ロクでなし魔術講師と禁忌教典8/羊太郎

ロクでなし魔術講師と禁忌教典8 (ファンタジア文庫)
ロクでなし魔術講師と禁忌教典8 (ファンタジア文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★☆☆
箸休め的息抜き回。
今回は一時的に物語の舞台が女子校へと移ったので雰囲気がとても華やかに・・・・・・なったのかなぁ。

☆あらすじ☆
ロクでなし、たわわな女性になってお嬢様学校の臨時講師に!?
退学を回避するため、聖リリィ女学院に交換留学することになったリィエル。システィーナとルミアも參加し、さらには男子禁制の楽園でお嬢様を手玉に取ろうと、グレンも女に変身して教師として同行することに!?

以下、ネタバレありの感想です。

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英国幻視の少年たち4 ウィール・オブ・フォーチュン/深沢仁

(P[ふ]4-4)英国幻視の少年たち4: ウィール・オブ・フォーチュン (ポプラ文庫ピュアフル)
(P[ふ]4-4)英国幻視の少年たち4: ウィール・オブ・フォーチュン (ポプラ文庫ピュアフル)

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2017年3月刊。
マリコやエドの過去がわかる前日譚で構成された短編集的第4巻。
元々透明感があるために幻想的なシリーズだったけれど、過去の話もやっぱり透明すぎてなんだか儚い気持ちになるものでした。特にマリコとグレン。

☆あらすじ☆
「幽霊が見える」中学生の鞠子は、ある老女との出会いをきっかけにイギリスへの憧れを募らせ、二十歳でとうとう渡英する。妖精を探した果てに見つけたのはグレンという名の青年。二人の運命は大きく変わる―。ほか、英国特別幻想取締報告局の幹部ハイド氏のパートナーであり、浮世離れした美貌を持つエルフ・エドワードの過去、幼少期のランスとの関係なども描かれ、少しずつ謎が解き明かされてゆく人気シリーズ第4弾!

以下、ネタバレありの感想です。

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー/大森藤ノ

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー (GA文庫)
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー (GA文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2017年3月刊。
本編、ソード・オラトリアに続く、新たなダンまち外伝シリーズの第1弾。
なるべく多くのキャラクターを掘り下げていくシリーズになるようです。トップバッターは毎度助っ人に大活躍の・リュー。
リューと「豊穣の女主人」メンバーの日常と過去について描かれていく内容で、本編の補完として面白かったです。

☆あらすじ☆
主人公は【疾風】リュー・リオン! ダンまちの世界を補完するクロニクル・シリーズ第一弾、始動!
それは神の眷族が紡ぐ歴史の欠片(クロニクル)――。
「アンナ・クレーズを買い取ったのは、『大賭博場(カジノ)』の人間です」
腕利きの元冒険者リューが働く『豊穣の女主人』で今日も騒動が起こる。とある夫婦の一人娘がさらわれたことを知り、正義(アストレア)の名のもとに調査を開始するリュー。その先に彼女が辿り着いたのは――迷宮都市の治外法権、大賭博場。人の欲望が渦巻く黄金の都で【疾風】の轟きが巻き起こる!
「お前達、声を出しな! ここは笑って飯を食べてもらう場所さ!」
そして少女達が酒場に集う始まりの物語も収録!
ダンまちの世界を補完するクロニクル・シリーズ第一弾、始動!

以下、ネタバレありの感想です。

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残念公主のなりきり仙人録 敏腕家令に監視されてますが、皇宮事情はお任せください!/チサトアキラ

残念公主のなりきり仙人録 敏腕家令に監視されてますが、皇宮事情はお任せください! (ビーズログ文庫)
残念公主のなりきり仙人録 敏腕家令に監視されてますが、皇宮事情はお任せください! (ビーズログ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2017年3月刊。
第18回エンターブレインえんため大賞 ライトノベル ビーズログ文庫部門「奨励賞」受賞作。
仙人オタクをこじらせ気味の公主が、本物の摩訶不思議と出会ったことで溜め込んだ仙人知識を大活用。
謎を追っていくうちにある恐ろしい真相にたどり着く、という中華ファンタジーです。
ラブは薄めだったけれど主人公のオタクっぷりが面白い作品でした。こんな中二病に育ててしまったヒーローは教育方針を見直した方がいい気がする。
ストーリーは綺麗にまとめつつも序章な感じなので、シリーズ化に期待します。

☆あらすじ☆
仙人オタクライフ、満喫中です!!
皇族直系の公主ながら、気楽な立場で暮らしている陽琳。彼女が熱く打ち込んでいるのは……奇怪にして謎めいた術を使うと言われる、伝説上の偉人──仙人になるための仙人活動=センカツ! そんな「仙人オタク」の陽琳が、いつも傍にいて温かく(?)見守ってくれる美形の完璧家令・紫晃とともに、因縁渦巻く皇宮でとんでもないものを掘り出しちゃってしまい──!?

