コップクラフト6 DRAGNET MIRAGE RELOADED/賀東招二


コップクラフト6 DRAGNET MIRAGE RELOADED (ガガガ文庫)[Kindle版]
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年10月刊。
凸凹コンビの痛快ポリスアクション×ファンタジー第6弾。
なにやらタイムリーな選挙戦と陰謀の話でした。相変わらず面白かった!

☆あらすじ☆
『レト・セマーニ』と呼ばれる異世界と、地球世界との玄関口であるサンテレサ市。地球人の刑事マトバと、異世界人の騎士ティラナの二人は、いがみあいながらも数々の難事件に取り組んできた。そのおり、市長選挙の有力候補が射殺される事件が発生する。それにより崩れていくパワーバランス。対立を深める地球人とセマーニ人の両勢力。融和を求める人々と、暴動を起こす人々。混沌がサンテレサ市を覆い、ティラナとマトバの溝が深まっていく。だがその事件の背後には、醜悪な陰謀がうずまいていた――。
『フルメタル・パニック!』『甘城ブリリアントパーク』の賀東招二が送る、大人気ポリスアクションシリーズ第六弾!

以下、ネタバレありの感想です。

 

サンテレサ市の市長選挙が盛り上がり、地球人とセマーニ人の緊張が高まる最中に起こった候補者の射殺事件。
凶器である謎の銃の存在と、術者の関与を察知したケイとラティナは、捜査に乗り出すことになるが・・・・・・という第6巻。

 

過激発言で注目を集める候補者とか、移民問題とか、なにやらリアルを思わせるあれこれがあったのですがあとがきによると偶然のタイミングだったとのこと。なるほど。まぁ普遍的な問題ですしね。それにしてもすごいタイミングだ。

 

それはされておき、今回も問題となってくるのは文明レベルが異なる2つの世界の反発と融和。
メインはポリスアクションだけど異世界ファンタジー要素もがっつりと背景に組み込まれていることが相変わらず読んでいて楽しかったです。
魔法が存在する中世的な異世界に、現代の科学技術を混ぜたら何が起こるのか。
変化を恐れる人の気持ちもわかるよな、ってこのシリーズを読む度に思ってしまいます。掛け合わされて生まれるものがだいたい禍々しいから・・・・・・。

 

とはいえ、動き出した流れはもう止められないのでしょう。
今回のラティナの変化をみていると、強くそう思ってしまいます。
最後の武器交換は「おおっ!」と楽しくなりましたw こういう展開好きだ!
変わっていくことが止められないなら、それを受け入れて強く生きていくしかないんだろうなぁ。

 

今回の事件の顛末も面白かったのですが(ようやくゼラーダと決着かぁ)、一方で気になるのはゼラーダが匂わせたグレーゼの存在。
ラティナの勘が正しければ暗殺者を育てたのも彼らしいし・・・・・・。
お兄ちゃんの伏線はこれまでも少しずつ置かれていましたが、そろそろ表に出てくるのでしょうか。物語が大きく動いていくことに期待したいです。

 

次巻は早めがいいなぁ。楽しみに待ってます!

 

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