2017年2月のおすすめライトノベル


年度末がやってきました。
各電子書籍ストアがセールに本気になる時期ですね。
私が贔屓にしているBOOK☆WALKERもコイン50倍キャンペーン中で、まだ1週間も経っていないのに3月の予算が底をつきそうです。

それはさておき、2月は大豊作の月でした。
どれを読んでも面白い!な状態って最高に幸せ。

というわけで2月のおすすめ作品を紹介していきたいと思います。以下をどうぞ〜

 

86―エイティシックス―

86―エイティシックス― (電撃文庫)
【安里アサト著/電撃文庫】
第23回電撃小説大賞「大賞」受賞作。
ライトノベルの新たなる傑作だと思います。あまりにも最高すぎて泣きながら読了しました。
物語の舞台は、苛烈な人種差別が横行する共和国。
「エイティシックス」と呼ばれ人権を奪われた被差別層は、無様で頼りない兵器に乗せられ、「無人機」と称して過酷な戦地に送り込まれるのです。
その非人道的な現状に疑問を抱くのは、エイティシックスの指揮・監督を担う一人の少女・レーナ。
激戦地を戦うスピアヘッド戦隊を担当することになったレーナは、彼らの生き様を通して更に残酷な真実を知っていくことに。
次から次へと絶望的な真実が襲ってきて、本当に辛く苦しい物語だと思います。しかし最後まで読めばそれら全てが昇華されること間違いなし。
帯に書いてある「ラストの一文まで文句なし」は、何度でも引用したくなるくらい同意です。

「86―エイティシックス―」感想記事はこちらから

 

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? 1 (HJ文庫)
【手島史詞著/HJ文庫】
初々しいカップルのいちゃいちゃを見て糖分補給がしたいぞ!って人に笑顔でおすすめしたいのがこちら。
コミュ障魔術師がエルフの美少女に一目惚れしたことから始まる同居ラブコメファンタジーです。
ニヤニヤは止まらないし、むしろ羞恥心で死にそうになるくらいの糖分過多です。
主人公とヒロインの不器用で甘々な同居生活が可愛くて可愛くて・・・・・・。
互いに出会うまでは孤独で不遇な人生を歩んできただけに、なんとも幸せ慣れしていない2人。
それだけに、そんな二人がバカップル化していく様子に机を叩きすぎて壊すレベルで悶ましたw
ネトゲ嫁とか落第騎士のバカップルが好きな人向け。発売即重版をきめた期待の新作です!

「魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?」感想記事はこちらから

 

豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい

豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい (ファンタジア文庫)
【合田拍子著/富士見ファンタジア文庫】
第1回カクヨムWeb小説コンテスト「特別賞」受賞作。
アニメの嫌われキャラに転生した主人公が、アニメ知識を得たことで自己改革(主にダイエット)を目指す物語です。
大まかにいえば、「男版悪役令嬢転生+成り上がり英雄譚+純愛ストーリー」といった感じ。設定が直球に私好みすぎるw
自他共に認める「豚公爵」な主人公は、見た目こそ悪役モブっぽい感じ。しかしその実態は健気で優秀で優しいという好感度の高いキャラクターでした。
愛しい少女のために豚公爵になった元神童は、彼女にふさわしい男になれるのか。
アニメのシナリオ通りなら片思いの少女はアニメ主人公を好きになっちゃうので、アニメ知識を活かして失恋の運命を回避することができるのか、というところも重要なポイント。
2巻発売が決定しているようだし、今後の展開に注目です。

「豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい」感想記事はこちらから

 

