「ファミ通文庫」カテゴリーアーカイブ

近すぎる彼らの、十七歳の遠い関係2/久遠侑

近すぎる彼らの、十七歳の遠い関係2 (ファミ通文庫)
近すぎる彼らの、十七歳の遠い関係2 (ファミ通文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年12月刊。
センチメンタルな思春期の距離感を描いた青春小説第2巻。
前巻よりもしっとりした雰囲気がありつつ、繊細で情緒的な少年の心に惹かれてしまう物語でした。
2巻で完結ですが、綺麗に終わってくれてよかった。次回作も期待しています。

☆あらすじ☆
雨宿りのなか、突然の由梨子からのキス。幼い頃より長い時間を過ごしてきた彼女から、異性としての気持ちを突きつけられた健一だが、ともに暮らし始めてわずか二カ月の里奈への感情も混じり合い、由梨子に返事をすることができないままでいた。夏、秋と、これまでとは違う里奈のいる季節を経て、子供の頃とは確実に変わった自分、そして周囲との関係を受け入れていく、健一の選ぶ答えとは――。多感に揺らめく十七歳を映し出す、恋愛ストーリー第二巻。

以下、ネタバレありの感想です。

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覇剣の皇姫アルティーナ11/むらさきゆきや

覇剣の皇姫アルティーナXI (ファミ通文庫)
覇剣の皇姫アルティーナXI (ファミ通文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★☆☆
2016年9月刊。
なんかすごく久しぶりと思ったら前巻は去年の11月でした。長かったなぁ。
今まで以上に「これまでのあらすじ」が役に立ちましたw
内容的には最終章に突入してもおかしくなさそうだけど、今回はまだ下準備的な1冊。続きがとても待ち遠しい!

☆あらすじ☆
対立するレジスとラトレイユ! 新皇帝に抗う一手とは――!?
レジスの奇策によりグレボヴァール市奪還は成功し、難敵ハイブリタニア王国との戦いは決着した。戦功を立てたレジスは総督ラトレイユに改めて軍師として請われるも、理想の違いから決別を選ぶ。だがその結果、暗殺の手を差し向けられることに。危険を察知した彼は《吊られた狐》傭兵団と共に帝国第一軍からの脱出を図るのだった。果たしてレジスはアルティーナと再会できるのか!? 覇剣の皇姫と読書狂の青年が織り成す覇道戦記ファンタジー第十一弾!

以下、ネタバレありの感想です。

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元・竜砲騎士マデリーンの転職/佐々原史緒

元・竜砲騎士マデリーンの転職 (ファミ通文庫)
元・竜砲騎士マデリーンの転職 (ファミ通文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2016年8月刊。
日常生活がポンコツな元女騎士と、彼女に振り回される色黒少年がボロ宿の再建を目指す物語。
この巻は再建のためのお金の話で終わってしまいましたが、テンポ良く進むので最後まで楽しく読めました。
再建モノとしてはこの後が面白くなりそうな予感。今後の「おもてなし」に期待しています。

☆あらすじ☆
育ての親ルイジアが遺したボロ宿で借金取りに追われるラザロ。そのとき突然の衝撃とともに金髪碧眼の美女、マデリーンが現れる。彼女は遥か北の王国からやってきたルイジアの姪、そして世間のことを何も知らないポンコツ美人なのだった。彼女の出現により、ルイジア亭を取り巻く悪党に目を付けられるラザロだが、彼女の真摯な性格と特殊な前職に巻き込まれ、なぜか「もてなしと愛」に満ちた宿への再建を目指すことに――?
波瀾万丈ファンタジー開幕!!

以下、ネタバレありの感想です。

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だからお兄ちゃんと呼ぶなって!/桐山なると

だからお兄ちゃんと呼ぶなって! (ファミ通文庫)
だからお兄ちゃんと呼ぶなって! (ファミ通文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2016年8月刊。
記憶喪失の少年が、熱烈に愛してくる見知らぬ妹に動揺しつつ、失われた記憶を取り戻そうとする兄妹コメディ(?)。
コメディでいいのかな。記憶のない主人公を揺さぶる違和感が随所で不気味な空気を生んでいて、それが本作をコメディと断じることを迷わせるんですよね。
この巻も普通に面白かったけれど、こういうタイプの作品は物語の結末次第で評価が変わりそうな感じ。
今のところ面白いですしラストでゾクッとさせてくれたので、期待を裏切らない続刊を待っています。

