公爵令嬢の嗜み3/澪亜


公爵令嬢の嗜み3 (カドカワBOOKS)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年9月刊。
元悪役令嬢の内政奮闘記第3弾。
恋愛面の進展がすごく丁度いいテンポ。ほんのり甘くて、なのに切ないところが好みです。
内政面では色々と覚悟を決めたお嬢様が格好良かったなー。彼女を支える周囲のキャラとの関係性も相変わらず素敵でした。

☆あらすじ☆
自分にその覚悟があるのか──働くお嬢様、人生設計を考える!?
教会破門騒ぎを乗り切った令嬢アイリスに、“国軍解体の動きあり”の知らせが届く。これは戦争の前触れ!? そんな中、護衛のディダに「戦争になったら相手を殺せと命じる覚悟があるのか?」と問われた彼女は……

以下、ネタバレありの感想です。

 

内憂外患の斜陽にある国のなかで、いつか兵士を送り出すことになるかもしれないという自分の立場を改めて認識したアイリス。
「転生したゲームのような世界」での自分の在り方をアイリスが見つめなおす第3巻でした。

アイリスの覚悟の決め方がほんとに理想的な政治家といった感じ。格好いいだけに、ぜひとも有言実行していただきたいところ。

 

まぁそっち方面については大して心配していないのですが、ちょっと気になったのは彼女が元学友たちに過剰に露悪的に振る舞っているようにみえること。
ターニャの言うとおり、ユーリ一派との絡みがあるシーンって「悪役令嬢」っぽさが表にでてきて普段と結構違うんですよね。最初は嫌がらせしてきた相手だし嫌味を言っても当然かと思っていたけれど、もしかしてこれはゲーム補正的な何かだったりするのかな?
まぁ、おバカな彼らをやり込めるのは溜飲が下がるから別にいいのだけど。

 

悪役令嬢といえば、ユーリの素性についても明らかに。
悪どい性格が表にでてきてゾッとしますね。アイリスとの直接対決はもっと先になるかもしれないけれど、しばらくは小競り合いが続くのかもしれないなぁ。張り合いのある悪役がいる物語は面白くなるものなので、ユーリにはぜひとも悪役として頑張って欲しいところです。
しかしこの女の本性を知ったら第二王子はどうするんだろう・・・・・・。

 

相変わらずアイリスが内政問題に奮闘する一方、ディーンとのラブロマンスについても少しずつ進展。
ディーンの憂いの原因がわかってスッキリしたけれど、これは割と根深い問題になりそうな気がして心配です。王様、ほんとにダメな人なんだ・・・・・・。
何も知らないアイリスもひっそりと恋を自覚してひっそりと傷ついてるし、ああもう切ない! カップルみたいなことをナチュラルにしちゃってるのに、互いの想いを押さえ込まなきゃいけないとか!
でもこのじれったいテンポはとても良いです。じっくり恋心をあたためてほしい。ためてためて爆発するのを期待していますw

あと、めざとい人間が周りにたくさんいるんだから時計のアレはいつか気づかれると思うんですけど??

 

そういえば最初は逆ハーかと思っていたけれど(1巻表紙的に)、恋愛方面はディーン一択なんですね。
ディダたちは崇拝って感じだし。
ディダといえばターニャとの同志的関係がなんだか新鮮で良かったです。この2人が今後どうにかなるとかあるのかな?
あと、そろそろ影の薄いライルにも光を当ててほしいw

 

国軍解体騒動といい、ユーリの暗躍といい、色々と気になる問題が山積みですが、続きがとても楽しみです。
4巻も期待!

 

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