終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?4/枯野瑛


終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#04 (角川スニーカー文庫)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2017年4月刊。
新展開。ここから第4エピソードの始まりとのこと。
そういうわけで内容も序章的ではあるのだけど、色々と不穏な話が出てきて盛り上がってまいりました・・・!

☆あらすじ☆
「フェオドール。わたし、やっと決めたよ。──きみの、邪魔をしてやる」
妖精兵ティアットと堕鬼種(インプ)の対峙は、ラキシュの振るう《聖剣(カリヨン)》セニオリスの一撃で決された。手負いの堕鬼種が目指すのは――かつての戦場、コリナディルーチェ市。バロニ=マキシ一位憲兵武官の計らいで彼の地へ向かったティアットは、朱髪の先輩妖精兵らと邂逅を果たす。一方その頃、妖精倉庫の管理人喰人鬼(トロール)もまた、旧き知人を訪ねてその地を訪れていた……。

以下、ネタバレありの感想です。

 

冒頭の「絶対粉砕おとーさんパンチ!」に吹いたww
ヴィレム言わなそうなんだけど、言っても似合いそうな、この絶妙なムズムズ感が・・・・・・

 

まぁ哀しい夢オチなんですけど。

 

さて、前巻で造反→逃亡したフェオドールとラキシュ。その彼を追ってコリナディルーチェ市へやってきたティアット。

舞台がコリナディルーチェ市に変わったことで何が起こるのだろうと思っていたら、みるみるうちに黄金妖精の話が不穏に持ち上がってきて驚きました。
騒動の中心となっているのは、黄金妖精たちの秘密(?)を知る単眼鬼の医師マゴメダリ・ブロントン
彼の身柄を巡って、フェオドールたち、護翼軍、貴翼帝国、そしてナイグラートがバタバタと争奪戦&逃走劇を繰り広げる、というのが今回のストーリー。

 

ナイグラートが一気に物語の中心に戻ってきたのは嬉しかったです。事情は切ないんだけど。
拉致犯扱いされたときは驚いたけれど、彼女の行動の根底にあるのが妖精たちへの愛情だっていうのが泣ける。
調整されずに幼いまま消えていく妖精たちを、ひとりあの倉庫で見送るなんてできなかったんだろうなぁ。
今は彼女の悲しみを分かち合う存在がいないことを思って切なくなります。
それでも一人でも現状を打破しようとするナイグラートはやっぱり素敵なお母さん(お姉さん?)だ!

 

一方で、マゴメダリからは不穏な情報がいくつかもたらされて、なんとも怖い雰囲気。
ラキシュが、浮遊大陸軍を脅かす災厄の引き金となるってどういうこと??
黄金妖精の調整についても色々な秘密があるようだし、このへんに何が隠されているのか気になります。どう考えても良いことじゃないし、真相が明らかになっても絶望しか待っていなさそうなところは胃が痛くなるけれど。ああ、でも、これがこのシリーズなんですよね・・・・・・。

 

不穏といえば、フェオドールもなんとも危うい感じ。
ヴィレムの幻覚の意味がちょっと怖すぎませんか・・・・・・末期て・・・・・・。
前作に引き続き主人公退場エンドはもう嫌ですよう・・・・・・。

 

各人が様々な目的で動いていた巻だったけれど、本題はここから。
相変わらず切なさで胸がいっぱいになる物語だけれど、唯一、ヴィレムとティアットの僅かな邂逅シーンに心が癒やされました。甘酸っぱい〜〜〜

 

次巻以降の展開が楽しみです。前作キャラも増えてきたしね。
その前にアニメだ!

 

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