ソードアート・オンライン1〜8/川原礫


ソードアート・オンライン〈1〉アインクラッド (電撃文庫)
ソードアート・オンライン〈1〉アインクラッド (電撃文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

総評:★★★★☆
実は去年の夏くらいから読み進めていたSAO。
なぜか1冊読むと疲れてしまって読了ペースが遅いのだけど、すごく面白いです。
VRMMOにおける主人公キリトの奮闘が楽しい。そして話が進むにつれて、フルダイブ型VR技術の可能性が掘り下げられSF色が強まるところにもとてもワクワクします。
特に「マザーズ・ロザリオ」編が印象的で、あの巻はぼろっぼろに泣きました。

☆1巻あらすじ☆
「これは、ゲームであっても遊びではない」
クリアするまで脱出不可能、ゲームオーバーは本当の“死”を意味する──。謎の次世代MMO『ソードアート・オンライン(SAO)』の“真実”を知らずログインした約一万人のユーザーと共に、その過酷なデスバトルは幕を開けた。 SAOに参加した一人である主人公・キリトは、いち早くこのMMOの“真実”を受け入れる。そして、ゲームの舞台となる巨大浮遊城『アインクラッド』で、パーティを組まないソロプレイヤーとして頭角をあらわしていった。 クリア条件である最上階層到達を目指し、熾烈な冒険(クエスト)を単独で続けるキリトだったが、レイピアの名手・女流剣士アスナの強引な誘いによって彼女とコンビを組むことになってしまう。その出会いは、キリトに運命とも呼べる契機をもたらし……。果たして、キリトはこのゲームから抜け出すことができるのか。 第15回電撃小説大賞<大賞>受賞作『アクセル・ワールド』の著者・川原礫!

以下、各巻のメモ的な感想です。

2009年4月刊。
以前から気になっていた超人気作にようやく挑戦。
最初のアインクラッド編ってもうちょっとじっくりやるのかと思っていたのだけど、次巻への引きを残しつつも1冊で一応は綺麗に終わってしまうんですね。
そのぶん少し駆け足気味だし色々と粗さを感じるところもあったけれど、十分面白かったです。
そして予想外にラブストーリー色が強かった印象。アスナとキリトのいちゃいちゃに砂糖吐くw

 

☆あらすじ☆
クリアするまで脱出不可能のデスバトルMMO『ソードアート・オンライン』に接続した主人公・キリト。最上階層を目指す≪攻略組≫の彼以外にも、様々な職業や考え方を持つプレイヤーがそこには存在していた。彼らはログアウト不可能という苛烈な状況下でも、生き生きと暮らし、喜び笑い、そして時には泣いて、ただ≪ゲーム≫を楽しんでいた。≪ビーストテイマー≫のシリカ、≪鍛冶屋≫の女店主・リズベット、謎の幼女・ユイ、そして黒い剣士が忘れることの出来ない少女・サチ──。ソロプレイヤー・キリトが彼女たちと交わした、四つのエピソードを、今紐解く。

2009年8月刊。
短編集。
普通のゲーム攻略的なシーンやキリト&アスナの新婚生活、キリトの過去など、1巻で物足りないと思っていた部分を程よく補完した内容でした。
しかしリズの話は胃が痛かった・・・・・・修羅場にならなかったから良かったものの、あやうく友情クラッシャーに・・・・・・

 

☆あらすじ☆
禁断のデスバトルMMO『ソードアート・オンライン』から現実世界に戻ってきたキリト。彼は攻略パートナーであり、想い人でもあるアスナのもとに向かう。 しかし、結城明日奈は、あの悪夢のゲームからまだ帰還していなかった。 困惑と絶望に包まれるキリト。唯一の手がかりは、鳥籠の中に佇む≪妖精姿≫のアスナという謎の画像データのみ。どうやら彼女は、高スペックVRMMO≪アルヴヘイム・オンライン≫に囚われているらしい。 キリトはアスナを救うため、飛翔する妖精プレイヤーたちが交錯する≪ALO≫に飛び込んでいく……!! WEB上でも屈指の人気を誇った『フェアリィ・ダンス』編、スタート!!