☆あらすじ☆
目を覚ますとそこには息を呑むような美少女。そして彼女は、「お兄ちゃーんっ!」と俺に抱きついてきた! 誰なんだこの子? いや俺は――。どうやら俺こと蓮杖アキは、事故によって記憶を失ってしまい、萌々と名乗るこの少女は俺の妹なのだそうだ。しかし、記憶を取り戻させるためと俺を襲うのは、過剰なまでの妹の愛! しかも記憶を失くす前の俺は、萌々よりヤバい兄だったようで!? 思い出すのが恐ろしい、記憶と絆を辿るドメスティックラブコメ!

以下、ネタバレありの感想です。

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偉大なる大元帥の転身3 行きて、帰りし英雄譚/竹岡葉月

偉大なる大元帥の転身3 行きて、帰りし英雄譚 (ファミ通文庫)
偉大なる大元帥の転身3 行きて、帰りし英雄譚 (ファミ通文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★☆☆
2016年7月刊。
完結巻。
3巻完結ですが、伏線も回収してるし綺麗にまとめて終わっていると思います。
終盤の忙しなさが気になったけど、まぁ終わりよければ全て良し?

☆あらすじ☆
大波乱の創立祭が終わり、ついに待ちに待った長期休暇。この機会に、自分を召喚した人物に接触しようと意気込むケータに告げられたのは、成績不良者の退校宣告! そんなケータを救うべく、つきっきりの特訓を申し出るライラ。一方イリスは、『白の腕』にスカウトされ、学院を離れる決意を固めていた。それぞれの進路に揺れる中、首都・水晶府に集まるケータたち。皇帝、光の勇者、白の腕、四天王――彼らが一堂に会したその時、想像もしない驚愕の真実、そして彼女の秘められた想いが明らかになる――! 出直し異世界転戦記、最終巻!!

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獅子皇と異端の戦巫女/朝凪シューヤ

獅子皇と異端の戦巫女 (ファミ通文庫)
獅子皇と異端の戦巫女 (ファミ通文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2016年7月刊。
世界を救った英雄が、失踪したかつての仲間を探し出し再び世界の危機を救う物語。
内容的にはまだ序章という感じですね。
もうちょっとアクの強さがほしかったけれど、英雄としての自分に葛藤を抱く主人公の物語としてはなかなか良かったです。

☆あらすじ☆
世界に再び危機が迫る時――英雄は最強の美少女を覚醒させる! 二百年ごとに復活する世界の敵『 災禍の翠蛇 』。対抗できるのは最強の術者、凪姫のみ。少年ウィズは六人の凪姫を率い翠蛇を倒したが――。五年後、平和を謳歌していたウィズに届いたのは『災禍の翠蛇』復活の兆候と、凪姫たちが消息を絶ったという最悪の報せだった! ウィズは唯一残っていた凪姫メロフィーユと共に、凪姫たちを探す旅に出る。しかしそこで出会ったのは異界から召喚された魔神の少女で――!? 最強の美少女たちと紡ぐ二度目の英雄譚!

以下、ネタバレありの感想です。

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幻獣調査員/綾里けいし

幻獣調査員 (ファミ通文庫)
幻獣調査員 (ファミ通文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2016年6月刊。
人外×少女ってだけでもジタバタするのに、さらに水棲馬とか人魚とか妖精猫とかがたくさん出てくる旅ファンタジーとか、これもうめっちゃ好きなやつですね!!
うまく共存できるときもあれば、時に激しく衝突する幻獣と人の関係。
その間に介在する幻獣調査員の旅路を描く幻想的なフェアリーテイルでした。
残酷さに悲しくなる話もあれば、可愛らしさに頬が緩む話もあって、その多様な物語性に心が惹かれます。
そして何より幻獣調査員フェリとその従者たちが本当に素敵。
マスコット蝙蝠も可愛いけれど、人外×少女の切なくて愛しい関係に胸がいっぱいになるのです。
一応読み切り予定の作品だそうですが、これはぜひシリーズ化してほしい!

