りゅうおうのおしごと!6/白鳥士郎


りゅうおうのおしごと! 6 (GA文庫)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2017年7月刊。
アニメ化決定おめでとうございます!
最近の将棋ブームにうまく乗れそうな素晴らしいタイミング。良いアニメ化になることを期待したいです。
それはさておき、第6巻は表紙通りの姉弟子回。
なんというか・・・・・・「つらい」以外の語彙が消え失せた回でした・・・・・・

☆あらすじ☆
「重度のロリコンですね。治療法は死ぬしかありません」
竜王防衛を果たし、史上最年少で九段に昇った八一。二人の弟子も女流棋士になれて順風満帆……と思いきや、新年早々問題発生!?不眠症や変な夢に悩まされ、初詣で怪しげなおみくじを引き、初JS研では小学生全員に告白され、弟子の棋士室デビューは大失敗。おまけにあいはロリコンを殺す服を着て既成事実を作ろうと迫る。殺す気か!!そんな中、銀子は奨励会三段になるための大一番を迎えるが――
新キャラも大量に登場! 熱さ急上昇で新章突入の第6巻!!
新時代の将棋の歴史は、ここから始まる。

以下、ネタバレありの感想です。

 

あれ、八一のロリコン病ってこんなに重度でしたっけ・・・・・・こいつテレビに写して大丈夫なのかな・・・・・・将棋関係者に怒られるのでは・・・・・・
夢の中でロリとお医者さんごっこして戯れるとか・・・・・・自分はロリコンじゃないっていうお約束ツッコミがもはや言い聞かせているだけにしか思えない・・・・・・

 

ロリコン竜王はおいといて、今回は弟子のJS2人が将棋関連の色んなお仕事に触れたりデビューしたりする一方、姉弟子が史上初の女性奨励会三段を目指す、というストーリー。

 

あい&天衣(この二人、アニメではどう呼び分けるんだろう?ドラマCDはどうなってたのかな)のデビュー関連の話とか盤師の話は普通に知らないことだらけで面白かったのだけど、やっぱり今回強烈にインパクトがあったのは姉弟子・銀子の物語。

 

女流では圧倒的な強さを誇る銀子も、プロ棋士たちの前では「白星を絶対にくれる弱い存在」扱いというのが、本当に衝撃的。
将棋の世界における男女の絶対的な格差は以前にも触れられていたことだけど、その世界に足を踏み入れようとする銀子の恐怖が本当に生々しく感じました。
彼女のプレッシャーや怯えに引きずられて私まで辛くなるほど・・・・・・

 

そんな銀子の心を支えるのは八一の存在だけど、同時に銀子の心を柔らかく殺してくる存在もまた八一。
それがもうなんというか辛くて辛くて仕方ない。
八一、鈍感でフラフラしてるだけでもだいぶギルティなのだけど、彼が無意識に銀子を傷つけている大きな理由はそこだけではないんですよねぇ。
ラブホで銀子が叫んだ「だいっきらい!」に心が引き裂かれそう・・・・・・「どうして私は八一みたいに勝てないの!?」ていう嘆きにも泣けてくる。
このシリーズって強者も弱者もおしなべて勝利への悲痛な渇望があって、そこが好きなんだけどそこが辛い。

 

「将棋星人」になれない銀子は、将棋の世界で生き残ることができるのか。
今回の銀子が得た勝利はあまりにも虚しくて残酷で、本当に読んでいて息が苦しくなりました。
もはや負けて諦めた方が楽になれたんじゃないか・・・と思ってしまうのは無責任な外野だからかなのでしょうか。

 

「将棋星人」ですらない異次元の存在に心をベキベキにへし折られてまで、どうしてまだ銀子は将棋をさそうとするのだろう・・・・・・と思ったら最後ぉ・・・・・・

私の好きになった男の子は、将棋の星の王子様だった。

この最後の銀子の述懐、ほんと泣ける・・・・・・

 

銀子の将棋を指したい理由が悲しいくらい一途で、私はときめくしかないんですけど・・・・・・

 

これもう八一は責任取ってやれよ!
「失恋しちゃったかー」とか勝手に決めつけてる場合じゃないよ!
ロリとキャッキャする前に見るべき女の子がいるだろ!!

 

でもきっと銀子にも八一にも将棋しかないから、二人がちゃんと正面から向き合えるのは「同じ場所」に立った瞬間なんだろうなぁとも思うのです。
手を繋いで横を並んで歩くときではなく、将棋盤を挟んで向かい合ったとき。
なんて切ないくらいロマンチックな勝負師の恋なんだ・・・・・・

 

ラスト一文が不穏すぎて怖いけれど、今回で私は完全に銀子派になりました。
外堀埋めて既成事実を狙ってるロリに負けないで!!!!!

 

それと、あとがきは泣きました・・・・・・おじいちゃん・・・・・・
アニメの放送開始、楽しみにしています・・・!

 

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「りゅうおうのおしごと!6/白鳥士郎」への2件のフィードバック

    1. 茶一こりんさん、コメントありがとうございます。

      違いますよ〜!
      銀子というヒロインの今と昔です(*´∀`)

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