公爵令嬢は騎士団長(62)の幼妻/筧千里


公爵令嬢は騎士団長(62)の幼妻 (カドカワBOOKS)
公爵令嬢は騎士団長(62)の幼妻 (カドカワBOOKS)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2016年5月刊。
婚約破棄をきっかけとして真実の愛に生きることを決意した公爵令嬢(16)と、そんな彼女から熱烈に求婚されてしまう騎士団長(62)。
年の差46歳という衝撃のラブコメですが、還暦超えてる騎士団長の純情に萌えの新境地を開拓する(かもしれない)作品でした。
ヒロインが個人的に苦手なタイプだったけれど、今後の成長が期待できそうな感じ。楽しみにしています。

☆あらすじ☆
年の差46歳差!? 恋愛初心者の騎士団長を攻め落としますっ!
「ヴィルヘルム・アイブリンガー様。キャロルを、お嫁にしてくださいませ」――公衆の面前で婚約破棄されたのは、一世一代のチャンス? 温室育ちで健気な幼妻の猛アピールに、堅物騎士団長(62)陥落……か!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

頭がお花畑の第一皇子から一方的に婚約を破棄された公爵令嬢・キャロル
おかげでまともな縁談を期待できない身の上になってしまったものの、これ幸いとキャロルは初恋の相手である騎士団長ヴィルヘルムに求婚。
王と家族の承諾を得たキャロルは、婚姻を渋るヴィルヘルムと「まずはお友だちから」始めることになり・・・・・・という年の差ラブコメ。

 

年の差46歳ってすごいですね。こんな年齢差のあるカップルを主人公にラブコメってできるんですね。挑戦的すぎて震える。
だって16歳と62歳ですよ・・・・・・10年後は26歳と72歳ですよ・・・・・・。
先を考えると血の気が引きそうなんですが、それでも本人たちはマジメにラブコメしているものだから、こちらもマジメにラブコメとして読んでみました。そうすると不思議なことに普通にラブコメとして楽しめるんですよね。なんだこれすごい。

 

心の中で大切にしてきた初恋を晴れて表に出すことができたキャロル。
初恋が叶うかもしれないことに浮かれて思考も行動も暴走していくキャロルは、なんとも幼さの印象が強いヒロインでした。
個人的には「フラれるなら死にます」とか言っちゃうタイプの面倒なヒロインって苦手なんですよね。恋心を押しつける身勝手さが読んでてキツいので。
なのでキャロルに対してもあまり好感は持てなかったのですが、作中でちゃんとその点をお説教されるのでヘイトが堪りすぎないのは良かったです。
むしろ「いい女になる」と決意したことで、今後のキャロルの成長に期待していいんだなって思えましたし。
今は幼くてダメなヒロインだけど、好きな相手と釣り合うために努力していく姿を描いていくのであれば、とても面白い物語になりそうです。

 

そんなキャロルに熱烈なアプローチを受けるヴィルヘルム。
60代のヒーローってどうかなぁと不安だったのですが、この渋さとウブさのギャップは予想以上に萌えますね・・・・・・!
16歳に振り回される62歳って・・・・・・あれ、可愛いじゃないか・・・・・・。

 

今はまだ幼い言動でヴィルヘルムを振り回すキャロルだけど、これから女性としてヴィルヘルムを振り回すことができるようになるのでしょうか。期待したいなぁ。
とりあえず、エピローグでキャロルがした決意表明が予想の斜め上で楽しかったので(本気で騎士団入りするの??)、2巻も読みたいと思います。

 

スポンサーリンク
 
0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。