りゅうおうのおしごと!5/白鳥士郎


りゅうおうのおしごと! 5 (GA文庫)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★★★
2017年2月刊。
あああ、熱い・・・!
「神」からタイトルを守らなければならない防衛戦。
八一本人の戦いはもちろん、彼を支え励ます周囲のキャラも物語を素晴らしく盛り上げていて、ただただ最高でした。
あまりにも最高すぎて「え、最終巻!?」ってドキドキしていただけにあとがき一行目に冷や汗でた〜。続くようでなによりです。

☆あらすじ☆
将棋という名の奇跡に最後の審判が下される、激闘の第5巻!
「アーロハ―♪」
遂に始まった八一の初防衛戦。挑戦者として現れた最強の名人と戦うべく常夏の島を訪れた八一だったが……なぜか弟子や師匠までついて来てる!? 一門(かぞく)旅行!?
おまけに銀子と夜の街でデート!? そんなんで名人に勝てるのか!?
あいと天衣、そして桂香のマイナビ本戦も始まり、戦いに次ぐ戦いの日々。誰もが傷つき、疲れ果て、将棋で繋がった絆は将棋のせいでバラバラになりかける。……だが、
「もう離さない。二度と」
一番大切なものに気づいた時、傷ついた竜は再び飛翔する――!!

以下、ネタバレありの感想です。

 

将棋界に詳しくない私でも知っている超有名棋士をモデルにした「名人」との防衛戦(ちなみに他はひふみんしか知らないです)

 

開幕ハワイで陽気なムードだったのに、いざ防衛戦が始まると落とし穴に落ちるがごとく真っ逆さまに暗闇の中へ。

自分の将棋を否定された八一の迷走たるや、思わず目を背けたくなるほどでした。
彼の絶望感がひしひしと伝わってくるのが本当に辛いし、あいや銀子との関係悪化に胃がキリキリ・・・・・・

 

そんな真っ暗な世界に光を差したのは桂香さん。
「聖母」って言葉が控えめに思えてしまうレベルでした。包容力はもちろんだけど、彼女自身が熱い戦いをみせてくれるっていうのがちょっと最高すぎるんですよね。
なんでこのひとがメインヒロインじゃないのだろう。ロリじゃないからか。

 

紆余曲折を経て迎えた運命の第四局。

その直前の八一とあいの事後ラブラブっぷりからアレだったけれど、前夜祭で一気に緊張がほぐれましたw
八一とあいの仲直りシーンに感動して(挿絵の使い方が素晴らしい)、ここから反撃だ!って気負ったばかりだったのに。
表紙の正装はそういうことだったんですね。婚約おめでとうございます(違)
家族まで取り込まれちゃって完全に逃げ道を絶たれてるじゃないか(震)

 

そんな職人芸的な緩急をつけつつ、物語は八一と神との対決へ。

ああもう、なんでこんなに熱いかなぁ!?
読んでるこっちの血圧まで上がってくるようでした。
未だ出ない将棋の謎に対して、真理を追求する名人とそれに食らいつく八一。
場の興奮が文面から伝わってくるこの感動をどう表現すればいいのかわからない。めちゃくちゃ心が震えました。超面白かった・・・!

 

彼らの戦いを見守る周囲の人たちに次々とスポットが当たっていく構成もいいですよね。こんなの、否応なしに盛り上がるに決まっています。
個人的には、あのなかで一番泣けたのはなぜか清滝師匠の「自慢の息子です」のセリフだったり。そこまで積み重ねてきた感動があそこで一度決壊してしまいました。
このシリーズ、棋士たちの戦いそのものも面白いんだけど、師弟愛がすごく感動するんだよなぁ。兄弟弟子関係も良いのだけど、それと同じくらい清滝師匠の「おおきにな」にグッときた。

 

ほんとに、面白くて素晴らしい戦いをこの上なく堪能させていただきました。
ラストで「さぁ、将棋を差そう」とあまりにも綺麗に締めたから一瞬ここで終わりなのかと思っちゃいました。
で、ページをめくると真っ先に「5巻で終わりにしようと思います」とか書いてあるじゃないですか?
かなりビビったんですけど・・・・・・。

次巻あるんじゃないですか〜、良かった!!

しかしこの最終巻でもおかしくない5巻からどう続けるんだろう? ラスボス倒しちゃった気がするんですけど。
まぁでもきっと期待を遥かに超えて面白い続刊が出るに違いありません。そのへんはあまり心配してないです。

 

ラブコメはどうなるのかなー。
ハワイで銀子がぐぐっとリードしたかと思っていたけれど、全部読むとやっぱりあいのメインヒロインの座は揺らいでないようだし。ていうか外堀埋められてガチガチに固めらてるからもう逃げようがないような・・・・・・
そちらも楽しみです。

 

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