滅びゆく世界を救うために必要な俺以外の主人公の数を求めよ/みかみてれん


滅びゆく世界を救うために必要な俺以外の主人公の数を求めよ (角川スニーカー文庫)
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評価:★★★☆☆
2016年12月刊。
自由に異世界を行き来できる現代日本の青年と、異世界転生した魔法少女と、奴隷魔女の3人旅な物語。
まだ内容的には序章という感じですね。しかも中途半端にブツ切りのような形で次巻に続いてしまった・・・・・・。
とはいえ、結構好みな雰囲気の作品だったので(表紙のツンデレ魔法少女がかわいい)、続刊に期待したいと思います。

☆あらすじ☆
異世界と現代を行き来する力を手に入れたジンは、魔法少女・リルネのピンチを救い、その結果凄まじい力を手に入れてしまう。己の運命を知ったジンは、リルネと共に、この滅びゆく世界を救うため旅を始めるが――。

以下、ネタバレありの感想です。

 

異世界と現代を自由に行き来できる能力をもった青年と、異世界チート転生を果たした魔法少女のコンビってちょっと良いですね。
冒頭のポテチをむさぼるシーンとか、現代の物を持ち込んで商売しようよ!とかの二人の雰囲気が結構好きでした。

 

とはいえ、この作品はそういうユルいノリの物語ではないのですが。

 

リルネの誕生日に襲来した謎の怪物メーソンによって、これまでの日常をめちゃくちゃにされてしまったリルネ
彼女を死の運命から救うと同時に、「エンディングトリガー」を達成して固有スキルを手に入れたジン
そして未来眼の能力を持ち、二人の旅路につきそうメイドのスターシア

 

平和な日常が崩壊し、3人がメーソンを正体を解き明かす旅に出て、最初の目的地に到着するところまでが1巻で描かれています。
・・・・・・うーん、前半のメーソン戦も、その後の3人旅の風情も悪くはないのだけど、1冊の構成としてはやや間延びした感じがあって中途半端かなぁ、という印象。
終わり方とか「ここで!?」って感じでしたし。1巻の山場はどこだったんだろう。まぁ続きが出るなら問題ない、のかなー。

 

とはいえ内容はなかなか面白かったです。
個人的には、ジンが持ち込んだテントの下の地面をリルネの魔法で整えて、倒した魔物をスターシアが手際よく捌いてごはんにするっていう連携が好き。ジン&リルネのサバイバル能力は低いけれど、なんだかんだ役に立ててるところが現代と異世界のミックス感があって良いですね。特にリルネは便利だなぁ。

 

今後の展開に関しては、ジンの「エンディングトリガー」とかタイトルの意味が気になるところ。
メーソンの言う「主人公」ってどういう人物のことを言うんでしょう?
ジンが異世界転移モノの主人公で、リルネが異世界召喚モノの主人公っぽいスペックだけど、他の「主人公」も同じくらいキャラが濃かったりするのでしょうか。楽しみです。

 

今回は少し盛り上がりに欠けたけれど、設定的には面白くなりそうだし、次巻以降に期待します。

 

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