転生少女の履歴書3/唐澤和希


転生少女の履歴書 3 (ヒーロー文庫)
転生少女の履歴書 3 (ヒーロー文庫)

前巻の感想はこちらから


評価:★★★☆☆
2016年11月刊。
元ハイスペック女子高生の異世界転生物語第3弾。
引き続き学園編。元の世界の知識で商売繁盛&領地繁栄を目指す物語として着々と進んでいる感じですね。
面白いけれど、もうちょっとテンポ上げて欲しいかなぁ。

☆あらすじ☆
リョウは王立学校に入学して2年目を迎えていた。魔法使いではない生徒にも魔法に関する書物を閲覧する権利を求めて、デモ活動に力を入れるリョウ。ドッジボールを広め、社交場を作ることで、様々な生徒から署名を得ていた。だが、学園で最も権力のある生徒、ヘンリー王弟と思わぬところで遭遇したことで、魔法使いや王族に対して複雑な思いを抱くようになる。また、嘆願書を通すために、自分の立場向上をはかるリョウは、商人としての名声を得るため活動を始める。しかし、ある日、腐死精霊使いでもあるシャルロットの魔法を見て、とある物の作成を思いつく。

以下、ネタバレありの感想です。

 

前巻ラストですごい本性がでてきたヘンリー王弟。
リョウにバレたことでどうなるかと思ってたのに、斜め上の方向でキャラが完成されて唖然としました・・・・・・。
しかもカイン様、知ってたんだ・・・・・・。天性というか生粋のフォロリストなんですね。王子様もフォローしなきゃ!って発想になるのかぁ。私だったらこんな人には近づきたくない。

 

そんなゲスリー様にちょっかいをかけられつつも、今回もまた色々と開発をしまくっていたリョウ。
腐死精霊使いはやっぱり発酵の方向性でしたか。11歳だから醤油とかそっちにいくと思ったのに、酒造のほうに真っ先に目を付けるか。お酒はお金のニオイがしますからね。
あとはマッチ作っていたけど、ほんと知識広すぎる元女子高生だな・・・・・・。

 

マッチといえば、七三教頭の意外な血縁関係とそのエピソードに驚きました。
相変わらず、魔法使いもそうでない者も閉塞感にあえいでいる世界なんですね。息苦しそう。

 

うーん、今回は友達がたくさん出来た学園でゆるゆると商売繁盛を目指していたから、ちょっと盛り上がりに欠けていた感じがあります。
ヘンリー王弟も気味は悪いけど害はなかったし。
アランとはほのかにラブコメの気配が漂いはじめたけど、これもリョウの情緒が育っていないからまだ先の話だろうし。

 

ただ、色んな伏線は張られていて、それがどんな展開に結びつくのかが気になる感じ。
リョウが手に入れた治癒魔法(?)の意味とか。王家が隠していたことを考えると、もしかしたら踏んではいけない地雷だったのかもしれない・・・・・・?

 

話そのものは面白いのだけど、少し単調になってきたのでここらでどーんと大きな盛り上がりがほしいところ。

 

と、思ったらラストで爆弾投下でした。
そういや前巻もラストが一番大きな爆弾だったなぁ。

 

なかなか緊迫した状況と、大雨の不穏さが恐ろしい。
次巻が楽しみです。

 

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