四竜帝の大陸1・2/林ちい


四竜帝の大陸 (アイリスNEO)
四竜帝の大陸 (アイリスNEO)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

総評:★★★☆☆
1巻:2015年11月刊、2巻:2016年3月刊。
溺愛系異種婚姻譚+異世界召喚ファンタジー。
世界を監視する最強の竜の妻となった女性の新婚生活を描く話なのですが、読んでいる間やたらハラハラしていました。新婚夫婦があまりにも不安定すぎて。
盲目的な共依存関係と、うっかり世界を滅ぼしそうになる破滅型の思考が恐ろしい・・・・・。
1巻はそれが面白かったのですが、2巻は色んな意味で少し停滞気味かな。3巻での変化に期待します。

☆あらすじ☆
「こういうのって、普通女子高生が召喚されるんじゃないの(涙)」ある日、手違いで異世界に召喚されてしまった鳥居りこ(24歳)。彼女は、状況も言葉も分からず途方にくれていた。そんな中、日本語が分かる小さな白い竜が目の前に! とっさに彼にすがりついた彼女は、なりゆきから名前のない彼に「ハク」と名前をつけたのだけれど……。えっ、それって求愛行動だったの!? しかも私、もうあなたの妻になっちゃってるの!?恋愛ファンタジー大賞、大賞受賞作品、可愛い見た目を裏切る最凶で最悪な竜の旦那様と、異世界事情に振り回される平凡なりこの異世界新婚ラブファンタジーがついに書籍化。

以下、1巻・2巻のネタバレあり感想です。

 

余興の失敗によって異世界に召喚された24歳の鳥居りこ
そこで出会った白いちび竜に「ハク」と名付けたりこは、実は世界最強の竜で世界の「監視者」であるハクの妻となってしまう。そして竜族の性質から、ハクはりこ次第で世界の敵となりかねない存在になってしまい・・・・・・という感じで始まる本作。
そんな危険物は速やかに隔離&管理しましょう、ということでりことハクが新婚生活でイチャイチャしながら落ち着ける場所に移動することになるのですが、その裏では強大な力を求める人間の思惑が動いていたりして・・・・・・というお話でした。

 

新婚ものだし甘いんだろうなぁーと予想はしていたし実際に甘かったんですけど、それ以上にりこ&ハクの不安定さにハラハラ。
りこは精神が退行してるのでは?と疑うくらいハクに依存してるし、ハクはハクで世界に興味がなくてりこしか見てないせいで暴走しがち。
哀しすぎて目から内臓が零れてくるとかまだ可愛いレベルだったんですね。2巻のブチ切れハクをみるに、この夫婦のせいで世界は滅びるんだろうなと思わずにいられない。なんて迷惑な!
たしかにいちゃらぶな甘さはあるものの、その後ろが血生臭すぎて素直に甘さを堪能できない作品でした。

 

ふたりとも泣き虫なカップルは可愛い。だけど周りをもっとよく見て!
りこは勝手に全てを奪った異世界を憎んでるし、ハクはりこがいればそれでいいんで、二人の世界に籠もるのも仕方ないのかもしれませんけどね。でもそればっかりじゃ物語としてのカタルシスがないんですよ・・・・・・!
価値観が違う異種族の男と付き合うのは大変だね、ってところだけで終わられては困ります。乗り越えてください。

 

今のところ、ハクの凶行をりこはほとんど何も知らない状態。
ただ流されるままにハクに愛され、流されるままに居場所を変えるだけのヒロインですが、どうにか目を開いて自分の足で立って欲しい。そして夫の手綱を握ってほしい。
りこがもっとしっかりしてくれたら面白くなる作品だと思うんですよね。今は精神が退行したまま(24歳社会人とは思えない不安定さなので。理由はあるとしても)停滞しているけれど、今後の成長に期待しています。

 

というか、りこが成長しないと周りの被害が拡大する一方だし・・・・・・。
特に青の竜帝さんが・・・・・・。

 

というわけで3巻以降の変化に期待しています。

 

 

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