京都寺町三条のホームズ2〜6/望月麻衣


真贋事件簿-京都寺町三条のホームズ(2) (双葉文庫)
真贋事件簿-京都寺町三条のホームズ(2) (双葉文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

1巻の感想はこちらから


総評:★★★★☆
京都の骨董品店で働く京男子・ホームズさんと、アルバイトの女子高生葵ちゃんが、日常の中に持ち込まれる様々な謎を解き明かしていくライトミステリー・シリーズ。
とりあえず現在の既刊は全て読了しました。毎巻とても面白くて、すごく楽しい時間でした。
読んでみてしみじみと感じたけれど、ライトミステリのお手本のように構成が整っていて、人気があるのも頷ける。
読みやすくて適度な分量の骨董・鑑定の薀蓄、それをうまく絡めた謎解き、探偵役と助手役の間のほのかに甘いロマンス。
少なくとも私の好みにピタリと当てはまる感じで、こういうの読みたいんだよなぁ〜、って要素をまんべんなく抑えてくるシリーズでした。

☆2巻あらすじ☆
京都の寺町三条商店街の骨董品店『蔵』でアルバイトを始めた女子高生の真城葵。店主の息子・家頭清貴は、物腰は柔らかいが恐ろしく勘が鋭い、ちょっと“いけずな”京男子。ある日、『蔵』に茶碗が持ち込まれる。清貴は、それが贋作だとあっさり見抜くが、やがて清貴の前に稀代の贋作師が現れ――エブリスタ発、大ヒットキャラミスの第2弾!

以下、各巻のメモ的な感想です。

 

2015年8月刊。
探偵に好敵手の悪人は必要、ということで天才贋作師が登場(あらすじで思いっきり名前をネタバレしてるなぁ)。
負けん気の強さをガンガン刺激されて京言葉がボロボロ出てくるホームズさんが楽しかったですw
あとは秋人さんが意外にホームズさんに懐いていて笑う。ちょっと好きすぎじゃない?でもこのコンビはなかなか良いですねー。
葵も目利きとしての才能を順調にのばし、ホームズさんとも良い雰囲気だし、今後のアレコレが楽しみです。
ふたりの失恋の傷がどんな形で治るのか楽しみだなぁ。

 

☆あらすじ☆
冬の気配が色濃くなってきた11月の京都。真城葵は、今日も店長の孫で“いけず”な京男子、家頭清貴とともに寺町三条商店街の骨董品店『蔵』で働いていた。ある日、人気歌舞伎役者・市片喜助が『蔵』を訪れる。南座での『顔見世』が迫る中、“襲名を辞退しろ”という脅迫状が届いたという。翌日、清貴と葵が見ている舞台の上で、喜助は大怪我をする――京都のクリスマスとお正月を描く、大ヒットキャラミス第3弾!

2015年12月刊。
今回も面白かった!
秋人さんがどんどんホームズさんに惚れ込む一方、葵ちゃんとホームズさんの関係は一進一退、進みそうで進まない。しかしこの焦れったい雰囲気がなかなか良いものなのです。
ミステリーの方も適度な読み応えで楽しく、ドロドロ修羅場にワクワk・・・いやハラハラし通しでした。
喜助さん、芸の肥やしなのは分かるし人柄も素敵だけど、こういう人とはお近づきにはなりたくないなぁ。とか思ったところで女性陣からの盛大なるしっぺ返しに戦慄。アリバイ崩しの話もそうだけど、女が怖すぎて震えます。
葵ちゃんの真っ直ぐさだけが癒し。

 

☆あらすじ☆
新たな年を迎え、賑わいを見せる京都。寺町三条の骨董品店『蔵』でアルバイトをしている真城葵は、オーナの孫・家頭清貴とともに、バレンタインデーの夜に吉田山荘で行われる、人気作家・相笠くりすの『朗読会』に招待された。そこで清貴は、3カ月前にくりすを殺そうとした犯人を当ててくれと、くりすの妹から依頼される――大ヒットキャラミス第4弾!

2016年4月刊。
ほんと面白いなぁ、このシリーズ。
今回はホームズさんの祖母の人形、ミステリ作家の夜会、ホームズさんの弟分登場の3本立て。
ミステリ作家の話は骨董要素こそ薄かったけれど愛憎劇と謎解きに読み応えを感じて楽しかったです。
そこで足りなかった骨董ミステリ分は最後の宝探しで十分に補充。
葵ちゃんの急速成長に興奮しつつ、うちのこ扱いで自慢げに見るホームズさんにほっこりしましたw
そしてラストついに・・・!
ホームズさんは準備万端だと思うから葵ちゃんに一歩を踏み出してほしいなぁ。次巻も楽しみ!

 

☆あらすじ☆
『蔵』でアルバイトを始めて一年。ようやく気付いた自分の気持ちを清貴へ伝えるかどうか逡巡する葵だが、清貴や秋人と城崎温泉に行ったり、シャーロキアンの会に出たりと、春休みを満喫していた。そんなある日、『蔵』に雑誌の取材と称して女性編集者が現れる。その日の深夜、清貴の目の前で、円生が『志野の茶碗』を盗み出した。そして翌朝、円生からの挑戦状が届く――大ヒット・キャラクタ―小説第5弾!

2016年8月刊。
ついにホームズさんがホームズコスプレ!
市外観光したりホームズを愛でたりサッカーで地元愛を発揮したりする第5巻。
そういえば私も初ホームズは赤毛組合だった気がします。
今回も謎解きは面白く、雅な風情を含んでいて京都ミステリっぽさが楽しい1冊でした。ホームズさんがサッカー観戦を決めた理由には吹いたけれど。
ラストの円生との戦いはいつもと雰囲気が違ってハラハラ。
でもこんな結末が待ってるなんて!
ようやくか!嬉しい!おめでとうございまーす!!

 

☆あらすじ☆
ついにお互いの気持ちを伝え、付き合いだした清貴と葵。ある日、不器用ながら徐々に心を通わせる2人に、京都では名の通った鑑定士や収集家の家から仏教関係の美術品が盗まれているという報せが入る。さらに、吉田山荘事件で知り合った探偵の小松が、行方不明の娘を捜してほしいとやって来た。二つの事件は巧妙に絡み合い、さらなる謎へと――大ヒット・キャラクタ―小説第6弾!

2016年12月刊。
シリーズ初の長編。
謎の失踪事件から始まり、怪しげなセミナー、潜入捜査、大立ち回りとサブタイ通りのサスペンスな内容でとても楽しかったです!
合間にしっかり骨董ネタも入るから普段通りの面白さを維持しているところも良い。
そしてなんといっても両思いになったホームズさんが・・・・・・。
見た目は冷静なのにウキウキ気分が伝わってくるのちょっと破壊力ありすぎません??
あと敬語とれて呼び捨ての威力もやばい。
ホームズさんの浮かれっぷりが面白すぎるけれど、葵ちゃんだけじゃなくて信者利休くんすらちょっと引いてるのに笑うしかないですね。
糖分大増量で非常に美味しくいただきました。

 

既刊6巻、すべて面白かったです。
次はファンブックの6.5巻と7巻が同時発売になるのだとか?
今後の展開もすごく楽しみです!

 

スポンサーリンク
 
0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。