2009年12月刊。
囚われのアスナを救うために新たなVRMMOの世界へ。
妖精ばかりで空も飛べるファンシーな世界観なのにPK上等&各種族のパワーゲームありとかなんて殺伐としたゲームなんだ。実際のMMOもこんな感じなのかな。
そして新ヒロインは妹かー。うーん。
ユイ復活は嬉しかったです。黒幕がゲスいのでスカッとする結末を期待。

 

☆あらすじ☆
SAOから未だ帰還しないアスナを救うため、疑惑のVRMMO≪アルヴヘイム・オンライン≫にログインしたキリト。 その次世代飛行系ゲーム≪ALO≫は、≪魔法≫という概念、プレイヤーの反応力と判断力が勝敗を決めるアクション要素、そして≪妖精≫となって空を駆け巡る≪飛翔システム≫と、≪SAO≫に勝るとも劣らない高スペックで数多のプレイヤーを魅了していた。≪妖精≫スプリガンとなったキリトは、アスナの幽閉先 ── 全プレイヤーの最終目的地≪世界樹≫目指し突き進む……! 道中、妖精種族≪サラマンダー≫のプレイヤーたちの策略により、絶体絶命の危機に陥るキリトだったが、≪シルフ≫の少女・リーファの助力、ナビゲートピクシー・ユイのバックアップを受け、どうにか九死に一生を得る。 そしてついにキリトは≪世界樹≫の根元までたどり着く。しかしそのとき、リーファとキリトは互いの≪秘密≫を知ってしまい……。

2010年4月刊。
フェアリィ・ダンス編完結。
1巻からの流れに一区切りという感じで良い具合に盛り上がって面白かったです。
アスナとの2度の再会シーンがロマンチックで良い。
ゲームマスターである須郷との決着をどうつけるのかと思っていたけど、なるほどこういう手でくるのかって感じ。ちょっとタイミング良すぎるきらいはあるものの、彼の遺したものによってラストでSF的な広がりを見せた世界観に興奮しました。次巻も期待

 

☆あらすじ☆
《SAO》 事件から一年が経った。 ある日。キリトは、総務省 《仮想課》 の菊岡誠二郎から奇妙な依頼を受ける。 銃と鋼鉄のVRMMO 《ガンゲイル・オンライン》 で突如発生した怪現象 《死銃》 事件。漆黒の銃を持つ謎のアバターに撃たれたプレイヤーは、実際に現実世界でも 《死》 に至る……。 その不気味な事件の捜査を断り切れなかったキリトは、《仮想世界》 が 《現実世界》 へ物理的に影響を及ぼすことに疑いを抱きつつも、《GGO》 へとログインする。 《死銃》 の手懸かりを掴むべく、不慣れなゲーム内を彷徨うキリト。そんな彼に救いの手をさしのべたのは、長大なライフル 《へカートII》 を愛用するスナイパーの少女・シノンだった。 彼女の力を借りたキリトは、自らが 《死銃》 のターゲットとなるべく、全ガンナーの頂点たる対人トーナメント 《バレットオブバレッツ》 に挑む……!! 新エピソード突入!

2010年8月刊。
表紙の美少女は主人公だったのか・・・・・・!
今度の舞台は銃で戦う世界。なのにメイン武器にライトセーバーを選んじゃうのはブレないというべきか空気読めというべきかw
でも光剣と拳銃の二刀流は普通に格好良いですね。ならいいか。
新ヒロインのシノンは過去のトラウマが結構重く(GGOにのめり込む理由は理解できるようなできないような・・・)、彼女がどうやってそれを乗り越えるのか期待。
死銃の件はSF的にどう説明つけるのか楽しみです。

 

☆あらすじ☆
銃と鋼鉄のVRMMO《ガンゲイル・オンライン》で発生した《死銃(デス・ガン)》事件を調査するため、《GGO》へとログインしたキリト。 一見超美少女キャラと見間違えるアバターにコンバートされるトラブルに遭った彼だったが、スナイパーの少女・シノンのナビゲートにより、全ガンナーの頂点たる対人トーナメント《BoB(バレットオブバレッツ)》に無事参戦を果たす。 キリトは、銃が支配するこのゲームで唯一《光剣》を駆使、《BoB》を勝ち進む。その奇抜な戦闘スタイルが話題となり、徐々にゲーム内での知名度は上がっていった。 そして《BoB》決勝。数多の強敵がひしめく《多人数バトルロイヤル》の中、ついに《死銃》が姿を現す。果たして《死銃》とは何者なのか。本当に《仮想世界》から《現実世界》へ影響を及ぼすことができるのか。キリトは単身、《死銃》へと挑む!! 『ファントム・バレット』 編、完結!!

