「富士見L文庫」カテゴリーアーカイブ

きみの分解パラドックス/井上悠宇

きみの分解パラドックス (富士見L文庫)
きみの分解パラドックス (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2016年8月刊。
バラバラにしたい衝動を抱える少女と、彼女がバラバラにしたものを元に戻す少年。
そんな2人が学校近辺で起こった殺人事件の謎を追っていく、というミステリーです。
ヒロインがサイコパスということで理解不能な行動をとったりするけれど、主人公との関係性はなかなか好みでした。
事件そのものについてはコンパクトにまとまっていてサクサクと楽しめたし、シリーズ化したら続きも読みたいと思います。

☆あらすじ☆
物も謎もすべてバラバラに――異質な少女の学園青春ミステリー
物をバラバラにすることに異常な情熱を持つ少女・玲夏と幼なじみの少年・友紀は、総合パズル研究同好会に入部する。とあるバラバラ連続殺人事件の謎を調査する友紀たちだったが、校内で1人の生徒が殺害され――。

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む きみの分解パラドックス/井上悠宇

おいしいベランダ。2 2人の相性とトマトシチュー/竹岡葉月

おいしいベランダ。 2人の相性とトマトシチュー (富士見L文庫)
おいしいベランダ。 2人の相性とトマトシチュー (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年11月刊。
面白かった!
まさかの見切り発車でお付き合いスタートする第2巻。
えー、大丈夫なのこれ?って思っていたら案の定大丈夫じゃないのだけど、そのゴタゴタが予想以上に丁寧に描かれていてきゅんきゅんしました。
こんなにド直球なラブストーリーになるならもっと早く読んでおけばよかった。
園芸野菜飯テロ小説としては安定の威力。お腹すいた・・・。
しかしなんでプランター野菜があんなに美味しそうなものになるんですかね。うらやましすぎる。

☆あらすじ☆
ベランダ菜園&クッキングの輪が広がる、大好評・園芸ライフラブストーリー
栗坂まもりがお隣住まいのイケメン改め園芸男子、亜潟葉二と知り合って半年。元カノとのケジメもついて、秋のベランダ収穫ごはんで人心地……と思いきや「この際だから付き合うか」って見切り発車じゃありません!?

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む おいしいベランダ。2 2人の相性とトマトシチュー/竹岡葉月

紅霞後宮物語 第五幕/雪村花菜

紅霞後宮物語 第五幕 (富士見L文庫)
紅霞後宮物語 第五幕 (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2017年2月刊。
後宮ゴタゴタ回。いつものことだけど、いつも以上に苦いお話でした。
上げて落とされて心がねじ切られそう。
今回は小玉と文林の間で大きな変化が起こる、もしかしたら転機の一冊だったのかもしれません。良い意味でも悪い意味でも。
しかし、ああ、もう、なんで、こう・・・・・・(悶々
物語自体は安定の面白さです。この苦さもまた紅霞後宮物語らしいっちゃらしい。

☆あらすじ☆
関小玉、不義密通の疑いあり!?
湖西の騒動は収まったものの、事後処理に追われる文林。疲れを癒やしてくれるのは小玉……と思ったら、小玉に不義疑惑が浮上! 司馬淑妃の父・司馬尚書の謀略か? 文林と小玉の関係も否応なしに動き出し――!?

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 紅霞後宮物語 第五幕/雪村花菜

僕が恋したカフカな彼女/森晶麿

僕が恋したカフカな彼女 (富士見L文庫)
僕が恋したカフカな彼女 (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2017年1月刊。
面白かった〜!
カフカ中毒のヘルメット女子に恋した元プレイボーイが、カフカっぽい奇妙な事件の謎を解いていく青春恋愛ミステリー。
ミステリーに絡めてカフカについて語られていくのが面白い作品でした。
ただ、一番面白いのはヒロインに恋してしまう主人公の挙動だったりして。恋の病とはなんて痛々しいものなのでしょうかw
某シリーズのあの人がゲスト出演(?)したりもする、楽しい作品でした。
シリーズ化を期待しています!

