手のひらの恋と世界の王の娘たち/岩田洋季


手のひらの恋と世界の王の娘たち (電撃文庫)
手のひらの恋と世界の王の娘たち (電撃文庫)

評価:★★★☆☆
2016年12月刊。
糖分補給にぴったりの甘々ラブコメ。
ツッコミどころは正直たくさんあるのだけど、それがどうでもよくなるくらいヒロインの可愛さに打ちのめされました。
世界の覇権をかけた戦いのなか、場違いなくらい恋愛脳が爆発している女の子。ここまで恋に一生懸命になれる子を応援せずにはいられません・・・!

☆あらすじ☆
八つの平行世界の王の娘たちが通う「八重ノ学園」。この学園に通うことになった第二世界の少年・美哉は、王の娘である羊子をサポートし、彼女を統合世界の王にする使命を持って入学した…はずが、なぜか彼女と同棲することに!?「美哉のことが、す、…好きなんだ!」突然の告白の訳を聞けば、彼女は一目惚れした美哉を自分の“持ち物”として登録したのだとか。そんな二人の恋を応援しようと、他の世界の可愛いけど迷惑千万なプリンセスたちによる“超絶恋のおせっかい”が美哉を待ち受けていて。ストーリーショートショート形式で贈るサクセス&プリンセスストーリー!手のひらに残るのは世界か恋か―!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

物語の舞台となるのは、それぞれ特色を持って存在する8つの並行世界が重なり合う八重ノ学園
そこは、将来の統合世界の女王の座を賭けて8人の「世界の王の娘」が力を競い合う場所ーーのはずが、主人公・今園美哉が仕える第二世界の「王の娘」天利羊子は、美哉への恋心をこじらせて大暴走するのだった!・・・・・・というのが本作のストーリー。

 

並行世界間で平和的に代理戦争を行う話なのでそこまでシリアスな世界観ではないものの、それでも8つの世界の頂点をもとめてエリート少女達が相争うお話ではあるわけです。
しかしその実態は、「H&M会(羊子さんと美哉くんのための会)」を立ち上げた「世界の王の娘」たちが、恋に盲目気味な羊子を煽りまくり、結果、女子会特有の悪ノリに美哉が巻き込まれてオモチャにされるというもの。これはある意味、とても地獄なのでは・・・!

 

各世界の威信をかけて送り込まれてるんだから真面目に課題に挑もうよ・・・と思わなくもないけれど、それはそれとして美哉に好きになってもらおうと全力でタックルしている羊子はとても可愛かったです。これだけ可愛いならパパも男の子を連れ込むことを許してしまうのかもしれない(?)

 

可愛い羊子の猛烈アピールにたじたじしつつ、恋心に振り回されがちな羊子をどうにかサポートしようとする美哉。
最初のグダグダ感あふれる二人が心配だったものの、途中で美哉が開きなおってアメと鞭戦法を使い始めたあたりから、コンビの方向性がみえてきて証明戦も楽しめるようになりました。
まぁ、鞭がどこにあるのかは謎だけど、こんなに可愛い羊子に鞭を振るえるわけがないから仕方ない。

 

羊子と美哉の恋を娯楽として楽しむH&M会の少女達もそれぞれ面白いキャラクターだったと思います。
個人的にはフランツィスカが好きかな。
羊子やアレクサみたいに女王戦よりも青春を楽しんでる側もいれば、フランツィスカみたいに真っ当に女王戦に励む娘もいるっていうのが印象的でした。

 

それにしても本当にニヤニヤした〜〜w 糖分補給にぴったりの軽く楽しめる良いラブコメでした。
まだまだ女王戦の決着はついてないし、シリーズ化するのかな?
次巻が出たら読もうと思います。

 

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