悪辣執事のなげやり人生2/江本マシメサ


悪辣執事のなげやり人生〈2〉 (レジーナブックス)
悪辣執事のなげやり人生〈2〉 (レジーナブックス)

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2017年1月刊。
人生なげやり悪辣執事と引きこもり伯爵の主従ラブコメ完結巻。
主従のジレジレ感で楽しませつつ、王道ラブロマンス的に物語が盛り上がった最終巻でした。最後まですごく面白かったです。
やっぱりこのシリーズはアルベルタの優しくて図太いところが本当に魅力的。アルベルタに振り回されつつも彼女を愛する伯爵家の人たちもキュートで可愛いかったです。
特に終盤の展開は、ヴィクターがんばった!と褒めてやりたくなりましたw

☆あらすじ☆
複雑なお家事情のある伯爵家で、女だてらに執事を務める、田舎令嬢のアルベルタ。自身の素性を少し偽り、ややなげやりに働いていた。そんな中、主人一家に変化の兆しが!癖のある面々がなぜだかアルベルタに信頼を寄せ、旦那様との結婚話が持ち上がったのだ。あれこれ悩んだ彼女だったが、ついに一大決心!…しようとしたところで、最後の事件が巻き起こってしまい―大胆不敵な女執事、なげやり人生に終止符を打つ!?異色のラブファンタジー、華麗なる最終章!

以下、ネタバレありの感想です。

 

日に日にヴィクターへの想いを募らせるアルベルタ。
それだけに嘘をついていることを心苦しく感じるようになってーーという、ちょっと切ない雰囲気で始まる第2巻。

 

ラスボスはてっきりコーデリアだと思っていたのだけど、コーデリア攻略自体は意外とすんなりいった感じ。
というかお母様の抵抗、想像よりも全然弱かったんですけど。
有能執事アルベルタに骨の髄まで頼りきって手放せなくなってるじゃないですか。楽することを覚えてしまうと以前には戻れなくなるものだから・・・・・・まるで麻薬のようだ。アルベルタ、恐ろしい子!

 

そういえば、アルベルタがヴィクターに対して悪辣さを発揮しなくなってちょっぴり寂しかったのだけど、コーデリアに金貨を要求したシーンでは「これぞ悪辣執事!」と思わずニヤリw
あそこでお金の話に持っていくコーデリアの図太さを見習わねばならない(何にだろう)

 

対ヴィクターについては意外な人が悪辣さを発揮していたので、そちらも不満(?)が解消されて満足です。ヴィクターがいじられないと物足りなくなるから・・・・・・伯爵家の人たちって、なんというか、嗜虐心をそそるキャラなんですよねぇ。

 

それはさておき。

 

アルベルタとヴィクターの最大の障壁となるのは、意外にもコーデリアではなくアルベルタの伯父キャスティーヌ伯爵
しょっぱなからビンタ炸裂でひぇぇ〜〜っとなったのだけど、そこからのラブロマンスな展開にきゅんきゅんしまくりでした。
攫われた愛しい人を救い出すって王道ロマンスですよね。とっても素敵。

まぁその過程でちょっと間抜けな雰囲気がもれちゃったりもしていたけれど、そこはヴィクターらしくてほのぼのしましたw
自分の恋を脚色されて他人に語られるってどんな気持ちなのかww

 

ラストはすっきり大団円。
結婚式の挿絵がまた良いですね〜〜。1巻でアルベルトの悪女的な色気が炸裂したあのシーンと対になってるんですね。良い演出!

 

とても楽しい恋愛小説でした。
江本さんの次回作も期待しています!

 

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