キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦/細音啓


キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 (ファンタジア文庫)
キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 (ファンタジア文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2017年5月刊。
あっ、これめっちゃ好きなやつ〜!
敵対する2つの国の秘蔵戦力である主人公とヒロイン。
戦場で出会った二人を待っていたのは、・・・・・・ラブコメだった!というファンタジーです。
バトルファンタジーだと思って読んだらロミジュリラブコメで、最終的にはやっぱりバトルファンタジーだったという一粒で二度美味しい作品でした。
敵対してるのにシンクロ率高すぎてもはや仲良しな主役2人の関係が好きにならずにいられない・・・!
次巻もとても楽しみです。

☆あらすじ☆
終末の魔女と双剣の騎士が刃を交わすとき、物語は廻り出す――
「降伏しろ」「降伏なさい」帝国最強の剣士イスカ。皇庁が誇る魔女アリス。二大国が激突する戦場で二人は出会い、共鳴しながらも敵対する。追い求める理想の世界のために。細音啓、渾身のヒロイックファンタジー!

以下、ネタバレありの感想です。

 

百年続く戦争を繰り広げる二大国。
機械仕掛けの理想郷『帝国』の切り札である黒鉄の後継・イスカは、魔女と呼ばれる星霊使いたちの国『ネビュリス皇庁』の最強戦力『氷禍の魔女』を捕えるよう命じられる。
しかし向かった戦場で衝突した氷禍の魔女・アリスの素顔に心を奪われ――という感じでスタート。

 

これはもしや戦場でラブロマンスが始まっちゃうパターンか!と思ったら、舞台を戦闘行為が禁じられる中立都市に移してのラブコメスタート。

 

運命としか思えない遭遇率と、どれだけ相性良いんだよ!とツッコミたくなるシンクロ率。
最初のピリピリとした緊張感は全く仕事をせず、繰り広げられていくラブコメ劇場にニヤニヤが止まりませんでしたw

 

イスカもアリスも、自分の感情が何なのかよくわかっていないのに相手が気になって仕方ないというのが可愛くて仕方ないんですよね〜。
これ、もはや完全に少女漫画では。
ぜんぜん違う場所にいるのに同じことに悩んで同じセリフを叫ぶとか、少女漫画お約束シンクロが楽しすぎて笑いましたww

 

そんなラブコメモードが大半だったけれど、終盤はきっちりバトルファンタジーで締めたところもGOOD。

あまりにも仲良しだからうっかり忘れていたけれど、イスカとアリスは敵同士。
望む未来の方向性は同じなのだから協力できれば一番だけど、それができない関係と立場であるというのがもどかしくて良いです。

 

じゃあ殺し愛展開かー、と思ったところで共闘が始まったのにはテンション爆上げ。
戦闘でも相性ばっちりじゃん・・・・・・もう付き合っちゃえよ・・・・・・。
エピローグで疲れ切って休戦し、一緒に星を眺める二人も可愛すぎでした。
ラブラブか・・・・・・ああ・・・・・・。

 

二人のラブコメの行方も気になるけれど、世界観もなかなか面白そうな奥行きを持っている雰囲気。
イスカの師匠クロスウェルが隠していた秘密や、最後に触れられた『星の民の予言』など、色々と気になる伏線がたくさん張られていたので、その正体が気になるところ。
帝国と皇庁の間の亀裂は深そうだし、それぞれが内部にきな臭い事情も抱えている様子。

 

難題だらけなのに協力はできない仲のまま、果たしてイスカとアリスが望む平和を実現することができるのか。

 

何はともあれ楽しめそうな新シリーズ。
次巻も期待しています!

 

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