとしても良かったです。
もう少しヒロインの内面を丁寧に掘り下げてくれていたらなお良かったのですが、そこらへんは続刊に期待したところ。
語り口も好みでしたし、今後に注目していきたい新人さんです。

☆あらすじ☆
彼女には人の未来の死が見える。少年少女の未然系青春ミステリー
死神とあだ名されるクラスメイト風見夜子に、凪野陽太は声をかけられた。「あなた死ぬわよ」“これから死ぬ人の姿が見える”という夜子の、悲劇を回避するための過激な人助け――死体見聞に陽太は巻き込まれ……!?

以下、ネタバレありの感想です。

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かくりよの宿飯4 あやかしお宿から攫われました。/友麻碧

かくりよの宿飯 四 あやかしお宿から攫われました。 (富士見L文庫)
かくりよの宿飯 四 あやかしお宿から攫われました。 (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年6月刊。
飯テロ×あやかし×お宿ファンタジー第4弾。
前回の衝撃のラストからの折尾屋編スタートです。今回もお腹すいてしまう良い飯テロでした。
そして大旦那さまから発せられるラブコメの波動がますます強くなってた気が。デレデレですね!

☆あらすじ☆
折尾屋に攫われた葵。窮地を突破する秘策は――ゴーヤチャンプルー!?
天神屋のライバル宿・折尾屋に攫われてしまった葵。共に連れてこられた銀次のことが気になり、チビの力を借りて地下牢から脱走しようとするのだが、立ちふさがった折尾屋の旦那頭・乱丸に無理難題を出され……!?

以下、ネタバレありの感想です。

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黎明国花伝 星読の姉妹/喜咲冬子

黎明国花伝 星読の姉妹 (富士見L文庫)
黎明国花伝 星読の姉妹 (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2016年6月刊。
第3回富士見ラノベ文芸大賞「審査員特別賞」受賞作。
悪政を敷く女王に立ち向かう姉妹の運命を描いた物語で、古代アジア(ベースは3、4世紀頃の日本?)をイメージしたという神秘的な雰囲気のあるヒストリカルロマンでした。
序盤少し読みづらさを感じる部分はありましたが、世界観、キャラ、ストーリー、ともに魅力的。
1冊で綺麗に話がまとまっていて、最後まで楽しく読めました。

☆あらすじ☆
荒廃した国、苦しむ民――姉妹が国を救うグランドロマン開幕!
身体に現れる花形の痣と、「星読の力」と呼ばれる予知能力を持つ女王が国を治める黎明国。スウェンとルシェの姉妹は女王の資質を持つが故に陰謀で家族を失う。姉妹は民のため、殺された家族のため再起を誓うが……。

以下、ネタバレありの感想です。

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