かくりよの宿飯5 あやかしお宿に美味い肴あります。/友麻碧


かくりよの宿飯 五 あやかしお宿に美味い肴あります。 (富士見L文庫)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年11月刊。
あやかしの世界「かくりよ」を舞台にした飯テロ和風ファンタジー第5弾。
3巻から続いた折尾屋編もついにクライマックス。
最後の最後までトラブルが起こったり、葵の過去が少し明らかになったりしつつ、いつも通りに美味しそうなものだらけで今回も面白かったです。

☆あらすじ☆
呪われし南の地で奮闘する葵の元に、思わぬ助っ人(?)が到来――!?
磯姫の想いを継ぎ、「海宝の肴」の担当を買って出た葵。折尾屋の面々とも少しずつ打ち解け、また天神屋からの思わぬ助力もあり、順調に準備を進めていた。だが、それを快く思わない存在が、ついに葵に直接接触し……

以下、ネタバレありの感想です。

 

儀式のタイムリミットが近づく中、「海宝の肴」のメニュー考案に勤しむ葵。

 

その最中のお涼襲来には笑ってしまいましたw
後からちゃんと彼女には任務があったことがわかるんだけど、もうお涼なら葵のごはんを食べるためだけに乗り込んでもおかしくないというか(いや心配して様子見しにきたっていう理由も十分ありえそうなんだけど)
しかも元・若女将っぽい格まで見せてくれたり、折尾屋の若女将がお涼に憧れていた(!?)とかいう情報までついてきたりと、なぜかここにきて急上昇するお涼株。
ただの食いしんぼ姐さんだと思っていたよ・・・・・・でもそんなお涼が好きですw

 

お涼がやってきたり、折尾屋のあやかしたちと更に仲良くなったりする一方で、葵にちょっかいをかける雷獣がなんだか不穏な存在感を発揮。
結局手ひどいイタズラをされてしまったけれど、雷獣との因縁はまだ続きそうな感じなのでしょうか・・・・・・。もう大旦那様がペロッと食べちゃってもよかったんじゃないかな。

 

雷獣の横槍によってかつてない試練を与えられつつ、立派にお役目を果たした葵。
自分の武器を失って意気消沈する葵の姿は切なかったけれど、彼女の料理がつくりだしてきたあやかしたちとの絆が弱っている葵を救うというところにじーんと温かな気持ちになります。特にちびは意外なくらい優しく寄り添う姿にほのぼの。

 

そんな葵を折尾屋にいる間もずっとサポートし続けた銀次さん
そういえば、このシリーズって大旦那様と銀次さんのWヒーローだそうですね。
銀次さんは格好いいけれどあくまで脇役かなって思っていたのに、今回のラストで私の目が節穴だったと悟りました。
うぇーい、なんか面白いことを乱丸が言ってるぅー!三角関係くるのかな!?

 

まぁ私は完全無欠の大旦那様派なので、ぜひとも葵には予定通り嫁入りしてもらいたいのですけどね。
でも今回は大旦那様の出番控えめだったから寂しい・・・・・・もう! 大旦那様、若作りしてカフェでバイトしてる場合じゃないって!

 

さてさて、色んなトラブルに見舞われながらも海坊主の儀式にまつわる一連の騒動は一件落着。
最後は天神屋のみんなも揃って大事にあたるっていうのが素晴らしい盛り上がりを感じてとても楽しかったです。やっぱり天神屋のメンバーが好きだなぁ。
でも折尾屋のあやかしたちもかなり好きになってたからお別れはちょっと寂しかったり。特に双子の板前がかわいすぎて。再登場に期待してます。

 

これでようやく舞台が天神屋に戻るのかと思うと、続きも楽しみで仕方ありません。
ようやく過去に葵を救った「白い能面のあやかし」の正体もわかったことだし、大旦那様と葵の関係も動くかな?
その前に「津場木史郎の呪い」というのが気になるところではありますが・・・・・・。

 

あとは逃げる直前に雷獣が言った妖都のことも気がかり。妖都が舞台になるとすると、かくりよの世界観がさらに広がるのでワクワクもしますけど、きっとまた大変な事態が起こるんだろうなぁ。

 

いずれにせよ、次巻がとても待ち遠しいです。

 

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