ほま高登山部ダイアリー

ほま高登山部ダイアリー (ガガガ文庫)
【細音啓著/小学館ガガガ文庫】
好きな女の子に告白したはずが、なぜか登山部に入ることになった少年が「登山」の面白さを知っていく物語。
優劣をつけることなく、みんなで一つの目的に向かってワクワクと楽しみ尽くすアットホームな雰囲気がすごく心地よい作品でした。
今回は初心者登山のお話で、覚えがあると「わかるわかる」と共感できることも多いし、登山をよく知らない人も意外な豆知識が豊富で楽しめると思います。
主人公の片想いもムズムズ可愛い恋模様だったので、こちらの進展も楽しみな新作です。
「ほま高登山部ダイアリー」感想記事はこちらから

 

ソウルトランサー

ソウルトランサー (徳間文庫)
【菱川さかく著/徳間文庫】
エブリスタ小説大賞2015-2016徳間文庫冒険エンターテインメント小説賞大賞受賞作。
犯罪者の少女と、彼女を追い詰めた捜査官の少年。そんな二人の男女入れ替わりを描いたアクションSFです。
犯罪者の巣窟と化した廃墟の元テーマパークを舞台に、コメディタッチにテンポ良く進む追跡&逃亡劇。
一応敵対関係なのに相棒となってしまった2人は、追ってくる同僚たちから逃げつつ、元に戻るために廃墟の最深部を目指すことになるのです。
キャラもストーリーも良いのだけど、とにかく構成が秀逸で、かっちりとピースが嵌っていく様が爽快。
入れ替わりネタの使い方も良いし、ボーイ・ミーツ・ガールとしても満足の1冊。エンタメ全開にワクワクさせてくれる物語でした。

「ソウルトランサー」感想記事はこちらから

 

おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱

おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱 (講談社タイガ)
【オキシタケヒコ著/講談社タイガ】
『筺底のエルピス』のオキシタケヒコさんの新作。
ホラー+オカルト+SF+ボーイ・ミーツ・ガールというジャンルレスな作品です。
それら全ての要素が二重にも三重にも絡み合って不思議な物語を作り出していて、ホラーな導入からどんどん予想外の世界へと連れ去られていくのです。
怖がりな「ミミズク」が座敷牢の少女にせっせと怪談を運ぶ日々が、一体どこへと向かっていくのか。ぜひ実際に読んで確かめてほしい。
途中まで本当に怖かったし、世界観が凝っているぶん理解するまでが大変だけど、最後まで読めば素晴らしい満足感に浸れることは間違いありません。

「おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱」感想記事はこちらから

 

りゅうおうのおしごと!5

りゅうおうのおしごと!5 (GA文庫)
【白鳥士郎著/GA文庫】
熱血将棋×JSラノベ第5弾。
まさか最終巻か!?と思うくらいの熱戦が繰り広げられる竜王戦でした。
とにかくドラマの盛り上げ方がうまい。そして熱い。
この素晴らしい1冊をもって、物語に一区切りがついたのだと思います。
でもまだ続くよ!

「りゅうおうのおしごと!5」感想記事はこちらから

 

宝石商リチャード氏の謎鑑定 導きのラピスラズリ

宝石商リチャード氏の謎鑑定 導きのラピスラズリ (集英社オレンジ文庫)
【辻村七子著/集英社オレンジ文庫】
美貌の宝石商と迂闊な正義の味方が、宝石絡みの謎を解き明かすミステリシリーズ第4弾。
謎に包まれていたリチャード氏の事情について明らかになる重要な1冊で、シリーズ初の長編でした。
これを読んでまっさきに思ったのが「『螺旋時空のラビリンス』の辻村さんだ!!」っていう感動。
隠れた(?)名作であるデビュー作を彷彿とさせる、素晴らしく屈折してドロドロで美しい人間ドラマに魅了されました。
この巻はBL色が一段と強くなるけれど、同時に、愛のあり方や本質についても考えさせられます。そういや最近になって「ブロマンス」って言葉を覚えたんですよね。

「宝石商リチャード氏の謎鑑定4 導きのラピスラズリ」感想記事はこちらから

 