以下、ネタバレありの感想です。

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ゲーマーズ!7 ゲーマーズと口づけデッドエンド/葵せきな

ゲーマーズ!7 ゲーマーズと口づけデッドエンド (ファンタジア文庫)
ゲーマーズ!7 ゲーマーズと口づけデッドエンド (ファンタジア文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2017年3月刊。
はぁああ!?!?
これだから、これだから、このシリーズは・・・・・・!
サブタイ怖いと思ったら・・・・・・!!
あと修学旅行描写は普通に怖すぎでした。真顔になるからやめて。

☆あらすじ☆
ぼっちには生き地獄。リア充待望のイベント、修学旅行開始!
星ノ守の衝撃の告白によって、またもやめんどくさい勘違い案件が勃発! と思いきや、自称「察しの良さ」に定評のある天道には今回、解決の秘策があるらしく!? 一方、雨野は修学旅行に向け……バイトを始めた。

以下、ネタバレありの感想です。

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京の縁結び 縁見屋の娘/三好昌子

【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作】 縁見屋の娘 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作】 縁見屋の娘 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

評価:★★★☆☆
2017年3月刊。
第15回『このミステリーがすごい!』大賞「優秀賞」受賞作。
ミステリーというより、人外要素ありの時代伝奇ファンタジーという感じでしょうか。
代々早死にする女系の家に生まれ、祟りつきとの噂がある縁見屋の娘。そんな主人公が、ある行者との出会いから自分に関わる悪縁を知っていく物語です。
彼女の家に隠された秘密に迫っていくストーリーはぐいぐいと読ませるものでした。不思議要素が予想より多かったけれど、緩急の付け方が程よくて面白かったです。
でもそんなことより個人的には当て馬キャラの扱いが気になって仕方ない。
どうしてもモヤモヤがおさまらないので長文で語りたいと思います。

☆あらすじ☆
「縁見屋の娘は祟りつき。男児を産まず二十六歳で死ぬ」―江戸時代、京で口入業を営む「縁見屋」の一人娘のお輪は、母、祖母、曾祖母がみな二十六歳で亡くなったという「悪縁」を知り、自らの行く末を案じる。謎めく修行者・帰燕は、秘術を用いて悪縁を祓えるというが…。縁見屋の歴史と四代にわたる呪縛、そして帰燕の正体。息を呑む真実がすべてを繋ぎ、やがて京全土を巻き込んでいく。

以下、ネタバレしまくり、偏見ありまくりの感想です。笑って許してくださる方はどうぞ〜

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ケダモノと王女の不本意なキス/松村亜紀

ケダモノと王女の不本意なキス (ビーズログ文庫)
ケダモノと王女の不本意なキス (ビーズログ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
第18回エンターブレインえんため大賞 ライトノベル ビーズログ文庫部門「特別賞」受賞作。
これは、うん、ケンカップルの人工呼吸ラブコメだ!
割と少女小説を読み慣れている私ですが、ここまで読んでて照れくさくなる少女小説は久しぶりでした。
君ら何回キスするんだよ! ってくらいキスシーン多いし、その全部がめっっっちゃ恥ずかしい・・・!
いやこういうのも楽しいけれど、恥ずかしくなるのはどうしようもないw
二人がキスしなきゃいけなくなる事件勃発から、キスしないで済むように解決を目指すというストーリーは、続刊の余地を残しつつも綺麗にまとまっていたと思います。
ヒロインが自立心高くて好みだし、ケモミミヒーローはワイルドにツンデレだし、ヒロイン兄はセコム・・・・・・といった感じでキャラクターも魅力的でした。
内容的にはシリーズ化できそうなので、続きに期待しています。

☆あらすじ☆
1日1回キスしないと死ぬ!? 獣と王女のキスからはじまる……!?
ライオール国の王女リーデリアは、ある日謎の青年に魔力を喰い尽くされて死ぬ魔法をかけられてしまった!生きるためには闇魔法士アルヴァンに、キスで魔力を送り込んでもらわなければならない。というかこの男、ケモ耳生えてるんですけど……!?
「死にたくなけりゃ、黙って俺にキスされときゃいいんだよ」
一生懸命生きてきただけなのに、なんで私がこんな目に――!!!

以下、ネタバレありの感想です。
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勇者は、奴隷の君は笑え、と言った/内堀優一

勇者は、奴隷の君は笑え、と言った (Novel 0)
勇者は、奴隷の君は笑え、と言った (Novel 0)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2017年3月刊。
奴隷として生きてきた少年が元勇者と出会い、自分の世界を広げていく物語。
師弟もので魔王討伐系の王道ファンタジーでした。ただし主人公がかなり壊れているので、そこが特徴的な作品となっているのですが。
私の好み的に言えば少し淡白だしダイジェスト的なストーリーだったけれど、心を持たない少年の変化はなかなかに見もの。
彼の今後の成長に期待したい新作でした。

☆あらすじ☆
『笑え、おかしくなくても笑えばそのうちおもしろくなってくる』―とある山村で村人たちから奴隷のような扱いを受ける少年ヴィスは、村はずれに住むやたらと明るい男グレンにずっとそう言われ続けてきた。やがて、長き眠りから魔王の復活が迫った頃、とある事件からヴィスはグレンがかつて世界を救った勇者だと知る。そして二人は村を出て、世界を周る旅に出発。魔法使いの少女ニーニとの出会い、初めての大きな街、暁森人の住む森でのこと―勇者と旅した時間のすべてが、大切な何かを失った少年を、ひとりの“勇者”に変えていく。これぞ、必読の“男泣きファンタジー”!

