異世界迷宮の最深部を目指そう 8/割内タリサ


異世界迷宮の最深部を目指そう 8 (オーバーラップ文庫)
異世界迷宮の最深部を目指そう 8 (オーバーラップ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★★
2016年11月刊。
面白かったー!!
ついにパリンクロンとの戦いに決着がつく第9巻。
1巻冒頭からの様々な謎が明らかになる重要な1冊でした。
二転三転する「真実」にハラハラし、熱いバトルにドキドキし、そして最後の展開が予想外すぎて呆然。
あまりの熱量に完結かと思いきや、物語はまだ続く様子。
今後の展開もとても楽しみです!

☆あらすじ☆
――それは千年前の契約。使徒の力を受け継ぐという使命。『英雄』と『化け物』たちの戦いを続ける遊び。『境界戦争』の中で誰もが『運命』や『生まれ』に振り回され、契約を果たすパリンクロンの計画をもはや誰も止められない。戦場でついにパリンクロンを捉えたカナミは、千年前の再来を止めるべく仇敵に戦いを挑んでいく。『世界奉還陣』の発動する戦場が紫水晶(アメジスト)の魔力に満たされ、再び始まる第二十の試練――。
「――『ああ、我こそが死罪人』『闇の理を盗むもの』――」
心に宿す運命(かのじょ)に『誓約』を果たしたその時――少年は『最深部(しんじつ)』を暴く者となる。

以下、ネタバレありの感想です。

 

『本土』ヴァレンシズ大陸に到着した渦波一行。
そこで『木の理を盗むもの』アイドに出会ったことをきっかけに、渦波は1000年前の真実と迷宮に隠された秘密を知ることになるのです。

 

急転直下&怒濤の伏線回収ターンに突入してものすごくびっくりしました。
1巻の最初の一文である「お帰り」の意味、迷宮の正体、渦波の妹・陽滝の行方、パリンクロンの狙い、などなど、これでもかと情報が錯綜。

しかも渦波に一気に「真実」が明かされていくのではなく、誤解と嘘と罠とを乗り越えていってようやく本当の「1000年前の真実」に辿り付けるという二転三転だらけの展開。

途中で突きつけられた「相川渦波」の正体とか、ラスティアラとかワイスの話はこの伏線か! と早合点したのに・・・・・・それすらもひっくり返してくれちゃって!!

ミスリードに引っかかりまくりでめちゃくちゃ楽しかったです。
ようやく明かされた「渦波」の正体は完全に予想外でしたしね。予想を遙かに上回る妹愛の物語だった・・・・・・!

 

ストーリーを大幅に進めつつも、パリンクロン戦も文句なしの面白さでした。
パリンクロン戦がローウェン戦ほどの戦いになるかなぁ、とか読む前は思っていたのですが、これはこれでベクトルの違う熱さが良い。
世界の崩壊すらも顧みない敵に対して、自我を揺さぶられながらも仲間と共に戦い抜くっていうの英雄譚って感じで素晴らしい。いつの間にか大きく成長していたマリアが頼もしかったし、ワイスからライナーへと受け継がれていく信念には震えました。ライナー、まさかこんなに格好良くなるとは。

 

なんかもう盛り上がりに盛り上がってるし、もしかしてこれ最終巻なの!?とドキドキしていたら、最後の展開で呆然。
続くのか・・・・・・え、ここからどうやって続くの・・・・・・??

窮地を脱したと思ったのに、なんか別の危ない場所に出てきてしまったような??

しかも渦波は弱体化してるし・・・・・・。

 

続きがますます気になります。次巻も期待!

 

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