(仮)花嫁のやんごとなき事情 〜未来へ続く協奏曲〜

(仮)花嫁のやんごとなき事情 ~未来へ続く協奏曲~ (ビーズログ文庫)
【夕鷺かのう著/ビーズログ文庫】
敬愛する王女の身代わりとなり、敵国の毒物大好き鬼畜皇子の元に嫁ぐことになった庶民の少女・フェル。
白い結婚でいられる「ワルプルギスの夜」までに、休戦中である両国の友好を壊すことなく円満に離婚することを目指していたフェルの奮闘の物語は、紆余曲折を経て先日ついに完結。
この巻は、そのワルプルギスの夜を描いたエピソードから始まる後日談短編集です。
この日を目指していたんだよなぁ、としみじみ。
本当に大好きなシリーズでした。私の一生の宝物!

「(仮)花嫁のやんごとなき事情13 未来へ続く協奏曲」感想記事はこちらから

 

『毒見師イレーナ』『イレーナの帰還』『最果てのイレーナ』(スタディ三部作)

毒見師イレーナ (ハーパーBOOKS)
【マリア・V・スナイダー著/ハーパーBOOKS】
訳あって有力者の息子を殺してしまい、死刑を待つだけだった少女イレーナ。
「このまま絞首刑となるか、それとも最高司令官の毒見役として生きのびるか」という選択肢が与えられたことから、イレーナの激動の運命を描いた物語が始まるのです。
常にギリギリの選択を迫られ、ひとつ間違えれば死ぬかもしれない。そんな緊迫感のなかでどんどん精神的にも肉体的にも(さらには魔術的にも)強くなっていくイレーナの成長にワクワクするシリーズでした。
魔術の存在する世界観や、独特な「魔法」の描かれ方も面白いし、イレーナを筆頭に個性的なキャラクターも揃い踏み。
また、イレーナのロマンスはとてもドキドキするもので、彼女のパートナーも魅力的。二人の強固な繋がりにときめきが止まりません・・・!
三部作の最後まで楽しく読める素晴らしいファンタジーでした。

「毒見師イレーナ(スタディ三部作1)」感想記事はこちらから

 

京都寺町三条のホームズ1〜6

京都寺町三条のホームズ (双葉文庫)
【望月麻衣著/双葉文庫】
京都を舞台に、骨董品にまつわる謎をいけずで格好いい京男子「ホームズさん」が解き明かしていくライトミステリー。
骨董品や古美術に絡んだ謎がとても読み応えがあり、登場するアイテムに関わる薀蓄も楽しいシリーズでした。
テンポよくサクサクと楽しめるストーリーも面白かったし、主人公・葵ちゃんとホームズさんの甘酸っぱい距離感もすごく堪能できました。
また、京都の名所ガイドブック的なところもあって、京都行きたさが高まる作品だと思います。ほんとに、京都ってどうしてこう魅惑的なのかなぁ。

「京都寺町三条のホームズ」感想記事はこちらから

 

人外恋愛譚

人外恋愛譚 (アース・スターノベル)
【山田まる 他/アース・スターノベル】
人外たちの恋を描いたアンソロジー短編集。
一口に「人外恋愛譚」といっても、魔王×OL、アラサー×ドラゴン、妖怪×妖怪、人外×少女、ケモ耳×青年、という様々なカップリングが登場するので、バラエティに富んだ色んな恋模様を楽しむことができる作品です。
個人的なイチオシは、押しの強い元社畜OLと押しに弱い魔王さまの添い寝ラブコメ。奴隷相手に「なぜこうなった・・・」とぐいぐい流されていく魔王さまが面白かったですw

「人外恋愛譚」感想記事はこちらから

 

以上です。

ところで、この2月でついに★★★★★の満点評価をつけた作品を集めたおすすめラノベリストが100を数えました。マイ百選できちゃった!
百選ができたら紹介記事を書こうと考えていたのだけど、いざ100作も紹介するとなると果てしなく大変ですよねぇ。うーむ(;´Д`)

 

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