キミもまた、偽恋(オタク)だとしても。1〈下〉/渡辺恒彦


キミもまた、偽恋(オタク)だとしても。1〈下〉 (オーバーラップ文庫)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★☆☆
2016年10月刊。
隠れオタク×隠れ腐女子のすれ違い系ニセ恋人ラブコメ第2弾。
1巻を上下巻に分けた意味がよくわからなかったものの、ラブコメとしては面白かったです。
隠れオタクあるあるが身につまされるw

☆あらすじ☆
「隠れオタク」として高校デビューを果たした村上政樹は、「隠れ腐女子」の長島薫子と「偽装恋人」関係を続けていた。二人ともがオタクであることを知らぬまま。自分がオタクであることをバラさないよう、慎重に。デートの約束も取り付け、順調に恋人としてのイベントを積み重ねる二人。だが、二人が本当に楽しみにしていたイベントは別にあった。それこそがオタクの祭典、同人誌即売会! オタクの血が騒ぎ、理性を失う空間。そこで二人は同時に居合わせてしまい……。そして、同人誌即売会後に二人にとっての初デート当日を迎えることに!? 政樹と薫子の「偽装恋人」関係と彼らの「秘密」の行方は!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

おじいちゃん・・・・・・!
あっさり明かされた真相がベタだけど笑うしかないですね、これ。言われてみれば同居の家族にオタ隠しなんてできるわけなかったか・・・・・・身辺調査はびっくりしたけれど、そんなことしなくても普通は察するよねっていう。
見て見ぬふりしてくれる生温かい家族の目に、なんだかちょっとゾッとしましたw

 

それはさておき、今回は地元の同人誌即売会でのニアミスと、政樹と薫子の初デート。
バレの危険を犯しても危ない橋を渡らざるをえない隠れオタクの業。わかりみが深い。
どこまでの範囲ならオタバレせずにすむのかという、じりじりとした探り合いに心当たりがありすぎてニヤニヤしてしまいました。
でも「進○の巨人」はセーフでしょ? ダメなの? まぁワンピよりオタくさいと言われるとそうかもしれないけれど。
オタを隠したいならラノベはさておき漫画って範囲が難しいんですよねぇ。個人的には集英社・講談社系列の漫画なら喋ってもOKな気がするけれど、それ以外はよくわからん。

 

そういう探り合いをしつつも、オタク臭がにじみ出ている政樹と薫子の会話。
このじんわりオタクっぽさが漏れ出す感じがうまいです。互いに自然すぎて何がおかしいか気づかないところもツボ。早くカミングアウトしてオタ恋すればいいのに。

 

オタバレフラグが立ったのか立ってないのか分からない展開を挟みつつ(佐竹くん良いやつだなぁ)、大きなトラブルもなく次巻へ続く。
もうちょっと波乱があっても良かったかなぁ。1巻の下巻である意味を感じないフラットさはちょっと気になりました。

 

とはいえ、がんばって「偽」を取ろうとアピールする政樹と、デートが楽しすぎて「偽」であることを忘れてる薫子のじれったい距離感を満喫できて楽しい1冊でした。

次巻も期待!

 

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