以下、ネタバレありの感想です。

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『ソフロニア嬢、空賊の秘宝を探る』他 英国空中学園譚シリーズ 全4巻/ゲイル・キャリガー

ソフロニア嬢、空賊の秘宝を探る (英国空中学園譚)
ソフロニア嬢、空賊の秘宝を探る (英国空中学園譚)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★★
『ソフロニア嬢、空賊の秘宝を探る』2013年2月刊、『ソフロニア嬢、発明の礼儀作法を学ぶ』2013年12月刊、『ソフロニア嬢、仮面舞踏会を密偵する』2015年4月刊、『ソフロニア嬢、倫敦で恋に陥落する』2017年2月刊。

面白かったーーーー!!
19世紀の英国を舞台に、スパイ少女が大活躍するスチームパンク学園冒険譚です。

主人公である貴族令嬢が放り込まれたのは、とある秘密を隠した花嫁学校。
その校舎は空に浮かぶ巨大飛行船であり、教師陣が教えるのは淑女のためのスパイ術。
そんなスパイ養成花嫁学校でスパイとしての頭角を現していく主人公は、次第に英国を揺るがす大きな事件に首を突っ込むことになるのです。

スチパンギミック満載のスパイアクションであると同時に、思春期の少女を描いた青春小説でもある本作。
少女から大人へと変わっていくセンチメンタルな雰囲気や、友情のきらめき、恋のときめきも味わえる一粒で二度も三度も美味しいシリーズでした。控えめにいってすごく楽しかった!

「英国パラソル奇譚」シリーズの前日譚的な物語ですが、内容的にはほぼ独立しているのでこのシリーズだけ読んでも大丈夫だと思います。
が、吸血鬼や人狼絡みのオリジナル用語を把握するのが少し大変かもしれない(もちろん作中で説明はあります)。
アレクシア女史も最高に頭茹だるくらい面白いし、そちらを読んでからだとラストでニヤッとできる、かも??

☆あらすじ☆
吸血鬼や人狼らと人類が共存するヴィクトリア朝英国。
おてんばなわれらが主人公ソフロニア・テミニック嬢は、上流階級の子女が集まる花嫁学校(フィニシング・スクール)に入れられてしまうことに。ところがそこは、情報収集や毒物の使い方、異界族への対処などといった技術を教える、女スパイ養成所だった!?
さらにソフロニアは、空盗賊がらみの謎解きにも巻きこまれる――
歴史情緒とユーモアにみちたスチームパンク冒険奇譚、新シリーズ開幕!

以下、全4巻まとめてネタバレありの感想です。たぶん致命的なネタバレはないはず。

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終奏のリフレイン/物草純平

終奏のリフレイン (電撃文庫)
終奏のリフレイン (電撃文庫)

評価:★★★☆☆
2017年3月刊。
かなり凝った世界観(レトロ・フューチャーって良いね)で送られるヒトでなしの少年とモノでなしの人形のボーイ・ミーツ・ガール。
オルゴールモチーフの自動人形や天空に浮かぶ不思議な球体が存在し、それらのオーバーテクノロジーの秘密に迫っていくという展開がすごく好みな作品でした。
大戦が不完全燃焼だったことで史実から改変された世界の行く末も気になります。
主人公とヒロインの対になった関係性も素敵だったけど、物語的には序章な雰囲気。
伏線を回収してほしいので続刊に期待しています!

☆あらすじ☆
「重力子」を操る特殊なオルゴール技術と、その粋である「歌唱人形」が一般化し、ついに「電気離れ」を果たした世界。“機械しか愛せない”壊れた少年技師・タスクがある日、出会ったのは―。「わたしは、ガラテア・シスターズNo.7/リフレイン。今このときより、貴方の『花嫁』です」歌唱人形技術、その始まりとなったオーパーツそのものだと主張する、美しき歌唱人形リフレイン。彼女を巡って事態は動き出す。追う者、追われる者、そして、恋をする者―。“機械しか愛せない”少年と“人間に近づきすぎた”少女型人形。ヒトでなしの人間と、モノでなしの人形の織りなす恋が、世界を変えてゆく―!?世界の歯車が音色を奏でる、旋律のギアハート・ファンタジー登場!

以下、ネタバレありの感想です。

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少女小説・ライトノベル率高めの読書感想ブログ