「電撃文庫」カテゴリーアーカイブ

エスケヱプ・スピヰド 七

『エスケヱプ・スピヰド 七』(九岡望著/電撃文庫)★★★★★

エスケヱプ・スピヰド 七 (電撃文庫)
エスケヱプ・スピヰド 七 (電撃文庫)

前巻までの感想はこちらから。
エスケヱプ・スピヰド シリーズ感想一覧: みかこの読書日記

最終巻です。ついに終わってしまいました。
どこまでも熱い鬼虫たちの最後の戦いを、ぽろぽろ泣きながら見届けさせてもらいました。
激戦の果てに迎えたラスト。
これ以上ない、文句のつけようのない、本当に本当に素晴らしい物語の終わりだったと思います。
最高のシリーズに出会えたことに感謝。

☆あらすじ☆
雪解けの始まった落地では、鬼虫と甲虫の最後の戦いが始まった。剣菱の前に立ちふさがるのは、戦闘狂の烏帽子。上空では、竜胆が虎杖と兄弟の因縁の戦いを繰り広げていた。叶葉たちも、神鯨の乗組員の説得に当たろうと艦橋へと赴く。そして、九曜と朧の戦いもまた―。譲れない信念を掲げた鬼虫と甲虫、果たして生き残るのはどちらか。人間から、兵器となった“鬼虫”シリーズたちの、戦中から続く長い戦いがついに終わりを告げる。兵器の少年・九曜と人間の少女・叶葉の向かう未来とは―?最強の兵器たちの神速アクション、本編感動の完結!

以下、ネタバレありの感想です。長いかも。

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ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン6

『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンⅥ』(宇野朴人著/電撃文庫)★★★★★

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (6) (電撃文庫)
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (6) (電撃文庫)

イラストレーター交代の第6巻。
前任者のキャラデザを踏襲しているのでそこまで激しく何かが変わったということはないものの(ジャンはあれ?と思いましたけど)、女性キャラの見た目年齢が少し下がったように感じました(シャミーユ殿下が幼女化。というか元から幼女だったっけ?)。
肝心の本編は軍事クーデター勃発による三つ巴の抗争劇。その中で、ついに彼が目覚める話でした。

☆あらすじ☆
軍事クーデターが起こり、カトヴァーナ帝国内でイグセム派とレミオン派が激突する。それはイクタたちにも影響を及ぼし、イグセム家のヤトリは父のもとに戻るべく、騎士団を離脱。またレミオン家のトルウェイは、父と対峙することを決意。そしてイクタは、父バダ・サンクレイの残した独立部隊「旭日連隊」を率いて、内戦を収めようと立ち上がる。激しく揺れる帝国で、それぞれの想いを胸に戦場を走る少年少女たち。彼らの未来に希望はあるのか…?話題沸騰の本格派ファンタジー戦記、待望の6巻が登場!

以下、ネタバレありの感想です。

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放課後のフェアリーテイル ぼくと自転車の魔法使い

『放課後のフェアリーテイル ぼくと自転車の魔法使い』(杉原智則著/電撃文庫)★★★★☆

放課後のフェアリーテイル ぼくと自転車の魔法使い (電撃文庫)
放課後のフェアリーテイル ぼくと自転車の魔法使い (電撃文庫)

現実と幻想が入り乱れる世界観で、児童文学風の作品でした。とても私好み。
主人公「ぼく」はある夢を見たときから、妖精たちが飛び回る不思議な世界「マ・ウアー=コギト」に迷い込むようになってしまいます。
普段過ごしている何気ない場所からふとした瞬間に「扉」をくぐり、そこで出会った懐かしいお姉さんと一緒にマ・ウアーで大冒険を繰り広げる「ぼく」。
「ぼく」はどうしてマ・ウアーに迷い込んでしまったのか?夢なのか幻なのか、それとも・・・・・・?
全ての真相を知ると切なさにたまらない気持ちになる、そんな作品です。

☆あらすじ☆
魔法の国マ・ウアー=コギト。ある日突然にぼくはその国へ迷い込んだ。そこはかつて、クラスメイトの神永くんが語って聞かせてくれた世界そのものだった。悪戯な妖精、巨人な人喰い蜘蛛、ネズミのようなニゼム族、それら全てをつくった、魔法をあやつる女王―。しかし、世界は危機に瀕していた。魔女が黒い炎で世界を消去しているのだ。立ち向かうのは、憧れていた神永くんの姉にそっくりなコノハさん。彼女とともに、ぼくは幾多の冒険を繰り広げる。神永くんの語りと不思議な一致を見せるマ・ウアーの秘密とは?コノハさんの正体とは?いくつもの謎と冒険が織りなす放課後ファンタジー・ストーリー。

以下、ネタバレありの感想です。

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明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。3

