アンデッドガール・マーダーファルス2/青崎有吾


アンデッドガール・マーダーファルス 2 (講談社タイガ)
アンデッドガール・マーダーファルス 2 (講談社タイガ)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年10月刊。
待ってました! 怪奇探偵小説第2弾。
名探偵VS怪盗紳士の脳が痺れる知的攻防戦と、強烈な存在感で介入する鳥籠使いの笑劇。そして闇夜に蠢く怪物たちの残虐なパレード。
今回もファンタジーとミステリーが絶妙に調和した読み応えのある1冊となっていました。
コメディがまた秀逸で、一体何度吹き出したことか・・・・・・。怪物たちに翻弄されるホームズとルパンに笑ったw
ラストがまた楽しい展開になっていたので、続きは早めにお願いします(*・人・*)

☆あらすじ☆
一八九九年、ロンドンは大ニュースに沸いていた。怪盗アルセーヌ・ルパンがフォッグ邸の宝石を狙うという予告状を出したのだ。警備を依頼されたのは“鳥籠使い”一行と、世界一の探偵シャーロック・ホームズ! さらには保険機構の用心棒に、鴉夜たちが追う“教授”一派も動きだし……。怪物だらけの宝石争奪戦を制し最後に笑うのは誰か? 加速する笑劇、五つ巴の第二幕!

以下、ネタバレありの感想です。

 

不可視の人狼への手がかりを秘めたブラックダイヤを巡る争奪戦。
ダイヤを狙うのは怪盗紳士アルセーヌ・ルパン。迎え撃つのは名探偵シャーロック・ホームズと「鳥籠使い」輪堂鴉夜。
そこに物騒な保険屋「ロイズ」のエージェントや、怪物を率いる「教授」の一派が介入し、物語は進めば進むほど混戦乱戦しまくりの楽しい笑劇となっていくのです。

 

前巻でほのめかしていた通り、有名キャラクターの大盤振る舞いとなった第2巻。予想以上に色々出てきました。
特にルパンとファントムのタッグは意外性抜群だったなぁ。掛け合いも面白いし、ファントムが思わぬ活躍を見せたりと楽しいコンビでした。

 

しかし、こんなに強烈なキャラクターをぽんぽん出して、全員きっちり活躍させつつストーリーが破綻しないってすごくないですか。

 

最初は、ルパンとホームズの紳士な駆け引きに重点を置いているみたいだし鴉夜たちが道化じみた役まわりなのかなぁ、とちょっと不安だったんです。
まぁ鴉夜たちが生き生きとしていた「これがほんとの取り違え」には吹いたけれどw 津軽おまえ〜〜〜!!!
鳥籠使い一行に振り回されるルパンも面白かった。ルパンはホームズと対峙してるときは普通に格好いいのに、人外どもに関わると急激に三枚目な感じになって不憫(褒め言葉)。肝心なところでエリックには逃げられるしw

 

鴉夜たちの活躍がほしいとはいえ、鴉夜が活躍しすぎるとホームズやルパンを出した意味がなく、全く活躍できないのであれば主人公として失格。
ラストまで読むと、この難しいバランスをうまくとったなぁと感心しきりでした。
鴉夜の活躍のタイミングがまた絶妙なんですよね。
ルパンとホームズの駆け引きに夢中になり気が逸れたタイミングで、彼女ならではの逆転劇。これはルパンもびっくりだし、ホームズには真似できない!w

 

ミステリパートで大いに楽しませた後は、三つ巴ならぬ四つ巴の大混戦。
前巻もそうだったけれど、バトルものとしてもしっかり楽しめるところが本当に好みです。しかも前巻以上に混乱して壮絶で派手なバトルの連続。
それでも肉弾戦なら津軽有利だと安易に考えていたのに、まさかの強敵登場(正体もまさかって感じだった)で意外にもヒヤヒヤする緊張に満ちた展開へ。
津軽たちの過去の真相が明らかになってスッキリはしたけれど、これは、ちょっと、やばいのでは・・・・・・。

 

敵がチートすぎて勝てそうにないんですけど、大丈夫なんでしょうか。
ていうかこんな人外の戦いを目にしといて、それでも次の戦いに首を突っ込もうとするホームズ氏のメンタルが半端ない。個人的にはルパン&ファントムの再登場にも期待したいところですが・・・・・・。

 

次回は人狼の地をゴールとした競争になるのかな?
1巻から2巻がだいぶあきましたけど、3巻は早めの刊行を待ってます!

 

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