無欲の聖女 2/中村颯希


無欲の聖女 2 (ヒーロー文庫)
無欲の聖女 2 (ヒーロー文庫)

前巻の感想はこちらから


評価:★★★☆☆
2016年10月刊。
守銭奴の少年と侯爵令嬢の、男女入れ替わりTSシリーズ第2弾。
周囲の勘違いがさらに加速していきます。これって元に戻っても戻れなくても大変なことになるのでは・・・!

☆あらすじ☆
侯爵令嬢レーナと身体が入れ替わってしまった守銭奴で孤児のレオ。 レオノーラという新たな名前を付けられ、 レーナの代わりに学院生活を送ることになった。 本人は金にがめつい行動を取っているだけなのだが、その突き抜けた強欲さと、 たどたどしい話し方が功を奏し(?)、無欲で高潔な少女と 思い込まれる日々が続いていた。 一方、孤児院暮らしを続けるレーナは、人情味ばかりが持てはやされ、 自分の知識が通用しないことに苛立ちを募らせ、やがて感情を爆発させてしまう。 ところが、偶然、母親に聞かれてしまい、レーナは母親と自分の過去とに 向き合うことになるのだが――。

以下、ネタバレありの感想です。

 

相変わらず元に戻れないままのレオとレーナ。
今回のレオは学院で皇子に引き続き商人の息子を懐柔し(笑)、国に関わる陰謀を暴き(笑)、さらにどんどん外堀を埋められ皇子の包囲網の中へ(笑えない)

 

レオ的にはブレてない守銭奴ぶりを周囲が良いように良いように勘違いしてくれるのは相変わらず。
ある意味で強運を振りかざして聖女化が加速していますね。
今回で皇子も完全に落ちたみたいだし、これって中身がレーナに戻ったら周囲が困惑してしまうのでは・・・・・・。
かといってアルベルトが包囲網を完成しつつある状況で、レオのままでいるのもやばいw

 

今のところラブコメの雰囲気は皆無ですが、もしラブコメが始まったらそれはそれでややこしい。
レオ(身体は女、中身は男)とアルベルト皇子がくっついてしまったらそれはBLなの・・・?
まぁこのシリーズはラブコメしないとは思うけれど。レーナもそういうタイプのヒロインじゃないですし。

 

一方のレーナは母とようやく和解。
「強くあれ」の教育方針が行きすぎてたってことかー。
レーナの性格が歪んでるのは天性のものだと思うけど、複雑な生い立ちと母の不器用さもだいぶ性格形成に影響してきたんでしょうね。そう考えると、ああいう性格でもレーナがちょっと不憫でかわいく見えてくる。でもやっぱりあの性格は変わらないんだろうなぁw

 

レーナはもうレオの身体のままでも問題ない気がしてきましたが、問題しかないのはレオの方。
ところどころで、未来の話が出てきては「金貨王の隣に聖女が〜」ってあるんですけど、ほんとにレオの未来はどうなってしまうのか。
次巻も楽しみです。

 

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