毒見師イレーナ(スタディ三部作1)/マリア・V・スナイダー

毒見師イレーナ (ハーパーBOOKS)
毒見師イレーナ (ハーパーBOOKS)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2015年7月刊。
面白かった!
殺人罪で死刑になるはずだった少女が、国の最高司令官の毒見役となることを選ぶところから始まるファンタジー。
過酷な毒見訓練やイレーナ自身の暗い過去、そして彼女を狙う襲撃者や国家を揺るがす陰謀など憂鬱な要素は多いけれど、死に物狂いで生き伸びようと努力するイレーナの強さに惹かれて一気読みしてしまう作品でした。
か弱い少女が生きるために力や技術を手に入れる成長譚として抜群の読み応えがあり、心理的駆け引きを繰り広げるなかで徐々に生まれるラブロマンスも素敵です。
これ三部作なんですよね。早く続きを読みたい!

☆あらすじ☆
ある殺人を犯した罪で死刑囚となった少女イレーナ。ついに絞首台へと送られる日を迎えるも、そこで思わぬ選択肢を与えられる――今すぐ絞首刑か、それとも、国の最高司令官の毒見役になるか。だが毒見役を選んだイレーナを待ち受けていたのは、逃走防止の猛毒だった。かくして少女は毎日与えられる解毒剤なしには生きられぬ身体に。わずかな生きる希望に賭け壮絶な日々に立ち向かうが……。

以下、ネタバレありの感想です。

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京都寺町三条のホームズ2〜6/望月麻衣

真贋事件簿-京都寺町三条のホームズ(2) (双葉文庫)
真贋事件簿-京都寺町三条のホームズ(2) (双葉文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

1巻の感想はこちらから


総評:★★★★☆
京都の骨董品店で働く京男子・ホームズさんと、アルバイトの女子高生葵ちゃんが、日常の中に持ち込まれる様々な謎を解き明かしていくライトミステリー・シリーズ。
とりあえず現在の既刊は全て読了しました。毎巻とても面白くて、すごく楽しい時間でした。
読んでみてしみじみと感じたけれど、ライトミステリのお手本のように構成が整っていて、人気があるのも頷ける。
読みやすくて適度な分量の骨董・鑑定の薀蓄、それをうまく絡めた謎解き、探偵役と助手役の間のほのかに甘いロマンス。
少なくとも私の好みにピタリと当てはまる感じで、こういうの読みたいんだよなぁ〜、って要素をまんべんなく抑えてくるシリーズでした。

☆2巻あらすじ☆
京都の寺町三条商店街の骨董品店『蔵』でアルバイトを始めた女子高生の真城葵。店主の息子・家頭清貴は、物腰は柔らかいが恐ろしく勘が鋭い、ちょっと“いけずな”京男子。ある日、『蔵』に茶碗が持ち込まれる。清貴は、それが贋作だとあっさり見抜くが、やがて清貴の前に稀代の贋作師が現れ――エブリスタ発、大ヒットキャラミスの第2弾!

以下、各巻のメモ的な感想です。

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