2010年12月刊。
ファントム・バレット後編。面白かった!
死銃とのデスゲームはなかなかの緊迫感があったし、トラウマを乗り越えるシノンの物語としても読み応えあり。
特にラストの救済はベタだけど感動してしまいました。
それにしても事件のトリックは盲点をつかれたなぁ。オカルトチックな仮説に気を取られていたのだけど、真相の方が何倍もホラーですね・・・・・・。思わず家の鍵を確認してしまったw
次巻はアスナメインということなのでとても楽しみです。

 

☆あらすじ☆
キリトとシノンが巻き込まれた《死銃(デス・ガン)》事件から数週間。 妖精アバターによる次世代飛行系VRMMO《アルヴヘイム・オンライン》にて、奇妙な騒動が起こる。新マップ《浮遊城アインクラッド》、その第24層主街区北部に現われる謎のアバターは、自身の持つ《オリジナル・ソードスキル》を賭け、1体1の対戦(デュエル)で、すべてを蹴散らし続けているという。 《黒の剣士》キリトすらも打ち負かした、《絶剣》と呼ばれるその剣豪アバターにアスナも決闘を挑むのだが、結果、紙一重の差で敗北してしまう。 しかし、そのデュエルが終わるやいなや、《絶剣》はアスナを自身のギルドに誘い始めた!? 《絶剣》と呼ばれるほどの剣の冴え。そこには、とある秘密が隠されており──。 『マザーズ・ロザリオ』 編、登場!

2011年4月刊。
SAOはフルダイブ技術の黎明期を描いたSFとして面白いと思っていたし、医療系への展開も触れられていたからいつかはそういう話がくるとは思っていたけれど・・・・・・。
この切り口は予想以上に切なくて涙がボロボロと零れてしまいました。
多く語りたいけれど言葉がうまく出てこない。これはSAOという作品だからこそ生まれたストーリーなのでしょう。
とても切ない物語だったけれど、素晴らしかったです。

 

☆あらすじ☆
『圏内事件』 ──《SAO》中階層で、一人のプレイヤーが殺された。その殺害現場はHPが減るはずのない《安全圏内》だった。これはプレイヤー・キルだと仮定するも、その殺害方法に全く見当がつかず……。奇怪な事件を、キリトとアスナが追う。 『キャリバー』 ──《ALO》伝説の聖剣《エクスキャリバー》。その獲得クエストがついに始まった。守護するモンスターたちの強さから一度は獲得を諦めていたキリトだったが、これを機に再び争奪戦に本格参戦する。しかし、このクエストには壮大な裏イベントがあり……。 『はじまりの日』 ──《SAO》正式稼働初日。茅場晶彦によるデスゲーム開始の声明を受けた直後。キリトが決断した、このゲームを生き抜くための最初の一手。それは、ベータテスト時に攻略経験があるクエストを真っ先にクリアし、初期装備よりも強力な剣を獲得することだった──。

2011年8月刊。
3本立ての短編集。
圏内事件は著者的には反省があるらしいけれど普通にミステリーとして面白かったです。二転三転する展開にワクワク。
次のエクスキャリバーはVRMMOを真っ当に楽しんでいる雰囲気にこれまたワクワク。ゲームって楽しむものなんだよなぁって今さら思いましたw
最後の短編はデスゲーム開始時のキリトの内心を深く掘り下げていて、これもまた読み応えあり。二本目との落差を感じる殺伐とした雰囲気にゾクッと。
総じて面白い1冊で満足しました。

 

 

引き続き「アリシゼーション編」を読もうと思います。ていうか現在2冊めまで読みました。これまた先が長そうだなぁ。でも楽しみです。

 

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