一華後宮料理帖 第二品/三川みり


一華後宮料理帖 第二品 (角川ビーンズ文庫)
一華後宮料理帖 第二品 (角川ビーンズ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★☆☆
2016年11月刊。
料理好きの妃嬪と恋知らずの食学博士の中華後宮ロマンス第2弾。
今回は後宮で最も地位の高い四夫人が登場。
艶やかな4人の美人さんが揃うと画面的にも華やかになって良いですねー(ノ´∀`)ノ
理美を巡る三角関係もゆっくり進展しているし、続きも楽しみです。

☆あらすじ☆
誰しも求めるのは自分の居場所。「食」を愛する皇女の中華後宮記第2弾!!
明来告知――それは、四人の妃嬪が新皇帝の寵愛を争う儀式。料理好きな皇女・理美と食学博士の朱西は、儀式前の妃嬪達の心を落ち着かせるよう、後宮で料理番の任務を命じられる。個性の強い四夫人を相手に奔走する理美。一方、皇帝・ショウ飛は五龍に会う名目で頻繁に理美の元を訪れていた。朱西は女性に興味がなかったショウ飛の変化を喜びつつも、内心は複雑。そんな折、儀式で使う大切な宝珠が何者かによって盗まれてしまい!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

新皇帝即位の儀式のひとつ「明来告知」で、四夫人の誰が皇帝の隣に立つか決めなければならない後宮。
序列争いにピリピリするなか、理美と朱西は四夫人のために夜食を饗すように命じられ・・・・・・というシリーズ第2巻。

 

まず凪かすみさんのイラストが眼福でした。
四夫人が一気に登場したことで、挿絵の美少女率がぐんと上昇。
美麗な衣装をまとった女の子たちが1つの挿絵でこんなに描かれるのは、他の少女小説をみても珍しいんじゃないかなぁ。華やかでとても素敵でした。

 

個性豊かな美しい四夫人たちと関わっていくことになる理美。
険悪なムードに尻込みしつつ、理美は彼女たちが抱える事情を知っていくことになるのです。

四夫人の事情は、なんとも後宮小説的だなぁと思ったり。
性格も違えば皇帝や後宮に対する感情もバラバラだけど、家の政治に振り回される哀れな境遇というのは共通してるんですよね。後宮小説のこういう暗い側面は、いつものことながら読んでいて辛いものがあります。

 

そんな彼女たちの心を解放する今回の理美の料理。
宝珠盗難事件からここに結びつくのかー、とちょっと感心しました。
国宝をさしおいて「真」と名付けるのは大丈夫なのか、とか、宝珠がバラバラにできる細工がしてあったのはなぜなの?とか色々引っかかる部分はあれど、物語としては面白かったです。

 

四夫人の物語と同時進行で、理美を挟んだ三角関係もゆっくり進行。
祥飛が良い具合にヒーローとしての存在感を発揮してきました。不器用な感じがきゅんきゅんしますw
ただ、彼が本気を出すとなると妃嬪という理美の立場的に朱西に勝ち目はないのでは・・・? とも思ったり。
さらに気になるのは明来告知での祥飛のズルい奇策の直後に書かれた「皇后」の文字。今回めっちゃ存在感を発揮した4人じゃないのであれば誰のことなんでしょうねー???
2巻連続で表紙にいる朱西が理美とくっつかないとしたら、それはそれでちょっと面白いけれど。意外と分からなくなってきた三角関係の行方にドキドキします。

 

理美自身にも何かありそうな前フリがあったのも気がかり。鈴って何のこと??

 

色々と物語が動き出してきたのでしょうか。次巻を楽しみに待っています。

 

スポンサーリンク
 
0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。