皇太后のお化粧係/柏てん


皇太后のお化粧係 (角川ビーンズ文庫)
皇太后のお化粧係 (角川ビーンズ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2016年6月刊。
メイクアップアーティストの主人公が中華風異世界にトリップし、女性達を綺麗にしながら陰謀渦巻く後宮で戦う物語。
陰謀も恋愛もちょっと駆け足気味だったけれど、特技持ちの主人公の活躍が楽しい作品でした。私もメイクしてほしい・・・!

☆あらすじ☆
メイクアップアーティストの卵、後宮で美を武器に無双します!
ある日突然、中華風の異世界へトリップしてしまったメイクアップアーティストの卵・鈴音。現世で鍛えたメイク術で妓女を相手に大活躍するが、皇太后の悪事を暴くためお化粧係として後宮へ潜入することに!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

念願だったメイクアップアーティストになれる! というタイミングでなぜか中華な異世界にやってきてしまった鈴音
預けられた妓楼で妓女たちを綺麗にしていくうちに、噂を聞きつけた皇帝・黒曜によって鈴音は間諜として後宮で皇太后の身辺を探ることになり・・・・・・というストーリー。

 

中華風異世界で現代のメイクアップアーティストがメイク技術で無双するというコンセプトが楽しい作品でした。
ヨモギ化粧水とか、そこらへんにあるもので化粧品を創り出していくのがすごい。
十分色々なやり方が書いてあるんですけど、さらに蘊蓄多くしてハウツー本みたいな物語にしてくれても良かったかもw
マッサージの手順とか実践できるくらい細かく描写してくれてもよかったんですよ(チラッ

 

さて、文字通りの手に職をもって皇太后が支配する後宮に挑むことになった鈴音。
淡い恋が育ちつつある皇帝・黒曜のため、鈴音は恐ろしい皇太后のお化粧係として奮闘するのです。
カタコトしか喋れない少女(外見年齢)に警戒心が緩むっていうのは分かるかも。異世界トリップ設定とうまく噛み合っている配役だったのではないでしょうか。

 

皇帝VS皇太后の陰謀劇についても、黒曜と鈴音のラブロマンスについても、とてもサクサク話が進んで1冊で見事に決着。
皇太后はもうちょっと悪あがきしてくれるかと思っていたのですが、彼女自身がなげやりな人生観をもっていたので最後の展開はなるべくしてなったのかも。
未練が叶って救いがあるだけ、悪行への報いとしては穏やかだったかもしれません。

 

黒曜と鈴音については、わりとあっさり両想いかと思ったらエピローグでひやっとしたり。
「裏方に徹した」って、え、鈴音は妃嬪になってないの?
「どこから来てどこに行ったのか。」ってえ??? まさか日本に帰った?????

 

一体どういうことなのでしょうか。
12月に2巻が出るので注目ですね。でも皇太后いなくなったらタイトルが・・・・・・。
思わせぶりな余暉の正体も気になるし、次巻も楽しみです。

 

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