『明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。3』(藤まる著/電撃文庫)★★★★☆

明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。3 【電子特別版】 (電撃文庫)
明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。3 【電子特別版】 (電撃文庫)

「明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。」前巻までの感想(みかこの読書日記)

「終わりよければ全てよし」と言いますが、このシリーズはこのラストを見るためだけに読むべきと言っても過言でないほど終わり方が素晴らしかったです。
1巻のあまりのくだらなさに絶対このシリーズで泣くわけないとか思ってたのになぁ。まさか全部読み終わってこんな爽やかな気持ちになるとは思いませんでした。

☆あらすじ☆
『おまえの寿命の残り全てで彼女を生き返らせてやろうか?』
雰囲気ヤンキー・秋月の体を1日おきに乗っ取る美少女・光。彼女とのハチャメチャ二心同体生活に最大の危機が!交換日記以外では会話すらできない光に恋した秋月が迫られる究極の選択―。徐々に寿命が減りつつある光を救うべく、秋月は立ち上がるのだが…。そんなある日、手がかりを探る秋月のもとに、彼らと同じく“2つの心が同居する仲間”と名乗る人物からのメールが舞い込む…。いつでも背中合わせだった2人が下す決断とは―!?
「ぼっちな俺」と「残念な彼女」による人格乗っ取られ青春コメディ、第3弾!

以下、ネタバレありの感想です。

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ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン5

『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンⅤ』(宇野朴人著/電撃文庫)★★★★★

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (5) (電撃文庫)
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (5) (電撃文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

2014年3月刊。
どうしてこんなに面白いんだ!
今回は前半は海戦、後半は鉱山攻略戦、そしてラストには・・・・・・っ!という(どう考えても1冊におさままらないのが普通な)怒濤の展開もありつつ、登場人物間の心理描写も着々と埋め、おまけにしっかり感動させてくれるというバケモノ級の1冊でした。
こんなに濃密なのに340頁しかないんですよ。無駄な場面は一切ない証拠ですね。ほんとにすごい。
マシュー大活躍で私大歓喜!だったんですが、物語はそれどころじゃない事態へと・・・・・・

☆あらすじ☆
未知なる戦場「海上」で手痛い敗北を喫したイクタたち、カトヴァーナ海賊軍。驚異的な破壊力を誇る「爆砲」を装備するキオカ海軍に対して、もす戦略的撤退しかないと軍議がまとまりそうになったとき、海戦に関しては門外漢のはずの、ある少年が、爆砲艦への有効な対抗策を提言するのだった―。「肉を切らせて骨を断つ」がごとき、血で血を洗う激烈な海戦が幕を開ける!話題の本格派ファンタジー戦記、待望の5巻が登場。命ギリギリの容赦ない戦いは、激しさを増すばかり…!

以下、ネタバレありの感想です。
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ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン4

『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンⅣ』(宇野朴人著/電撃文庫)★★★★☆

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (4) (電撃文庫)
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (4) (電撃文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

2013年9月刊。
中継ぎの巻、というイメージ。
前半は北域戦争の後処理の話、そして後半は新章のプロローグといった感じです。相変わらずイクタと仲間たちのテンポの良い会話は楽しかったのですが、その一方で帝国の末期な感じが暗雲を呼び込んでいますね・・・・・・。
そして我らがマシューの成長に注目です!

☆あらすじ☆
北域での過酷な戦争を生きぬき、多くの犠牲を払いながらも生還したイクタたちを待っていたのは、厳正なる軍事裁判だった。そして裁判のあとに開かれた軍議で、サザルーフは、イグセム元帥やレミオン大将といった高官たちに、ある突飛な要請を提案する。実はそれは、密かにイクタから託されたもので―。やがて帝国騎士の少年少女たちは、複雑な内政問題や激しい海戦に巻き込まれていくことになる…。
話題沸騰の本格ファンタジー戦記、第4巻。これまでとは異なる戦いに立ち向かうイクタたち。その奮闘に注目せよ!!

以下、ネタバレありの感想です。

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ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン3

『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンⅢ』(宇野朴人著/電撃文庫)★★★★★

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (3) (電撃文庫)
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (3) (電撃文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

2013年4月刊。
最っ高に面白かった!!
圧倒的不利な状況の中で強いられる撤退戦。
しかも優秀なライバル敵将校まで登場し、息の詰まる、激しくて血生臭い戦争が再び始まります。
極限状態の中での騎士団の絆がまぶしかったです。特にイクタとヤトリの関係は本当に良かった・・・・・・。

☆あらすじ☆
大アラファトラ山脈でアルデラ神軍の大軍と向かい合う、疲労困憊の帝国軍。
勝ち目の見えない状況で、イクタは起死回生の奇抜な作戦を決行する! そしてかたや、帝国軍を攻めるアルデラ神軍の中に、ひときわ目を引く一人の軍人がいた。
彼こそ、『不眠の輝将』と讃えられる英才。強敵としてイクタの前に立ちはだかる男であった――。
不世出の二人が激突し、息詰まる戦いが展開される。果たして結末は……!?
話題の本格派ファンタジー戦記、ますます盛り上がる第3巻の登場!

