青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない(青春ブタ野郎シリーズ7)/鴨志田一


青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない (電撃文庫)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★★★
2016年10月刊。
冒頭からボロボロ泣きっぱなしのまま読了。
素晴らしかったです。良い小説だー!!

☆あらすじ☆
翔子のついた優しい嘘。麻衣が願った真剣な思い。咲太が選んだ答えとは!?
「わたしはね咲太君。大好きな人には幸せになってほしいんです」
初恋の人、翔子から教わった優しさ。
「ふたりで幸せになるわよ」
今を支えてくれる、恋人の麻衣から学んだ勇気。
高校二年生の冬、今と過去を支えてくれた大切な人たちが幸せになれる未来を求め、咲太は歩み始める――。
新たなる未来へ踏み出すシリーズ第7弾!

以下、ネタバレありの感想です。

 

自分の命と引換えに翔子を救うか、麻衣との未来を選ぶか。

 

あまりにも残酷な選択が突きつけられた結果の死に呆然とした状態で始まる第7巻。
麻衣を失ったことへの咲太の絶望感に苦しくて、ずっとボロボロ泣いていた気がします。
咲太が麻衣のことをすごくすごく好きだったんだということが改めて伝わってきて、それが本当に辛かった・・・・・・。

 

とはいえ、ここで終わるわけがない。鍵を握るのはやはり思春期症候群。

 

「現在」から「過去」へ戻ってやり直すのではなく、「未来」から「現在」へと戻る?
相変わらず現象への理解が難しいなぁと冷や汗垂らしつつ、麻衣さんが救われる未来を掴みとれますように!と祈る思いでページをめくっていました。

 

そうしてようやく得たチャンスの中で必死にもがく咲太。
そんな彼に最初に手を伸ばしたのが朋絵だったのは意外だったものの良い配役でした。あの絶望感からの救いの手は泣ける。
再会が叶ったシーンはそれ以上に最高でした。
麻衣さんほんとに超好き。ラノベヒロインの中でもトップクラスに好き。
泣きながら頼むからこれからも咲太と一緒に幸せな人生を生きて・・・・・・。

 

さて、過去のやり直しが叶ったものの、最初に提示された2択は未だに存在。
麻衣を選んでしまったのなら、翔子はこれからどうなるんだろう。
雪だるまのシーンの明るさに痛々しいものを感じてしまって辛かったです・・・・・・悲しさを押し込めてるのは諦めているからなの?って思ってしまった。

 

おかげで、最後の最後で巻き起こった奇跡に胸が震えるほど感動したんですけどね。

 

まぁ終盤の展開を理解できているのか自信はないんですけど。
翔子の思春期症候群は彼女が自分で封じた?
その一方で、「未来」を無意識に知った咲太たちの「気づき」が、少しずつ良い方向に「未来」を作っていったということ?
麻衣さんが出演した映画がドナー集めに大きな力になったようですし・・・・・・。人気芸能人の影響力はすごいからなぁ。

 

細かい部分はさておき(疑問を脇に置くしかないくらい読ませる力がすごかった)、再び起こった過去の改変によって大団円の未来が生まれたのは本当に良かった。
咲太がこれまでの全てを賭けようとしたときにはヒヤリとしたけれど、彼は賭けに勝ったということですよね。
ラストで咲太が叫んだ名前にまたも涙がポロリ。
ほんと今回の咲太につられて私の涙腺もゆるゆるでしたわ・・・・・・。

 

毎度のことながら素晴らしいストーリーだったなぁ。。
1巻からの伏線も全て回収したことだし、ここで完結でも綺麗だとは思うのですが、シリーズはまだまだ続くとのこと。
次巻からの新展開も楽しみに待とうと思います。

 

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