セレクション3 永遠交響曲/キーラ・キャス


セレクション III 永遠交響曲 (ポプラ文庫)
セレクション III 永遠交響曲 (ポプラ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

1巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年12月刊。
王子の花嫁を選ぶ「セレクション」で戦う少女を描いたディストピア小説三部作の完結巻。
状況に流されるのを良しとせず、自分の人生を自分で選ぼうとする主人公の行動に散々ハラハラさせられる作品でした。でもとっても面白かった!
三角関係も決着。悔しくない。悔しくないよ・・・!

☆あらすじ☆
全国の少女からプリンセスを選ぶ「セレクション」。 階級制の撤廃を訴え国民の支持を得たアメリカだったが、宮殿内は敵だらけで、王子・マクソンとも距離を縮められずにいた。 反対勢力を鎮圧すべく、アメリカは元恋人・アスペンの力を借り、マクソンとともに敵の本拠地に乗り込むが、彼女を待っていたのは、最愛の人物との悲しい別れだった。 マクソンは誰を、アメリカは何を選ぶのか? 感動の完結篇!

以下、ネタバレありの感想です。

 

そういや2巻の感想を書いてませんでしたね。
さて、「マクソンに惹かれているけどアスペンも忘れられない」っていうアメリカの優柔不断ぶりにモヤモヤした2巻に続く完結巻
ようやくアメリカが一人を選んで進んでくれたのは本当によかったです。そこからのアメリカは1巻の時のようなひたむきさを感じられて素敵でしたし。最初の厚化粧は笑ったけれど。

 

まぁ、個人的にはアスペン激推しだったんですけど、うん、マクソンも格好いいから・・・・・・悔しくない(泣きながら)

 

というか、2巻でガクッと下がっていたマクソンの好感度が、終盤の長いお手紙で一気に跳ね上がっていたり。
あの手紙を読む直前に「ひぃぇええええ・・・!」って叫びたくなるようなド修羅場があったとはいえ(いつかコレがくることは分かってた)、マクソンの切々とした愛もアスペンに負けず劣らず大きかったというのが伝わってきてほんとにゴロゴロしました。

 

アスペンはアスペンの幸せをちゃんと手に入れてくれたから、三角関係の結末が読後感の良いものになってくれて本当に安心しました。
相手はまさかだったけど。アメリカがマクソンを選ぶって決意したことが、きっとアスペンにはすぐに伝わっていたのかな。
そしてヴァージンロードのシーンはぐっときました。互いへの優しさや愛情を残したまま恋だけが終わるっていうのは、なんとも理想的なお別れだと思うのです。

 

主役3人も良かったけれど、この三部作を読みおわって一番好きになっていた登場人物はセレステでした。
悪女って得ですよね。マイナスからスタートするくせに改心すると一気に好感度爆上げするんですもん。開き直ったセレステは、正直めっちゃ好きなタイプの女の子でした。
このままアメリカと一生の親友になってくれたらいいなー、って思ってたのになー・・・(号泣)

 

2巻で暴かれた建国秘話から漂うディストピアな方向については、未来に頑張ろう!って感じで終幕。
過去のことは今さらどうしようもないことだし、これからのイリア王国は新しい形を作り出すだろうという希望溢れるエピローグは良かったと思います。
反乱軍との戦いを決着まで見たかった気もするけれど、セレクションの物語なのだからセレクションの終わりで幕引きするのは当然ですしね。
まぁ、反乱軍に好き勝手されすぎて末期感のある王国を立て直すのはとても大変だろうけれど。
試練の多い門出も、アメリカなら毅然として歩んでいきそうだなと思っています。

 

揺れ動く三角関係にハラハラしつつ、少女達の競争と友情の「セレクション」をドキドキしながら楽しめたシリーズでした。
映画化するらしいけれど、日本でも公開するのかな?
楽しみにしておきたいと思います。

 

スポンサーリンク
 
0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。