ゼロから始める魔法の書9 ゼロの傭兵(上)/虎走かける


ゼロから始める魔法の書IX -ゼロの傭兵〈上〉- (電撃文庫)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2017年4月刊。
美貌の魔女と獣の傭兵の旅を描く王道ダークファンタジー第10弾。
ついに目的地に到着!
・・・・・・のはずが、なんだかプロローグが不穏。そしてラストの衝撃。
ああ、なんという展開に・・・!

☆あらすじ☆
救うべき“代行様”に関する真実とは!? 北の大地にたどり着いたゼロと傭兵に衝撃の展開が待ち受ける!
〈禁書館〉で下した悪魔“万里を掌握せし千眼の哨”の力で道の先を警戒し、北のノックス大聖堂へとたどり着いたゼロと教会騎士団一行。悪魔と天才魔女のおかげで行軍は順調に進み、隊長のジェマをはじめ、騎士団のゼロたちへの意識は変わりつつあった。ノックス大聖堂の主教様へのお目通りにジェマが向かう間、傭兵たちは混乱を招かぬよう街の外で待機することに。しかし、血相を変えて戻ってきたジェマが告げたのは、救うべき“代行様”に関する真実だった。一方ゼロは、教会騎士団を無事送り届け任務が完了したことで、改めて師匠の元へと向かおうとしていた。既に居場所も把握しており出発しようとすると、思いがけず、主教と面会の機会が設けられる。それを快く思わない近衛騎士隊長のオルルクスは、なにやら不穏な動きを見せるのだが……。つかの間の平穏を楽しむ傭兵に、魔女であることを思い悩むゼロが告げたのは──。

以下、ネタバレありの感想です。

 

ついに北のノックス大聖堂に到着したゼロたち。
プロローグが不穏すぎてハラハラしていたら、蓋をあけてみるといつもよりややラブコメ比重多め? で少し拍子抜けしてしまいました(楽しい)

 

まずは、久しぶりに合流したリーリと隠匿。
普通に良い雰囲気だ・・・・・・。
隠匿の事情にガンガン踏み込んでいくリーリに、恋する女の子は強いなぁとほっこりしました。
リーリを雪に押し倒してからの一連の会話にきゅんきゅんが止まらないんだよなぁw あとひと押しかなー??

 

それにしても隠匿って本当に丸くなりましたよね。
理不尽をつきつけてくる教会騎士団相手にゼロたちをかばって毒舌をはいたりとか、もはや完全なる味方感にグッときました。
傭兵に両親の件を伝える時とか、終盤でゼロと傭兵に信じてもらえなかったことに憤ったところとかも素敵。
彼の不器用な人間性がたまらなく好きだ・・・!

 

一方の傭兵とゼロは相変わらずいちゃついてるどころか、傭兵が素直にゼロにヤキモチを伝えたり、いつもよりもストレートにお互いの唯一無二っぷりを語り合ったりとラブコメ糖分高め。
なんだなんだどうした〜ってニヤニヤしちゃったじゃないですか。しかもカラー口絵のシーン!
今までどれだけいちゃついていても「そんな関係じゃない」の一点張りだったのにw

 

・・・・・・っていうニヤニヤできるラブコメムードはラストで吹っ飛ぶんですけど。

 

あああ、プロローグの「裏切り」ってそういうこと・・・!

 

今回はあれだけ「裏切ること」「信じないこと」がどれだけ人を傷つけるのかってエピソードばかり語られたのに、最後の最後でゼロがそれをするなんて・・・・・・。

 

ゼロが傭兵との契約を終わらせたのは、やっぱり冒頭の「傭兵が死ぬ夢」があったからなのかなぁ。
お師匠様からの夢のメッセージに脅しが含まれていたとか?

 

しかしここからどう続けるのでしょうか。
傭兵がゼロの後を追っかけるにしても大幅に戦力ダウンだし・・・・・・ていうか、お顔が見たいのだけどお披露目はあるのかな?

 

この先で世界がどうなるのかも気になります。

ゼロと師匠がどういう行動を取るのか。
成立からして裏切りと嘘だらけの教会はどうなるのか。

とにかく続きが待ち遠しい。次巻も期待しています!

 

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