ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア8/大森藤ノ


ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア8 (GA文庫)
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア8 (GA文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2017年4月刊。
ロキ・ファミリアの嫌われ狼・ベート回。
私の中でベートへの好感度が限界突破した巻でした。
ベートさん、そんな気配はあったけれど、ちょっと私の好みにどストライクすぎやしませんか・・・!

☆あらすじ☆
これは、もう一つの眷族の物語―【剣姫の神聖譚】―
「言っただろ、雑魚は足手纏いだってな」
人造迷宮撤退を受けて死者にさえ嘲笑を向けたベートは派閥から孤立するが……
「いたぁー! ベート・ローガ!」
突如アマゾネスの少女レナから猛烈な求愛により、なし崩し的に同居生活が始まってしまう! 彼女との交流が『牙』にまつわる記憶を喚起させ、己の過去と向き合うことになる。一方、その裏で静かに暗躍する死神の眷族達。仲間を奪った凶刃が今、再びベートのもとに迫ろうとしていた――。

以下、ネタバレありの感想です。

 

人造迷宮での痛すぎる敗北に続く外伝第8巻。
今回は、仲間の死を嘲笑したベートがファミリアから孤立し、単独行動していたところをアマゾネスの少女・レナから猛アプローチを受け・・・・・・というほんのりラブコメなスタート。

 

序盤からベートが雑魚雑魚言ってトばしてるなーと思っていたので、アイズに『嫌い』と言われてしょんぼり狼になったのには吹きました。
なんだこれはー。ギャップ萌えかー。
ベートさん、ちょっとアイズのこと好きすぎて笑う。

 

そんなしょんぼりベートさんの前に現れた少女・レナ。
ベートが身をもって知るフィンの苦労・・・・・・。
アマゾネスのぐいぐい来る肉食な感じ、レナみたいな子だったら私は好きですけどねー。それでも男の人からしたら怖いのかもしれない。・・・・・・いや普通に怖いですね。

 

ファミリアから孤立しながらも、単独で人造迷宮の鍵を探そうとするベート。
レナとの交流や「アマゾネス狩り」の事件を経て、物語は弱者を苛烈に否定するベートの価値観を作り上げてきた彼の半生を振り返っていくことになるのです。

 

ベートというキャラが掘り下げられていけばいくほど、私の中でベートの好感度はうなぎのぼりでした。
こういう露悪的に捻くれてて不器用で面倒くさい性格のキャラが好きすぎて・・・・・・。
あー、この人、生きるの大変そうだなぁって思うともうダメです。目が離せなくなってしまいます。

善人にはなれず、かと言って、悪人にもなりきれず。
その中途半端さがどうしようもなく人間くさくて良い。自分の中途半端さに苛立ったり苦しんでいたりすると尚良いです。
雑魚を雑魚と切り捨てながら自分の不甲斐なさに憤るとか、ちょっともう最高に面倒くさくないですか? めっちゃ好きなんですけど??

 

短い時間に濃縮されたレナとの関係も良かった。
古傷を刺激するレナの存在に苛立って、そんな彼女を守れなかったことに激怒して、そうして激情の赴くままに挑んだラストバトルは素晴らしい熱さでした。
ベートのチートっぷりには驚いたけれど、トラウマを思い出すから奥の手を使いたくないっていう女々しさに苦笑い。本当にとことん不器用な男なんだなぁと思ってw

 

あと、レナのオチは最高でした。
やっぱり悲劇よりは喜劇が良い。最後の挿絵の笑顔が本当に素敵。
そして誰にも知られなかったはずのデレ(花束)がバレたときのベートの反応が気になります。
「ねぇ今どんな気持ち?」ってめっちゃ聞きたいww

アイズよりもレナの方がベートには似合ってると思うんだけどなぁ。
ベートのトラウマは根強そうだし、ここはやはりレナが強くなるしかないんでしょうね。恋に燃えるアマゾネスならいける気がする。

 

さて、今回で意外にもヴァレッタを早々に打ち倒してしまったのだけど、次回からどうするのでしょうか。
鍵はまだ見つかってないですよね?
人造迷宮攻略はもうちょっと続きそうな感じなのかな。

とりあえず、次巻を楽しみに待ちたいと思います。

 

スポンサーリンク
 
0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。