異世界詐欺師のなんちゃって経営術4/宮地拓海


異世界詐欺師のなんちゃって経営術4 (角川スニーカー文庫)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2017年3月刊。
異世界に転生した元詐欺師が、貧乏食堂の再建を目指すシリーズ第4巻。
これで書籍版は完結とのこと(WEB版は続いている様子)
楽しみにしていたシリーズだっただけに残念です。
ただ、区切りの良いところで終わっているし終盤の盛り上がりも素晴らしく、満足感の高い完結巻でした。
宮地さんの次回作も期待しています!

☆あらすじ☆
元詐欺師VS.行商ギルド! 『嘘が吐けない都市』を揺るがす大勝負!!
元詐欺師のスキルをフル活用し、食堂を軌道に乗せはじめたヤシロ。いつも通りパイオツカイデーなジネットと、順調に店の認知度を高めていた矢先、雨が降り始める。大雨による不作・物価高騰に苦しむ領民と、彼らを追い詰める行商ギルドの非道さを見たヤシロは――「あくまで自分のためだ」そう宣言し、行商ギルドに勝負を挑む! しかし狡猾な行商ギルドのアッスントは“精霊の審判”でジネットをカエルにすると脅迫して……!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

大雨によるダメージが続くなか、いよいよヤシロが四十ニ区の貧富の差に切り込んでいくことに。

 

相変わらず悪者ぶらないと生きていけない病のヤシロ。素直じゃない言葉の数々にニヤニヤが止まりませんw

 

前巻からの課題だったハムスターの弟妹たちのお仕事問題から始まるストーリーは、色々なトラブルが巻き起こりつつもヤシロの機転によって次々とクリアー。
一生懸命「全ては俺のため!」と理由づけを頑張っていたけれど、周囲から温かい目で見守られている現実を彼が受け入れる日はくるのだろうか。めっちゃ良いお兄ちゃんにしか見えませんでした。もしくはめっちゃお人好しのお兄ちゃん。

 

そんなヤシロがついに挑むことになるのは、行商ギルドとの直接対決。
陽だまり亭の再建に幾度も立ちふさがってきた相手を前に、ヤシロが打った茶番劇と住民への訴えに心が震えました・・・!すっごく格好良かった!
ラストのジネットとのハグも素敵。「絶対はない」ってわかっているヤシロだから、どれだけ実証していても命を賭けさせるのは怖かっただろうに。なんといっても精霊の審判は欠陥品ですから。あのハグは二人の信頼を表しているようでとてもきゅんとしました。

 

下水を配備し(水洗トイレ!)、行商ギルドとの交渉を経て大きなターニングポイントを迎えた四十二区。
その正式な住人となったヤシロは、ここから更にどんな改革をみせてくれるのでしょうか。

 

書籍版がここで完結なのが本当に残念です。
話が進むほど面白くなってたのに・・・・・・でもWEB版で続きが読めるだけマシだと思うべきか。
続きはWEB版で楽しむことにします。途中からでも大丈夫かな?

 

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