ラノベのプロ!2 初週実売1100部の打ち切り作家/望公太


ラノベのプロ!2 初週実売1100部の打ち切り作家 (ファンタジア文庫)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2017年6月刊。
ラノベ作家とアシスタント幼なじみのラノベ作家ラブコメ第2弾。
副題通りに「打ち切り」を扱った話なのだけど、予想外の方向から私までメッタ刺しにされました。なぜ。
主役カップルの甘酸っぱすぎる純愛ラブコメにはローリング。
とっても楽しかったです!

☆あらすじ☆
ラノベ作家のプロポーズによって、二人の関係は急速に動き出す。
「俺と、結婚してくれ」幼馴染みの結麻へ思いの丈をぶつけた、意識高い系作家の神陽太。突然の関係性の変化に、いつもの日常もどこかギクシャクしてしまう。そんな中、小太郎のデビュー作にトラブルが発生して!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

プロポーズという爆弾を放り投げて終わった1巻に続く第2巻。

結麻からの答えは「考えさせて」だったけれど、どう見ても「OKする前に心の準備を・・・!」て感じなので悲壮感は仕事せず。
むしろギリギリまで引っ張りながらのもだもだした甘酸っぱい雰囲気に死にそうでしたww

 

だって、もう、なんなのこの二人!

 

惚れた弱みを握られて悶えるヨータと、惚れられている事実に悶えるユマ。
こんなの可愛すぎでしょう!!
ダブルノックアウトとか!もう!!もう!!!(ノシ ‘ω’)ノシ バンバン

どう見ても答えを出すまでの焦れったい期間を全力で楽しんでいるとしか思えない。リア爆!

ヨータがユマをアシスタントとして雇った理由を暴露させられたシーンとか、ああああごちそうさまですうううううってゴロゴロしちゃったじゃないですか。
ユマの鈍感さは憎いが良い仕事をしてた・・・・・・

 

そんな感じで前半はバカップルが仲良く爆発していたのだけど、後半は一転してラノベ業界の闇を垣間見せるシリアスな展開へ。

 

テーマは副題通り、ずばり「打ち切り」。

 

ラノベを愛する私も、毎回毎回複雑な気持ちになる嫌な言葉です・・・・・・
サブタイトルは誰の話かと思ったら小太郎のデビュー作のことだったんですね。
デビュー作が深刻な売上不振で1巻打ち切り。
言っちゃなんだけど最近では珍しくない気がします(うーん、でも2巻まではなんとか出すケースの方が多いのかな?)

 

小太郎の打ち切りは作品内容以外の外的要因が多すぎて、彼女の境遇に同情せざるを得なかったのだけど、まさかその最中に外野の私まで刺されることになるとは。

 

ヨータの2度めの打ち切り。その回想シーンで登場した先輩作家があまりにも明け透けにぶっちゃけた打ち切り事情・・・・・・のついでになぜかディスられたラノベレビュアー。

 

小説として完成されている作品に対して『アニメ化しそう』を褒め言葉として使うレビュアー達。
ネットでいくら叩かれても褒められても作家の貯金には関係ない。
読者が二番煎じを求めている。
中途半端な形で打ち切ってもラノベ読者は優しいから作家を許してくれる。
読者は優しいけど心底ビッチ。面白いという言葉は他の作品にも同じように言っているーーー

 

刺さる刺さる。ちょっと待ってめっちゃ刺さる。
え、なんで私こんな攻撃されてるの?? なんか、もう、ごめんなさい????

 

ラノベ作家ものはそんなにたくさん読んできたわけじゃないけれど、ラノベを批判してる方ではなくラノベを愛してる方の読者を攻撃してきた作品は初めてかもしれません。しかも否定できないのが悔しい・・・!

 

だって仕方ないじゃない!面白いんだもの!!
ビッチですごめんなさい!!

 

まぁラノベ読みすぎて打ち切りに慣れちゃったというのはありますけどね。
悲しいけれど、そこでいちいち怒っていたらやっていられない。
「あの作品の続き、まだかなぁ。待ってるのになぁ」と思いながら、別の本を読んで「面白いー!」って叫ぶのがラノベ好きです・・・・・・ああ、これがビッチか・・・・・・他にどうしろと・・・・・・

 

それと、「アニメ化してほしい」と私が言ってるときは、「この作品がアニメ化したらきっと映えるだろうなぁ」というポジティブな期待と、「アニメ化したらもう打ち切りの恐怖に怯えなくていいのに」というネガティブな願いからくる褒め言葉ですどうぞよろしく。

 

今回の話で色々と事情はわかったけれど、待ってる方も心がしんどいので打ち切り宣告はぜひ読者向けにも発信してほしいところ。
どうせ黙っていても売れないなら、2巻打ち切りを宣言してファンが動いて作品を復活させた上にアニメ化まで実現させた「終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?」の奇跡を願うのもアリなんじゃないの? と思うのは外野の勝手な意見なのでしょうか。

 

あと、打ち切り作品は(作者に熱意があるのなら)WEB連載でいいから続きが読みたいなぁと常々思っていたのだけど、そこに踏み切れない事情も描いてあって面白かったです。
小太郎は結局そちらの道にいくのか・・・・・・プロって難しいですね。

 

最後はなかなかにゾクゾクする感じの俺たたエンド。
でもまぁヨータとユマのラブストーリーとしては綺麗に終わっているし、ラノベ作家であるかぎりヨータの戦いは続くわけで、作品としてはきちんとまとまっていると思います。

 

ブックウォーカーで完結マークが付いているし、これで終わりかな?
とても面白かったです! 次回作も期待しています。

 

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「ラノベのプロ!2 初週実売1100部の打ち切り作家/望公太」への4件のフィードバック

    1. 茶一こりんさん、コメントありがとうございます。

      ラブコメありますよ!
      6割くらいはラブコメで、かなりラブコメが秀逸な作品です(^^)

  1. 読者はビッチってめっちゃ刺さりましたね…確かに他の作品でも面白いって言ってますけど、あとヨータと結麻さんのイチャつきぶりにはリア充爆発しろ!!って本気で思いました♪

    1. セッテさん、コメントありがとうございます。

      「ビッチ」って言葉、なんか精神を抉ってくる感じでめちゃくちゃ刺さりましたよね・・・
      面白いものを面白いと言って何が悪い!と開き直りましたw

      ヨータたちのイチャつきは本当にけしからん素晴らしさだったので、ぜひとも末永く爆発してほしいですww

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