憧れの魔法少女の正体が男でした。/山田絢


憧れの魔法少女の正体が男でした。 (ビーズログ文庫アリス)
憧れの魔法少女の正体が男でした。 (ビーズログ文庫アリス)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2017年1月刊。
タイトルが全てな現代ファンタジー。
恩人でもある魔法少女に憧れる女子高生が、新人魔法少女のオーディションを受けるところから始まる物語です。
魔法少女ものというよりは魔法少女オタクものって感じだし、ギャグが割と好き嫌い分かれそうな傾向にあるかも。
でもヒーローのこじらせオタクっぷりにドン引きしつつ笑えて、なかなか楽しい作品でした。
やや消化不良なところがあるのでシリーズ化を期待しています。

☆あらすじ☆
ずっと憧れてたのに、男で魔法少女オタクってどういうこと――!?
「笑顔は、私たちの力になるの!」
昔、魔法少女・ドリーミィ・スターに命を救われた加奈。憧れの彼女が無期限休業して絶望するも、ドリーミィ・スター主催「新人発掘オーディション」のニュースを見て狂喜乱舞!見事合格した加奈だったが、「鳥海星司……魔法少女、ドリーミィ・スターだ」――目の前にはなぜか男性が!? 彼女(彼)の元で、加奈の修業はどうなるのか……!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

魔法少女の一人ドリーミィ・スターに命を救われて以来、彼女の熱烈なファンである中学生・若菜加奈
無期限休業中だったドリーミィ・スターが、新人魔法少女のオーディションを行うと知った加奈は、友達の協力を得ながらオーディション合格を目指す。しかし、晴れて合格した加奈を待っていたのは衝撃の事実で・・・・・・という感じで物語はスタート。

 

この衝撃の事実がまさにタイトルなわけですが、結局のところ、このタイトルで始まりこのタイトルで終わる物語だったと思います。

 

もはや百合なんじゃないの?ってくらい憧れをこじらせていた相手が、実は男。
その事実にショックを受けつつも、憧れの相手の正体である鳥海星司のことを知っていこうとする加奈。

で、そんな二人の間を取り持つのが「魔法少女ドリーミィ・スターへの愛」であるため、うん、なんだろう、魔法少女ものというよりは魔法少女オタクものを読んだ気分になるんですよね。

いきすぎた魔法少女オタクがもっとイッてる魔法少女オタクに出会い、オタク趣味を通じて相互理解を達成するというか・・・・・・そんな感じで受け取ったのですがどうでしょう??

 

一方、せっかく「魔象」という戦う相手がいるのに、加奈自身はデビューすらしないまま(だからもちろんバトることもなく)物語が終わってしまったので、魔法少女モノとしてはどうしようもなく消化不良。
ただ、カクヨムでは続いているようだから、続刊があればこのへんの不満は解消されるのかもしれません。期待。

 

というわけで魔法少女オタクのボーイ・ミーツ・ガール(正確には再会だけど)な本作。

ラブコメではありますが、コメの比重がとても高かったように思います。
だって星司さん、自作自演のこじらせオタクなんだもの・・・・・・ときめくより先に引きながら笑っちゃうよ、こんなヒーローw
まぁでも加奈を合格にした理由を明かすシーンはきゅんとしました。そのシーンもナイトキャップ挿絵で色々と台無しなんだけどw

 

あと割とテンション高い作風で、ギャグは下ネタと百合ネタが多いので人を選びそうな気がします。
個人的には笑えるところと普通にドン引きするところが半々といったところ。「すたお」の正体のくだりはめちゃくちゃ笑ったw

 

さて、うーん、これはまだ序章だと考えていいのかな。
先にも書いたように魔法少女デビューを果たしていないし、星司さんが魔法少女に変身できなくなった理由も明かされてません(よね?)
これは続きを出してもらわないと、如何とも。

 

というわけで、2巻を待っています。

 

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