宝石吐きのおんなのこ5 ちいさな宝石店といつわりの魔法使い/なみあと


宝石吐きのおんなのこ(5) ~ちいさな宝石店といつわりの魔法使い~ (ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ)
宝石吐きのおんなのこ(5) ~ちいさな宝石店といつわりの魔法使い~ (ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ)

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年10月刊。
宝石を吐きだす不思議な女の子と、彼女を見守るひねくれ者の宝石店店主の日常を描くファンタジー第5弾。
ほのぼの癒やされる前半と緊張感が漂いはじめる後半というメリハリのきいた構成となっていて、今回もとても面白かったです。そろそろ物語が転がり始めたかな??

☆あらすじ☆
大陸東部の穏やかな街、リアフィアット市。そんな街の片隅に、店員二名の小さな宝石店があった。
――『スプートニク宝石店(ジュエリー・スプートニク)』。
その日「宝石を吐き出す」少女クリューと、宝石店店主スプートニクのもとを訪れたのは、ユキからの使いだった。使いから受け取った、封筒の中身には魔法使い・ファンションにまつわる「一つの仮説」が記されていた。
一方、病床の魔法使いソアランは、部下イラージャに、かつての婚約者・ファンションの姿を語っていた。クリューとスプートニクにより二人のもとへ届けられた「仮説」に、ソアランが願うことは、イラージャが決意することは。そしてクリューが、そんな魔法使いたちの姿に、思うこととは…。
宝石に愛された少女の、甘くて淡い、ファンタジーノベル。覚悟と決意の第五幕、開演。
★警察官ナツの休日と、スプートニク宝石店の思い出を描いた短編「つなぐ」収録。

以下、ネタバレありの感想です。

 

前半は、ナツの休日のお散歩を描きつつ、彼女とスプートニク宝石店の2人組との思い出を振り返っていくエピソード。

 

誰彼かまわず基本的に不遜だからスルーしてたけれど、そういやスプートニクってナツに対しては異様に当たりが強いですよね。あんなにババア連呼されたら心折れるよ・・・・・・。
こんな野郎と似てるって言われたら腹も立つだろうけれど、物々交換と思い出を振り返りながら辿り着いた答えがとても優しくてほっこり。

ナツさんほんとにいい女だよなぁ。

 

後半はユキの手紙によってファンションの偽りが暴かれていく緊迫の展開へ。

 

これまでの話からだいたいの予想はついていたけれど、改めてユキが淡々と事実を開示していくとヒヤリとするものがありますね・・・・・・。ていうかユキ姉は千里眼すぎないか?ソアランのリアクションまでお見通しで先読みしまくってて怖い・・・・・・!

 

それ以上に怖かったのはドM下僕くんですけどね。なんかもうナチュラルに変態すぎて恐れ入る。ソアランもだいぶ変態的だと思うけど(ファンションを意識してなぜ魔法少女ができあがるのか・・・)、ラッシュ氏はダイレクトに変態すぎてストレートにやばい。

 

ファンションの偽りが暴かれソアランが動き始めたことで、そしてそれがクリューにも関わってくるかもしれないということで、物語はゆっくりと動き出したのではないでしょうか。

 

親友の切ない恋の在り方をみてクリューにも色々と思うところができたようだし、幼いばかりだった彼女にも変化が生まれてくるのかな?

 

次巻もとても楽しみです。

 

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