落第騎士の英雄譚12/海空りく


落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)12 (GA文庫)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2017年4月刊。
ヴァーミリオン編の3巻めにして修行回。
事態が緊張して切迫しているので、ここしばらくラブコメがご無沙汰です。
が、今回のラストでめちゃくちゃ満足しました。
やっぱり落第騎士のカップルは最高!!

☆あらすじ☆
挑んでくるわ。アタシが知る限り最も強い剣士に――
ルナアイズの宣言によってクレーデルラントとの戦争は、代表戦によって雌雄を決することになった。だが、代表メンバーに選ばれたステラは≪魔人≫たちとの戦いを通して自分の力不足を痛感していた。そんな彼女が、限られた時間で新たな強さを身につけるため選んだのは、世界最強の剣士≪比翼≫のエーデルワイスに挑戦し自らの限界を超えること!近づくことさえもできない圧倒的な力量差を見せつけられたステラは、それでも必死の覚悟で食い下がるが、それは想像を超えるほどに過酷な試練の始まりにすぎなかった!

以下、ネタバレありの感想です。

 

オル=ゴールたちの襲撃から国民を守るために、戦争の規模を代表戦に縮小する取引をしたルナアイズ。
その代償として彼女が支払ったものが何かが気になるところだけど、それについてはまだ明らかにならず。何だか恐ろしい気配が漂っていて不安です。

 

さて、今の状態で代表戦に望んでもステラが使い物にならないということで、今回は修行回。
しかもその相手としてステラが強行的に選んだのは世界最強《比翼》のエーデルワイス
これは面白そうな予感!と展開的にワクワクするしかないですよねぇ。

 

まぁでもエーデルワイスさん自身が稽古を取ってくれるわけじゃなかったのは残念でした。さすがにそこまで親切じゃなかったかぁ。
いや、ステラにも一輝にも一段階上へと踏み出せる手ほどきをしてあげてるから、優しいといえばめちゃくちゃ優しいんですけどね。ほぼ無関係なのに良い人だ。
ついでにエーデルワイスの素顔を見ることができたのも楽しかったです。残念美人だ・・・! ついでにちょっと寂しそうで不憫・・・!
剣を手に取った理由が切実(?)で笑いましたw

 

エーデルワイスに代わってステラを直接的に指導したのは多々良。
捻くれたツンデレっぷりが可愛かったです。最終的にステラ大好きツンデレになってない?このコンビ、結構好きかも。

ルールの枠内にあった学生の戦いから、ルール無用のプロの戦いの手ほどきも面白かった。
1対複数で6日間省エネで戦う方法とか七星剣部祭編では不要でしたもんね。便利なカプセルがあったし。魔力の使い方がイノシシだったステラがこういうテクニックを取り入れられたなら、それは確かに効率的な強化につながるだろうなぁ。

 

でもちょっと地味(一輝の修行もすごいけど地味)

 

と、思っていたら「誰も手出しを許さない」というフラグ通りに強敵襲来。
オル=ゴールたちの一派から誰か来るという個人的予想は外れて、現れたのは中華連邦の《魔人》である《饕餮》フー・シャオリー
このポッと出の敵キャラについては、うん、まぁ、噛ませ感すごかったから何ともいえないんですけど。
能力もコピー系だし。コピー系好きですよね、このシリーズ。主人公の能力なんだからあまり乱発しないでほしいなぁ。
一刀修羅の上位互換とかもウーンって感じだし・・・・・・。

 

フー・シャオリー自体はともかく、重要なのは魔人との戦いでステラが何をつかむのか。
彼女が強くなるには譲れない『自己(エゴ)』を見極めなければいけないという壁があって、それが見えずに迷走していたのだけど、最終的には気持ちよく壁を乗り越えてくれてスカッとしました。

 

死地にあってもステラが壁を乗り越えると信じて彼女の覚悟を守った一輝の愛も素敵。
「僕の大好きな騎士を、」ってセリフ、ここで使うのかよー! 最高かよーー!!
「僕の我慢と釣り合いがとれない」のセリフもきゅんきゅんしちゃったよー!!
「心配させた?」「当たり前だよ」「でも、信じてくれたんだ・・・」「・・・それも、当たり前だよ」のやり取りに萌えすぎて死にそう。
少年漫画的バトルものなのに、このカップルめっちゃ少女漫画的で大好きです。尊い。
最近ラブコメなくて寂しいとか思っててすみませんでした。もっと良いものを読んだ・・・!

 

前巻で折れた心を立て直し、強化に成功して挑む代表戦。
一体どんな戦いになるのか楽しみです。戦いを前にルナアイズの心の闇を少しでも晴らしてくれたのも良かった。

ここしばらく一輝の存在感が控えめなので、そろそろ主人公のフル活躍も見たいところ。
次巻も期待しています!

 

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