☆あらすじ☆
幻獣のいる世界――それは恐ろしく、美しく、そして愛おしい。
村を襲うも人は殺さない飛竜の真意とは。老人の巻きこまれた妖精猫の裁判の行方は。鋭い吠え声が響く村で娘達を食らう獣の正体とは――。独自の生態と超自然の力を持つ生き物、幻獣。謎多き存在である彼らと人の衝突が増えたため、国家は幻獣を調査し、時には駆除をする専門家を定めた。そのひとりである調査員のフェリは「人と幻獣の共存」を胸に、世界で唯一の幻獣書を完成させるため旅を続けている。これは、人と幻獣の関わりが生む、残酷で優しい幻想幻獣譚。

以下、ネタバレありの感想です。

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アオイハルノスベテ5/庵田定夏

アオイハルノスベテ5 (ファミ通文庫)
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評価:★★★☆☆
2016年5月刊。
完結巻。
なんですけど、シリーズ的に最大の盛り上がりは前巻で迎えてしまっていて、今回は1冊まるまるエピローグな感じでした。

☆あらすじ☆
「わたしは、横須賀君のことが好きです」「ねえ、あたし達付き合ってみない?」「最後には、私を選ばせてみせるから」――校内の占拠騒動も終わりを告げ、学校に復帰した浩人を待っていたのは、岩佐美帆、木崎まひる、大河内葵からの猛烈なアピールだった!? そんな中、対立していた生徒会長の瓜生からは、OB祭で過去の遺恨を清算しようと持ちかけられ、さらに柳沼から『輪月症候群』の謎に迫るため、あの事件を検証しようと詰め寄られて!? オールデイズ青春グラフィティ、大波乱と大騒ぎの最終巻、ここに登場!

以下、ネタバレありの感想です。

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ダンジョン・サーベイヤー2 帰ってきた“神秘の瞳”/嬉野秋彦

ダンジョン・サーベイヤー2 帰ってきた“神秘の瞳" (ファミ通文庫)
ダンジョン・サーベイヤー2 帰ってきた“神秘の瞳” (ファミ通文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★☆☆
2016年5月刊。
ダンジョン探索ファンタジー第2弾。
今回はシェーラ回的な内容でしたが、ちらちら見えてきたクローの事情が気になって仕方ありません。

☆あらすじ☆
“破滅の獣”の解体作業が進められるキーンホルツに、シェーラの姉と兄が属する“神秘の瞳”が帰還する。優秀な姉ルキナと折り合いのよくないシェーラだが、ルキナは“人間嫌い”から妹を取り戻したいと考えていた。そんな折、遺跡視察を希望した新任の市長ドロイトンと、同行したルキナたちが崩落に遭い、ドロイトンが行方不明になってしまう。マルタから“V機関”の存在を知らされ不穏なものを感じたクローは、仲間とともにドロイトン救出へ向かう――!!

以下、ネタバレありの感想です。

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この恋と、その未来。5 二年目 秋冬/森橋ビンゴ

この恋と、その未来。 ―二年目 秋冬― (ファミ通文庫)
この恋と、その未来。 ―二年目 秋冬― (ファミ通文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

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評価:★★★★☆
2016年5月刊。
打ち切りと著者のラノベ引退というニュースがネットを騒がせていた本作。
前巻の内容もあって読む前からちょっと落ち込んでいたのですが、読んでみると意外に内容は明るい・・・・・・?
と、思ったのも途中まででした。ラストの急展開が色々と衝撃的すぎて。
ヘビーな青春恋愛ものですが、やはり読むと面白い。
ファミ通文庫版はここで打ち切りですが、何らかの形で完結巻を発表すると明言されているのが救いです。

☆あらすじ☆
――だから未来、お前はただ去るだけで良かったんだ――
山城との一件で三好を傷つけ、未来の信頼も失ってしまった四郎は、父の誘いで京都を訪れた。そこで三並と西園から、未来とともに結婚式に招待され困惑する。しかし未来から真実を知らされ、以前と変わらず接してくれる和田と梵、そして広美のおかげで徐々に日常を取り戻していく。そんなある日、梵に望まない婚約者のことを相談された四郎は、未来の妙案で仲間達と団結し、彼女を助けるため文化祭で一芝居打つことにするのだが――。

以下、ネタバレありの感想です。

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