ヒロインな妹、悪役令嬢な私3/佐藤真登


ヒロインな妹、悪役令嬢な私 3 (PASH!ブックス)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年12月刊。
完結巻。
悲壮な覚悟で学園生活にのぞんだクリスの結末が、なんともこのシリーズらしいなって思いました。
やっぱり姉妹愛は最強だった!

☆あらすじ☆
私の名前はクリスティーナ・ノワール。天才だ。
大天使な妹ミシュリーとあははうふふのめくるめく未来と決別し、悪役令嬢の道を歩むと決意してから早二年。私も十六歳になり、学園では悪役令嬢として確固たる地位を築いていた。時間は歩みを止めることなく流れ続け、やがてミシュリーも入学の時を迎えた。そして、私が愛すべき運命が始まる──。
来たるべき宿命に向き合い、抗い、受け入れた暴走悪役令嬢物語、ついにフィナーレ!番外編も3篇収録。
※電子版は書き下ろしショートストーリー『おかし食べる』の特別付録つきです。

以下、ネタバレありの感想です。

 

最愛の妹・ミシュリーのために悪役令嬢としての運命を全うする決意をしたクリス。
自堕落で不良な(※主観)学園生活を2年送ったところで、ようやくミシュリーが学園に入学して・・・・・・という感じに第3巻はスタート。

 

ミシュリーとの訣別をどこまで引っ張るかなぁと心配していたのだけど、意外にもサクサク物語が進むので憂鬱なムードが長く続かなかったのはよかったです。
そもそもミシュリーの方もクリスに負けないくらい愛が大きいし重いから、始まる前に結果は決まっていたようなものですしね。
こんなに不屈で最強なクリスとミシュリーの姉妹愛が運命に負けるはずがなかった。

 

それにしても、前巻では「憎き敵同士だけどクリスのために手を組んでやる!」っていう感じで共闘宣言していたミシュリーとシャルルが、共闘シーンをみせることなく袂を分かっていたのには笑いましたw 早くない?
この天敵な二人が協力しあえるわけがなかったかー。

 

クリス大好きコンビが足並みを揃えられない一方、意外にも一番いい仕事をしていたのはサファニアなのではないでしょうか。
ツンデレな親友ポジションが愛おしい子でした。レオンとくっついてくれたのは安心した〜。

 

そして忘れてはならないマリーワ先生。
クリスとマリーワの和解シーンはじんとしました。やっぱり素敵な師弟ですね。相変わらず姿を見たら逃走を考えるクリスは刷り込みから逃れられそうにないけれど。

 

最後はみんな笑顔の大団円。
ミシュリーの出自絡みの問題をどうするのか気になっていたけれど、そこはサクッと流されてしまいました。少し残念。貴族制を壊して民主制へ移行、なんて話をこの作品でがっつり描くのも無理があるから、当主交代あたりでお茶を濁すのは仕方ないかもしれないけれど。それと、大きな非はないのに追い出されたパパンがちょっと可哀想でしたw

 

まぁ仲直りさえしてしまえば、姉妹愛の前に敵はいないでしょうし、この結末に文句はありません。
楽しい姉妹コメディでした。
次回作も期待しています!

 

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