☆あらすじ☆
「君をカノジョにするチャンスをくれ」「なら──カフカにおなりなさい」
「何、この誤字脱字だらけのダブンは」架能風香への恋文は見事に散った。フランツ・カフカを敬愛する彼女にふさわしい男になるため、深海楓は急遽小説家を志す。そして彼女の洞察力を目の当たりにすることになる――

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 僕が恋したカフカな彼女/森晶麿

かくりよの宿飯5 あやかしお宿に美味い肴あります。/友麻碧

かくりよの宿飯 五 あやかしお宿に美味い肴あります。 (富士見L文庫)
かくりよの宿飯 五 あやかしお宿に美味い肴あります。 (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年11月刊。
あやかしの世界「かくりよ」を舞台にした飯テロ和風ファンタジー第5弾。
3巻から続いた折尾屋編もついにクライマックス。
最後の最後までトラブルが起こったり、葵の過去が少し明らかになったりしつつ、いつも通りに美味しそうなものだらけで今回も面白かったです。

☆あらすじ☆
呪われし南の地で奮闘する葵の元に、思わぬ助っ人(?)が到来――!?
磯姫の想いを継ぎ、「海宝の肴」の担当を買って出た葵。折尾屋の面々とも少しずつ打ち解け、また天神屋からの思わぬ助力もあり、順調に準備を進めていた。だが、それを快く思わない存在が、ついに葵に直接接触し……

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む かくりよの宿飯5 あやかしお宿に美味い肴あります。/友麻碧

浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。/友麻碧

浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。 (富士見L文庫)
浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。 (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2016年11月刊。
面白かったー!!
「かくりよの宿飯」の友麻碧さんの新シリーズは浅草あやかし物語。
前世が大妖怪の女子高生が、あやかしたちのために釘バット片手に奮闘する爽快活劇です。
ラブコメも最高で、前世も今世も夫婦なカップルが可愛すぎて転げまわりました〜。鬼嫁とツンデレ夫のケンカップルが尊い!
軽快な夫婦漫才の一方で、背景にある事情が重かったり今後のトラブルを予感させる不穏な気配があったりと、コメディとシリアスのバランスも絶妙。
今後どんどん面白くなりそうなストーリーに期待しかありません。
発売即重版したようなので、おそらく無事にシリーズ化するでしょうしね。
「かくりよ」とのリンクも気になるので(今のところ繋がりは少しだけ)、続きがとても楽しみです。

☆あらすじ☆
浅草に住み、浅草グルメをこよなく愛する女子高生、茨木真紀。人間のくせに日々あやかし関連の厄介ごとに首を突っ込んでは腕力で解決する彼女には、秘密があった。それは、真紀が前世の記憶を持っていること。そして、その前世は人間ではなく、平安時代にその名を轟かせた鬼の姫――”茨木童子”だということ。
前世で「夫」だった”酒呑童子”の生まれ変わりである同級生・天酒馨を引き連れ、ブラックバイトに苦しむ手鞠河童や老舗そば屋を営む豆狸の一家など、悩めるあやかしたちのために「最強の鬼嫁」は今日も浅草の街を駆け回る!

