いま、n回目のカノジョ/小林がる


いま、n回目のカノジョ (ファンタジア文庫)
いま、n回目のカノジョ (ファンタジア文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2016年12月刊。
エンドレスエイトが好きだという著者による日常ループコメディ。
ゆるーくのんびり日常のワンシーンを繰り返していく物語でした。ヒロインのひとり(ぼっちの方)が騒がしくて楽しかったーw
話は綺麗にまとまっている気がするけれど、一部伏線が未回収。
2巻を予定しているらしいので、続きに期待したいと思います。

☆あらすじ☆
キミと同じ時間を何度も過ごす。それも悪くない――そう思ってた
刻坂詩音と一緒にいると、よく時間ループに巻き込まれる。大変なときもあるけど、僕はそれなりに楽しんでいたんだ。でもループの新たな被害者・神崎さんの登場で、僕のループしがちな青春は騒がしくなっていく――

以下、ネタバレありの感想です。

 

主人公・毎原和人の日常は、幼なじみ・刻坂詩音のちょっとした望みによってループする。
そんな繰り返す日常のなか、和人同様にループを認識する神崎流留が登場したことで、ループをやり過ごそうとする和人の背中を神崎が突き飛ばす形で二人はループの原因を探っていく、というのが本作のストーリー。

 

ループが起こること以外は普通の日常モノで(ループが起きる時点で普通じゃないけど)、ループの原因となる詩音の望みも八割方がささやかなもの。
なのでループに巻き込まれる和人と神崎の賑やかな奮闘も、なんだかほのぼのとしたノリだったと思います。ゆるいなー和むなーって感じ。

 

特に楽しかったのは地獄のエンドレス・ジェットコースター。
あれは苦手な人にはきついに違いない。見てるぶんには神崎さんが面白すぎてめちゃくちゃ笑ったけれどw
あとちょいちょい出てきては存在感を発揮するクズ兄がとても良いキャラしてました。

 

基本的にほのぼの系のゆるっとした雰囲気で、あまり大きな事件が起こるわけではない本作。
いや最後のループは和人的には大事件だったけど、綺麗にまとまっていたし(正直、私は詩音の懸念は惨いと思ったけれど)、結局それもまた青春って感じでほっこりしました。

 

ただ、ループそのものについては未解決。途中で出てきた謎のリスについても分からずじまいなんですよね。
このあたりは2巻以降で明かされるということなのでしょう。期待したいです。

 

そういえば、この作品ってループを起こす元凶である詩音と、和人と余剰時間を共有する神崎というWヒロインものだったわけだけど、ラブコメはほとんどなかったような。ドタバタ青春劇って感じでした。
まぁ詩音については最後ちょっとだけラブコメな雰囲気があったか・・・・・・。
2巻があれば三角関係とかになったりするのでしょうか。個人的には神崎さんはぼっちキャラを貫いてほしいのだけど←

 

いずれにせよ、続刊を待ちたいと思います。

 

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