インフィニット・デンドログラム1 可能性の始まり/海道左近


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-インフィニット・デンドログラム- 1.可能性の始まり (HJ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2016年11月刊。
無限の可能性を秘めたリアルすぎるゲームを舞台としたVRMMOもの。
この巻はチュートリアル的でまさに序章という感じでした。
ただ、ストーリーのテンポは良いし、キャラは個性的で関係性がユニークだし、なにより設定が素晴らしい。
常に引っかかっていた違和感が伏線となるラストの展開を読んで、このシリーズは今後も追いかけようと決めました。この流れは絶対面白くなるやつ!

☆あらすじ☆
各プレイヤーの行動や性格、プレイスタイルによって独自に能力が進化するシステム<エンブリオ>。人と間違うような、確かにその世界に息づくNPCたち<ティアン>。そんな夢のようなシステムを備えたダイブ型VRMMO<Infinite Dendrogram>は、瞬く間に一大ムーブメントとなって世界を席巻し、数多くのユーザーがこのゲームを楽しんでいた。大学受験を終えて東京で一人暮らしを始めた青年・椋鳥玲二もまた、受験勉強の終了を記念して、かねてより兄に誘われていた<Infinite Dendrogram>を起動する――。

以下、ネタバレありの感想です。

 

まず「インフィニット・デンドログラム」というゲームそのものがとても魅力的。

ゲーム内では現実の3倍の速度で時間が進むとか、プレイヤーそれぞれの個性に合わせて千差万別に変化する〈エンブリオ〉とか、国家間戦争が起こりうる多様な国々とか。
今はオーソドックスな西洋FT国家が舞台ですけど、他の国に拠点を移したりするのかな? アルタ—王国の地下に広がる巨大ダンジョン攻略も面白そうですよね。
世界観の広大さも素晴らしいうえに、「ゲームの目的は何でもいい」というのが良い。プレイヤー各人の選択に全てを委ねるなんて、まさに自由度無限大。私だったら方針決めるまでオロオロしてしまいそうだw

 

そんな無限大の可能性をもつインフィニット・デンドログラムに新規参入した主人公・椋鳥玲二(レイ・スターリング)
先発古参組であるクマ兄ことシュウに初心者講習を受けたあとは、自身のエンブリオである少女・ネメシスと一緒にレベリング。
初クエストが高難易度だったり、陰謀のニオイがする集団PKに出くわしてあっさり死んだり、女衒(!?)の美少年・ルークとパーティーを組んだりと、レイの冒険はなかなか賑やかにテンポ良く進んで面白かったです。
それぞれのキャラクターが魅力的だったのも良い。
クマ兄のキャラがツボだったけど、レイとネメシスのコンビも好きです。しくしく泣く剣を夜通し磨いてあげるマスター・・・w

 

ただ、途中までちょっと気になっていたのはレイにとって都合が良すぎる展開が続いたこと。
リリアーナとの衝突から聖騎士になるまでのレールに乗ったような展開といい、終盤のバトル途中での唐突な進化といい、うーんどうなのかなー、と首を傾げてしまったんですよね。

しかしこれはどうも伏線っぽい??

加えて、人間と遜色ないことをやたら強調されるティアンたちの存在も気がかりだったんですけど、これはもしや???
最後にレイが抱いた疑問と、管理AIの不気味な独り言といい、ゾクゾクさせる展開を予感させて期待が膨らみます・・・・・・!
悪役ロールしてた人たちの暗躍も気になりますしね。物語が進むほどに面白くなっていきそうな予感。

 

レイの冒険が今後どんなものになっていくにせよ、とりあえずルーク&バビロンの淫魔コンビとはしばらくは一緒に遊んでいてほしいなーと思ったり。
ルーク少年はジョブやエンブリオ的になんか闇を抱えてるんじゃないの?と穿って見てるのでぜひ掘り下げてほしいですね(何もないならただのムッツリ少年か・・・)

 

あと、レイと超級プレイヤーたちとのどんな風に関わっていくのかも楽しみ。
特に【破壊王】とか。いったい正体は誰なんだクマー

 

2巻は12月末発売予定ということは1月刊にラインナップされるんですね。次巻も期待しています!

 

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