悪役令嬢、時々本気、のち聖女。2・3/もり


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1巻の感想はこちらから


総評:★★★★☆
2巻:2016年2月刊、3巻:2016年7月刊。
悪役令嬢ロールプレイをしつつ、引っ込み思案な自分を変えようと頑張る侯爵家の令嬢の物語。
全3巻で綺麗に完結しています。
エリカの初恋の結末が結構好きだったなぁ。切なくて。
それでも最後はハッピーエンド。とても楽しい作品でした。

☆あらすじ☆
どうか僕と正式に婚約して頂きたい――。殿下からついに婚約を申し込まれたエリカ。勢力争いのため、アンドール侯爵家の力を借りたいとの理由に、その場で婚約を拒絶する。しかし、ギデオンが病に冒され、余命幾ばくもないことを知ってしまったエリカは、魔法石の力によってギデオンの病が快方に向かう可能性があると知ると、暗黒の森へ行くことを決意。森のそばの離宮への滞在を目的に、殿下との仮初(かりそめ)の婚約を決断する……。引っ込み思案の自分を変えたいと奮闘する、純情乙女エリカの恋と魔法の学園物語第2弾!

以下、2巻・3巻のネタバレありの感想です。

 

かつて演じた悪役令嬢のキャラクターを参考に、引っ込み思案で世間知らずな自分をうまくカバーしながらトラブルに立ち向かうエリカ。
そんな彼女のギデオンに対する恋とヴィクトル王子との微妙な関係を描く物語でしたが、全3巻で綺麗に完結。

 

まずギデオンへの初恋については、ちょっと切ない結末でした。
エリカ自身が決めたこととはいえ、命のかかった貸し借りが生まれてしまった以上はこの結末も仕方ないのかな。それ以前に恋人だったら逆に愛が深まったのかもしれないけれど・・・・・・。
落としどころとしてはこの上なくしっくりきているのですが、ここだけ見たら哀しい気持ちになってしまいます。あれだけ必死に頑張ったのに。見返りを求めないエリカの誠実さに心を打たれましたけどね。

 

それでも哀しいだけではなく幸せな読後感がもたらされるのは、エリカとヴィクトルの新たな恋が始まったから。
2巻からの殿下の健気な頑張りっぷりは脱帽ものでしたから、報われてくれて嬉しい。だいたい、好きな男のために頑張る好きな女を支えるってどれだけ良い人なんですか。途中からエリカの初恋よりも殿下の片想いを応援してたくらいです。
そして満を持してのエリカの告白シーンではヴィクトルの反応が可愛すぎてゴロゴロ。結婚式も幸せオーラ全開で更にゴロゴロ。ハッピーエンドで本当に良かった!

 

エリカの恋を描く物語としても良かったけれど、彼女の冒険譚としてもなかなかの面白さでした。
タイトルそういうことだったのかと。「のち聖女」の部分が作中に現れてきたときにはテンションがあがりました。2巻終盤の水戸黄門展開もベタだけど大好き!
途中で登場した森の魔獣たちの意味深な言動には首を傾げましたが、事情がわかるとああなるほどという感じ。エリカの愛読書の正体には笑ったし、なんかもうこのお祖母様主人公のスピンオフが読みたい!w

 

そういえば、エリカとヴィクトルのすれ違いの原因となった例のトラウマ事件って、結局ヴィクトル悪くなかったんですね・・・・・・なんかもうホント不憫だな殿下・・・・・・。いえ、今が幸せなら問題なしなのでしょう。お幸せに!

 

楽しい悪役令嬢モノでした。
書籍版は十分面白かったし不満はないのですが、WEB版をチラ見した感じカットが結構多いのかな?
折りをみてWEB版も読んでいこうと思います。

 

 

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