おいしいベランダ。2 2人の相性とトマトシチュー/竹岡葉月


おいしいベランダ。 2人の相性とトマトシチュー (富士見L文庫)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年11月刊。
面白かった!
まさかの見切り発車でお付き合いスタートする第2巻。
えー、大丈夫なのこれ?って思っていたら案の定大丈夫じゃないのだけど、そのゴタゴタが予想以上に丁寧に描かれていてきゅんきゅんしました。
こんなにド直球なラブストーリーになるならもっと早く読んでおけばよかった。
園芸野菜飯テロ小説としては安定の威力。お腹すいた・・・。
しかしなんでプランター野菜があんなに美味しそうなものになるんですかね。うらやましすぎる。

☆あらすじ☆
ベランダ菜園&クッキングの輪が広がる、大好評・園芸ライフラブストーリー
栗坂まもりがお隣住まいのイケメン改め園芸男子、亜潟葉二と知り合って半年。元カノとのケジメもついて、秋のベランダ収穫ごはんで人心地……と思いきや「この際だから付き合うか」って見切り発車じゃありません!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

「じゃあもうこのさいだ栗坂」「なんです?」「つきあうか」

 

いやいやいや、本当に見切り発車すぎません!?

ってツッコミを入れるしかない開幕をした第2巻。
前巻で亜潟さんの内心描写が物足りないことが唯一の不満だっただけに、唐突なパターンにちょっと心配になってしまいました。

 

しかし全然杞憂だった!

 

ほぼ意思疎通なしでのお付き合いスタートに問題が起こるのは当然で、次第にその問題が顕在化してくるのだけど、その流れがとても丁寧に描写されていくんです。

片思いをしていた相手とお付き合いできて浮かれるまもり。でも改めて学生と社会人の隔絶を感じて落ち込んで、そういえば「好きだ」の一言ももらってないとやっぱり落ち込んで、でも負担になるのは嫌だと酒を飲み(おい未成年)、そしてーー。

 

うわぁーーー!((´^ω^))

 

このまもりのぐるぐるとした心持ちがすごくきゅんきゅんする!
悩むのはやめられないけれど、エゴを押し付けないように自分にブレーキをかけるって、お前はホントにいい子だなぁ、とニヨニヨしちゃいました。
もう亜潟さん、ちゃんと責任取れよな!と湊ちゃん的気持ちになってしまうのも仕方ないですよね。

 

ちなみに湊ちゃんといえば、

「ウィキペディアがヘタレだったのか、園芸ジャージが最凶だったのか」

のセリフがやたらツボでした。あだ名も評価も的確すぎる。

 

で、その最凶園芸ジャージ・亜潟さんはというと、格好いいんだかちょっと引くんだか微妙なラインを行ったり来たりするところになぜか萌えるという・・・・・・。
亜潟さん、ヘンなところがすごく好きw
前巻終盤で彼が何を考えていたのかが明らかになったのも良かったです。そこが知りたかったので。
そして、まもりへの独占欲が周囲には伝わってるけど本人にはほとんど伝わっていないというのもニヤニヤポイントでした。がんばれー!

 

そういえば作中で亜潟さんがおすすめしてた「オデッセイ」、見たことないんですよね。火星版DASH島って聞いてすごく興味もったのに忘れてた。
でもまもりみたいに夢に出るほどのトラウマになったらどうしよう・・・・・・。

 

それはさておき。

 

2巻から一気に恋愛小説的糖度急上昇で私のテンションもうなぎのぼりだったわけですが、肝心のベランダ菜園小説としても安定の飯テロ
特にトマトシチューが・・・・・・シチューものってあまり(好きじゃなくて)作ったことないんですけど、まもりの食レポ読んでると無性に食べたくなる。パスタも美味しそうだったし、ほんと食欲増進小説ですね。まいったわ。

 

あーたのしかった!
3巻あるのかな?
あとがきの「とりあえず仮差押さえで現物は確保。運用方法はおいおいすり合わせる方向で」っていうパターンはなにげに珍しいと思うので今後の展開も楽しみです。
この行き当たりばったり感、トラブルの予感しかない!(ワクワク)

 

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