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。/友麻碧

有松恋染めノスタルジー/藍生有

有松恋染めノスタルジー (富士見L文庫)
有松恋染めノスタルジー (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2016年11月刊。
ノスタルジックな絞り染めの街・有松を舞台にした、染め物と淡い恋のお話。
何か大きな事件が起こるわけでも日常に謎があるわけでもないけれど、穏やかで優しい雰囲気に心が温まる作品でした。
ちょっと人生迷子中な女性が、口数が少なくて猫みたいな職人さんに惹かれていく心の揺れ動きが繊細に描かれていて、そこがとても素敵。
有松という街にも興味がでてきたし、ぜひシリーズ化してほしいです。

☆あらすじ☆
絞り染めの産地・有松。会社が倒産し祖母の喫茶店を手伝うことになった雪奈は、常連客の絞り染め職人・沢口と知り合う。古き良き伝統が残る街を舞台にぶっきらぼうな絞り染め職人と紡ぐ淡い気持ちの行方は――。

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 有松恋染めノスタルジー/藍生有

翠玉姫演義 宝珠の海の花嫁/柊平ハルモ

翠玉姫演義 ―宝珠の海の花嫁― (富士見L文庫)
翠玉姫演義 ―宝珠の海の花嫁― (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2016年10月刊。
商魂たくましいワケあり花嫁が、自分をさらった海賊のザル勘定にブチ切れ。
あれやこれやと口を出していくうちに自分の居場所を掴んでいく、という物語です。
逞しい生き様の主人公が爽快で、不遇な人生を歩んできた少女の大逆転劇としても面白い。
終盤駆け足になるのがすごく惜しいのですが、ぜひシリーズ化してほしい新作でした。

☆あらすじ☆
実家に見捨てられた商家の令嬢、そろばんで悪党どもを””更正””させます!
実家に疎まれ、売られたも同然の政略結婚に向かう途中、義賊集団に攫われた商家の才女・香月。人生諦めモードだった彼女だが、脳筋義賊のザル会計に我慢できず口出したことから、事態はとんでもない方向に転がり!?

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 翠玉姫演義 宝珠の海の花嫁/柊平ハルモ

紅霞後宮物語 第零幕 一、伝説のはじまり/雪村花菜

紅霞後宮物語 第零幕 一、伝説のはじまり (富士見L文庫)
紅霞後宮物語 第零幕 一、伝説のはじまり (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★☆☆
2016年9月刊。
「紅霞後宮物語」の前日譚となるシリーズが開幕。
皇后になる前の小玉を描いていく作品になるそうで、あの可哀想な旦那さんとの出会いも描かれるのだとか(可哀想な旦那さんは今回出番なしでしたけれど)
まだまだ始まったばかりですが、こちらも楽しみにしたいシリーズです。

☆あらすじ☆
伝説の皇后の語られなかった過去が、いま紐解かれる――
関小玉。希代の天才と呼ばれた軍人であり、後に神格化された皇后である。しかし、後宮に入る以前の彼女の記録は少ない。どのように生きて軍人となり、皇帝と出逢ったのか。彼女の伝説のはじまりを語るとしよう――

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 紅霞後宮物語 第零幕 一、伝説のはじまり/雪村花菜

ぼんくら陰陽師の鬼嫁/秋田みやび

ぼんくら陰陽師の鬼嫁 (富士見L文庫)
ぼんくら陰陽師の鬼嫁 (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2016年9月刊。
陰陽師モノで、契約結婚で、しっかり者の嫁とぼんくらな旦那、という私の好きな要素が詰め込まれた作品でした。めっちゃ楽しかった!
割と苦手な嫁姑要素もあったのですが、姑の可愛さに難なくクリア。嫌いになれない小憎たらしさがうまいw
陰陽師の家に持ち込まれてきたオカルトな事件を解決していくストーリーも面白かったし、契約夫婦の微妙な距離感にニヨニヨしてしまいました。
これはぜひシリーズ化してほしいなぁ。期待しています!

☆あらすじ☆
ふしぎ事件では旦那を支え、家では小憎い姑と戦う!? 退魔お仕事嫁物語!
やむなき事情で住処をなくした野崎芹は、生活のために通りすがりの陰陽師(!?)北御門皇臥と契約結婚をした。ところが皇臥はかわいい亀や虎の式神を連れているものの、不思議な力は皆無のぼんくら陰陽師で……!?

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む ぼんくら陰陽師の鬼嫁/秋田みやび