以下、ネタバレありの感想です。
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ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン2

『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンⅡ』(宇野朴人著/電撃文庫)★★★★☆

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (2) (電撃文庫)
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (2) (電撃文庫)

2012年11月刊。
ついにイクタが本当の戦場へ!
今回は山岳地帯での内戦です。戦争に正義などないと叫ぶような内容でした。
「真に恐れるべきは有能な敵ではなく、無能な味方である」と言ったのはナポレオンでしたっけ。無能な上官の下でイクタたちがどれだけ最善を尽くそうにも限界があるのでしょう。今回はそんな軍隊の上下関係がいやにリアルだったように感じました。

☆あらすじ☆
より多くの実戦経験を積むため、北域へと遠征することになる帝国騎士イクタたち。
目指すは、カトヴァーナ帝国九百年の歴史において、一度も外敵の侵入を許したことのない大アラファトラ山脈に
守られた軍事拠点、北域鎮台。野盗の相手と山岳民族「シナーク族」の監視以外は総じて暇な部署だと噂される、
帝国最北の基地だった。
しかし、どこか訓練気分の彼らを待ち受けていたものは、想像以上に過酷で壮絶な――そう、本物の戦場だった……。
話題の本格派ファンタジー戦記、待望の第2巻が登場!巨大帝国の運命を握るイクタ准尉、その瞳に映るものは!?

以下、ネタバレありの感想です。

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ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン1

『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』(宇野朴人著/電撃文庫)★★★★☆

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (1) (電撃文庫)
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (1) (電撃文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

2012年6月刊。
これは面白かった!!
ライトノベルのファンタジー戦記はそんなに数多く読んできたわけではないですが、血生臭さと容赦のなさはこれが一番かもしれません。そして、分厚いとはいえないページ数での展開の早さとそれに似合わない密度がすごい!
登場人物の誰もが魅力的なのですが、特に怠惰至上主義な主人公とそのツッコミ役なヒロインとの関係性がとても良かったです。カップルというよりはコンビや相棒という言葉が似合う二人でした。
全編通して面白くてあっという間に読んでしまったのですが、最後はゾクゾクッと背筋に何かが駆けました・・・・・・。

☆あらすじ☆
隣接するキオカ共和国と戦争状態にある大国、カトヴァーナ帝国。その一角に、とある事情で嫌々、高等士官試験を受験しようとしている、一人の少年がいた。彼の名はイクタ。
戦争嫌いで怠け者で女好き。そんなイクタが、のちに名将とまで呼ばれる軍人になろうとは、誰も予想していなかった……。
戦乱渦巻く世界を、卓越した才で生き抜くイクタ。その波瀾万丈の半生を描く、壮大なファンタジー戦記、いよいよ開幕!

以下、ネタバレありの感想です。

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ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?5

『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?Lv.5』(聴猫芝居著/電撃文庫)★★★★☆

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.5 (電撃文庫)
ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.5 (電撃文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


2014年8月刊。
表紙が肌色少ない!何で!?
もはや露出が少ないとネトゲ嫁じゃないとか思い始めてる自分がいる・・・・・・。
今回はハウジングシステム実装でお金稼がなきゃね!というお話。友達がマインクラフトにはまってたことを思い出しました。
このシリーズ、アコとルシアンのバカップルにニヤニヤするのが楽しいんですが、それとは別にアレイキャッツのギルメンの友情もなんというかほどよい熱さで心地よいんですよね。丁度良い距離感というか。みんな良い奴らだよなー(´∀`*)

☆あらすじ☆
ネトゲで乗り切った文化祭、リアルに乗り切れなかった悲しみの体育祭を経て、大規模アップデートの秋、到来!実装されたのは家を作るハウジングシステム。
「私とルシアンの愛の巣がついに…!」
妄想大爆発な残念美少女・亜子をはじめ、期待に夢膨らませるネトゲ部一同。
自分たちの家だって持てる。そう、ネトゲならね―
いやいや世の中そんなに甘くない!攻城戦で金欠状態なネトゲ部メンバーがギルドハウス建築へ向けマネー稼ぎに奔走する中、茜のボロPCがついに逝くッ!?そしてバイトに初挑戦し…アレな結末しか見えませんが、お金はやっぱり大事です。残念で楽しい日常≒ネトゲライフ、勤労感謝の第5弾!

以下、ネタバレありの感想です。
続きを読む ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?5